検索
         
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. NEWS
  3. Xiaomi Smart Band 8と 8 Activeの違いを比較使用レビュー

Xiaomi Smart Band 8と 8 Activeの違いを比較使用レビュー

NEWS

2024.01.29

シャオミ・ジャパンが2024年1月15日(月)に発売した新作スマートウォッチ「Xiaomi Smart Band 8 Active」。

市場想定価格は3,480円(税込)と、大手ブランドXiaomiのモデルとしては超格安。

安さの限界を突破したモデルとして注目を浴びており、当サイト「スマートウォッチライフ」でもレビューをお届けしました。

詳細は下記のリンクの記事&動画でご確認いただきたいですが、さすがXiaomiのモデルという感じで、この価格では破格の性能を持っていました。

あわせて読みたい:【価格破壊】Xiaomi Smart Band 8 Active使用レビュー。3480円で性能抜群のスマートウォッチ

一方で、ほぼ同じ名前で、見た目の雰囲気も似ているXiaomiの定番モデル「Xiaomi Smart Band 8」との違いが気になる人や、どちらを購入すべきか迷っている人もいると思います。

当サイトでは、両モデルをブランド側かお借りできたので、今回の記事で比較使用レビューをお届けします!

先に結論をお伝えすると、筆者の体感としては「2000円ちょっと違うだけで、かなり性能や使い勝手が違う!」と感じました。

※広告記事ではありませんので感想は率直にお伝えします!

比較レビューするモデルはこちら!

Xiaomi Smart Band 8 Active

市場想定価格:3480円

Amazonで詳細を見る

楽天で詳細を見る

カラーはブラックとピンクの2色を用意。

細身でシンプルな見た目なので、特にブラックカラーはスーツなどに合わせて着用していても悪目立ちはしないでしょう。

別売りのストラップも980円で購入可能で、アイボリー、オリーブ、ブルーの3色があります。

Android 8.0以降、iOS12以降のスマホに対応しているので、最近のスマホならどんな機種でも使用できるでしょう。

以下、記事中では「Band 8 Active」と表記します。

Xiaomi Smart Band 8

市場想定価格:5,990円

Amazonで詳細を見る

楽天で詳細を見る

Xiaomiの定番モデル。

ケースの形状が少し違う以外は、見た目はほぼBand 8 Activeと一緒ですね。

カラーはブラックとゴールドの2色を用意。

レザーとメタルをミックスしたチェーンストラップとのセットもあります。

Android 6.0/iOS 12.0 以降のスマホに対応しているので、最近のスマホならどんな機種でも使用できるでしょう。

以下、記事中では「Band 8」と表記します。

搭載している主要機能の比較

それでは本モデルに搭載されている主な機能を、当サイトが使用しているスマートウォッチの主要機能表で比較してみます(当サイト調べ)。

緑色の部分が搭載している機能です。

違う部分も一部ありますが、ほとんどの搭載機能は一緒のことが分かります。

また市場想定価格が5000円前後のモデルだけあり、どちらも搭載されていない機能が色々あります。

高性能モデルによく搭載されている「Suicaでの決済機能」「マイク、スピーカー(音声アシスタント)」「高度計」といった機能はありません。

一方で、スマートウォッチの基本機能であるスマホからの各種通知の受け取り、歩数や消費カロリー、睡眠の計測、天気の確認などはバッチリできます。

血中酸素濃度の計測もできるのは嬉しいですね。

なおGPSなどの位置測位システムには対応しておらず、運動中の移動の軌跡を記録するにはスマホを一緒に持ち運ぶ必要があります。

運動計測そのものはスマホなしでも可能です。

では、両者の違いは何かというと、このスペック表では「時計の画面の常時表示ができるか・できないか」「運動時のVo2MAX(最大酸素摂取量)の計測ができるか・できないか」くらい。

いずれも可能なのは、価格が上のBand 8です。

この2点では、高価格のBand 8のほうが機能が上になっています(ただ常時表示できるのは時刻表示のみのシンプルな画面です)。

こうやって搭載機能をざっと比較する限りは、そんなに違いがなさそうなのですが、以下で「他にどんな部分が違うのか」を詳しくチェックしていきます。

見た目・素材の違い

まずはケース(時計本体)の見た目やサイズの違いについて確認です。

サイズは以下のような形となっています。

●Band 8 Active:縦42.81mm × 横25.42mm × 厚さ9.99mm 1.47インチ

●Band 8 :縦48 mm × 横22.5 mm × 厚さ10.99 mm 1.62インチ

価格の高いBand 8のほうが縦は長い一方で横幅は狭く、厚さは1mmだけ分厚いです。

そしてディスプレイのインチ数(対角線の長さ)は、Band 8 のほうが大きくなっています。

画面の大きさについては、このように微妙な差なので、どちらが特段有利とはいえないでしょう。

ただ、細長い卵型のBand 8のほうが、のっぺりした長方形のBand 8 Activeより見た目がスマートで、高級感もあるように感じます。

重量については、「Band 8 Active」も「Band 8」もさほど変わらず、どちらの本体のみだと15g程度でした。

ケースの素材はいずれも表記なしですが、「Band 8」は「メタル質感のベゼルデザイン」との記載がありました。

実際に金属っぽい雰囲気の高級感のある見た目になっています。

一方の「Band 8 Active」はプラスチックっぽい素材で、こちらのほうが見た目は安っぽいといえます。

なお「Band 8」は「メタル質感」と書いていても「メタル」とは明言していません。

重量が同じことを考えても金属(メタル)素材は使っていないことが想像できます。

ディスプレイの違い

見た目の印象として大きく違うのは、ディスプレイの種類と性能の違いです。

公式表記のスペックを見てみましょう。

●Band 8のディスプレイ
1.62インチ 有機EL(AMOLED) タッチディスプレイ
解像度:192 × 490 ピクセル
輝度:最大 600 nit (調節可)
ケース素材:2.5D 強化ガラスケース

●Band 8 Activeのディスプレイ

1.47インチTFTディスプレイ
解像度:172×320ピクセル、247PPI
輝度:最大450nit以上
素材:強化ガラス、指紋防止加工|2.5Dマイクロ曲面ガラス

Band 8 Activeはバックライト式の比較的安価なTFTディスプレイなのに対し、Band 8は有機EL(AMOLED) ディスプレイが採用されています。

有機EL(AMOLED) ディスプレイは、ハイスペックなスマートウォッチにも採用されている高性能なディスプレイ。

この2モデルを並べて見ると、画面の綺麗さはかなり違うことが分かると思います。

並べて見比べると「Band 8 Active」の表示は安っぽく見え、「Band 8」のほうは高精細でキレイにみえます。

上記は「ワークアウト」アプリの画面ですが、アイコンのデザインそのものも違いますし、左のBand 8のほうが見やすくおしゃれですよね。

なのでディスプレイの大きさはほぼ一緒でも、見た目の印象は価格が上のBand 8のほうが上といえるでしょう。

ただ、文字を視認するぶんには両者とも問題ないため、どちらを選ぶかは好みの問題と、予算の問題になってくるでしょう。

ウォッチフェイスの種類

Band 8は200種類以上用意されているのに対して、Band 8 Activeは100種類以上。

バリエーションの数で、Band 8が勝っています。

また前述のようにディスプレイの美しさがBand 8が上で、ケースの素材や形状もBand 8のほうがオシャレなため、同じようなウォッチフェイスを選んでも、見た目のスタイリッシュさはBand 8が上になるでしょう。

搭載アプリやウィジェットの違い

搭載されているアプリにはさほど違いはありませんでしたが、

・懐中電灯(画面を明るく光らせて懐中電灯の代わりにする機能)

・集中モード(仕事で集中する時に通知等をオフにする機能)

・深呼吸(バイブや画面の表示に合わせて深呼吸できる機能)

などはBand 8のみに搭載されていました。

また表示できるウィジェット(左右のスワイプで呼び出せる機能)のカスタム性もBand 8が上。

1画面に2つの機能や指標を表示して、そこをタップするとアプリや詳細データにジャンプする……という機能もありました。

この画像のウィジェットでは、睡眠のデータと心拍数を表示。

タップすると詳細データにジャンプできます。

こうした操作性の良さもBand 8の魅力と言えます。

搭載センサーの違い

以下、そのほか公開されているスペックで違う部分もチェックしていきます。

搭載されているセンサーについては以下のような形です。

●Band 8 Active

PPGセンサー、加速度計、モーター:ERM(振動モーター)

●Band 8

PPG 心拍数センサー、高精度 6 軸センサー、環境光センサー

まず「PPGセンサー」(Band 8 Active)と「PPG 心拍数センサー」(Band 8)は、表記が違うだけで同じものの可能性もあり、違いはよく分かりませんでした……。

次は加速度計(Band 8 Active)と高精度 6 軸センサー(Band 8)の違いについてです。

Band 8 Activeの「加速度計」は、縦・横・高さの3次元の動きを検出可能な「3軸加速度センサー」を指しているものと思われます。

この加速度計の搭載により、本モデルは歩数や歩行速度の計測などが可能になります。

一方のBand 8の「高精度 6 軸センサー」とは、この3軸加速度センサーに3軸の「回転」や「向きの変化する速度(角速度)」を計測できるジャイロセンサーを加えたもの。

そのため、身体のより細かい動きを正確に計測できるわけです。

またBand 8のみの搭載されている「環境光センサー」は搭載機器周辺の明るさを検出してくれるセンサー。

自動明るさ調整機能も搭載しており、手首を上げると環境に合わせて理想的な明るさレベルに自動調整ししてくれます。

こうしたセンサーの種類や性能も、価格が上のBand 8が上回っているといえます。

バッテリーの違い

バッテリーの性能の違いも確認しておきます。

●Band 8

充電タイプ: マグネット式充電
充電時間:約 1 時間
通常使用モード:最大16日間
容量:190 mAh

●Band 8 Active

充電タイプ:磁気充電
充電時間:120分未満
通常使用時間:14日間
容量:210mAh

Band 8のほうがバッテリー容量が小さいですが、通常使用モードの持ち時間は長く、フル充電までにかかる時間も短くなっています。

こうした点からも、価格が上のBand 8のほうが性能が上回っていることがわかります。

バンドの違い

次はバンドの違いです。

バンドはどちらもTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材で、表記上での違いはありません。

パッと見も違いはないように感じます(上の写真の左がBand 8 Activeで、右がBand 8のバンドです)。

が、実際に触って着用してみると、Band 8のバンドの方が素材が固くて芯がしっかりしていて、Band 8 Activeは柔らかい印象でした(上の写真も、よく見ると右側のBand 8のほうが素材がしっかりしている感じが分かると思います)。

Band 8 Activeを着用したとき、少し腕に付けづらく、固定しづらい印象を持ったのですが、これは素材が柔らかすぎたことが原因かもしれません。

一方でBand 8は腕に巻き付けやすく、固定もしやすかったので、このあたりも価格相応の使い勝手の差を感じました。

ちなみに換えバンドのバリエーションもBand 8のほうが多く、メタルっぽい質感のケースに合うメタル系のバンドやレザー系のバンドも用意されています。

またバンドの付け外しも、Band 8はボタンを押して簡単に外せるクイックリリースの構造を採用。

Band 8 Activeはケースの周囲をゴム製のバンドで覆う形なので、力を入れてガバっと付け外す構造です。

着せ替えの簡単さや楽しさもBand 8のほうが上といえるでしょう。

ワークアウト計測の違い

対応する運動の種類はBand 8 Activeが50種類以上なのに対し、Band 8は150種類以上と多め。

この違いは、おそらく前述のセンサーの違い(Band 8 Activeが3軸なのに対しBand 8は6軸)によるものと思われます。

が、そんなに沢山の種類の運動をする人はほとんどいないため、ランニング等での使用を考えている人は、この数の違いは無視して良いでしょう。

実際にBand 8 Activeでもランニングの基本的な数値の計測は問題なく行えていました。

気になったのはBand 8のほうが水泳に対応していて、Band 8 Activeの方は対応していなかった点くらいです。

ちなみにBand 8は別売のランニングクリップというものを使えば、靴に装着してランニングを計測することも可能です。

こちらは本格的にランニングをする人には楽しいアイテムかもしれませんね。

なお運動中に時計本体に表示される画面は、表示の順番が違うくらいで内容は一緒です。

ただ、表示の見やすさは、やはりBand 8が上といえます。

ただし、計測後の結果をアプリ上で見ると、価格が上のBand 8のほうは「トレーニング効果」「最大酸素摂取量」「トレーニング負荷」「回復時間」「活力スコア」といった指標が表示されていました。

こうした点からも、Band 8のほうが運動計測に関しても上の性能を持っているといえます。

健康計測の違い

睡眠、心拍数、血中酸素の計測などはどちらも可能ですが、Band 8には「活力スコア」の計測も可能になっています。

活力スコアは、現在の身体活力の状態を評価する指標で、7日間のあいだに中程度以上の激しい運動を行うとスコアが変動します。

使用にあたって少し知識が必要な指標ですが、Band 8にはこうした高性能な機能も搭載されているということです。

なお肝心の計測精度に関しては、Band 8もBand 8 Activeも大差がないという印象でした。

色々と違うけど、どちらが良いかは使い方次第!

……という感じで両者を比較してみると、細かい部分では想像以上にいろいろな違いがありました。

やはり性能は「Band 8」のほうが上で、見た目のスタイリッシュさも「Band 8」のほうが上だと感じましたが、価格が違うので、これは当然のことといえるでしょう。

そして、「どちらがオススメか」は人によって変わってきます。

「とりあえず安い価格で初めてのスマートウォッチを買ってみたい」という人にはBand 8 Activeのほうがオススメですし、表示のキレイさにこだわる人や、見た目のスタイリッシュさにこだわる人には、多少予算が上がってもBand 8のほうがオススメといえます。

この記事ではつらつらと違いを書いてきましたが、これを読んでも「自分にとっては『別にどっちでもいい』って感じの違いしかなかったな」と感じた人も、Band 8 Activeでまったく問題ないでしょう。

どちらも世界的な大手ブランドXiaomiの製品で、アプリの使い勝手の良さなどは間違いなく良いため、筆者としては「どちらもオススメ」です。

AmazonでBand 8 Activeを見る

AmazonでBand 8を見る

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


RANKING

  1. 日本糖尿病学会が「血糖測定機能をうたうスマートウォッチ」に注意喚起

  2. 超良コスパのスマートウォッチ「Redmi Watch 4」使用レビュー。1万円程度の大画面モデル

  3. Haylouのアクティブスマートウォッチ「Solar Pro」先行販売スタート

  4. Xiaomi Smart Band 8 ProとRedmi Watch 4を比較レビュー【どちらもハイコスパなスマートウォッチ】

  5. Google Pixel Watch 2とGalaxy Watch6を専門サイトが徹底比較! 勝つのはどっち?

  6. 土屋鞄、新ブランド「ATTITU(アティテュ)」発表。Apple Watchバンドなど全5型が新発売

  7. 『鬼滅の刃』スマートウォッチを4月24日(水)に予約販売、5月13日(月)に一般発売

  8. 薄型軽量で大人気のBandシリーズ最新作「HUAWEI Band 9」が新発売(8,580円)

  9. Xiaomi Smart Band 8と 8 Activeの違いを比較使用レビュー

  10. ドコモ、Visaのタッチ決済対応スマートリング「EVERING」を発売 ~ドコモとEVERING、スマートライフ事業の共創に向けた業務提携契約を締結~

NEW CONTENTS

  1. 日本糖尿病学会が「血糖測定機能をうたうスマートウォッチ」に注意喚起

  2. Haylouのアクティブスマートウォッチ「Solar Pro」先行販売スタート

  3. 薄型軽量で大人気のBandシリーズ最新作「HUAWEI Band 9」が新発売(8,580円)

  4. ドコモ、Visaのタッチ決済対応スマートリング「EVERING」を発売 ~ドコモとEVERING、スマートライフ事業の共創に向けた業務提携契約を締結~

  5. 軽量小型で4800mAhの大容量! ニトリがスティック型のモバイルバッテリーを発売(1,990円)

  6. 『鬼滅の刃』スマートウォッチを4月24日(水)に予約販売、5月13日(月)に一般発売

  7. 土屋鞄、新ブランド「ATTITU(アティテュ)」発表。Apple Watchバンドなど全5型が新発売

  8. NOMADのApple Watchスポーツバンドの限定カラー、1年ぶりの販売再開

  9. Withingsのハイブリッド型スマートウォッチ「ScanWatch Light」が販売スタート

  10. Xiaomi Smart Band 8 ProとRedmi Watch 4を比較レビュー【どちらもハイコスパなスマートウォッチ】

TAG

タグをさらに表示