検索
  1. スマートウォッチライフTOP
  2. コラム・業界分析
  3. Apple 1強時代に陰り?アジア系ブランドが世界のウェアラブル市場で急成長

Apple 1強時代に陰り?アジア系ブランドが世界のウェアラブル市場で急成長

コラム・業界分析

公開日: 最終更新日:

Apple 社のスマートウォッチApple Watchとワイヤレス・イヤフォンAirPodsは依然として世界のウェアラブル市場で首位を占めているものの、その独占優位性は揺るぎつつある。

そんなレポート(*1)を米国マサチューセッツ州ボストン郊外に本拠地を構える市場調査会社International Data Corporation (IDC)が発表しました。

*1. Worldwide Shipments of Wearable Devices Grew 8.8% Year Over Year in Q1 2024 While Average Selling Prices Continue to Decline, According to IDC. https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS52322724

廉価製品メーカーがAppleを追い上げ

写真はHUAWEI WATCH GT 4シリーズ

上のレポートはIDCが独自にウェアラブル市場の動向を探るために、2024年第1四半期のデータを前年同時期と比較したものです。

それによりますと、全世界におけるウェアラブル製品全体の出荷量は前年度より8.8%増えました。しかし、業界王者であるApple社は苦戦しています。とくにApple Watchの出荷量は前年度より19.1%減、AirPodsなどを含めたApple社のウェアラブル製品全体でも18.9%減ということです。

それでもApple社はシェア率1位(18.2%)の座を堅持しているのですが、その背後に迫る2位Xiaomi(10.5%)、 3位Huawei(9.6%)、4位Samsung(9.3%)が軒並み急成長を遂げています。

XiaomiとHuaweiは中国、Samsungは韓国。東アジアの企業がApple社を猛追しているわけですが、さらに第5位にはインドのImagine Marketing(5.4%)がつけています。

上位5社を除いたシェアは合計で半数近くになります(46.9%)。ウェアラブル市場はこうした小さな無名の企業群が成長することによって押し上げられているとIDCのレポートは指摘しています。

出荷量の増大と反比例するかのように、平均販売価格は5四半期連続で下落し続けていて、2024年第1四半期は前年比マイナス11%でした。つまり、安いウェアラブル製品が増えているのです。

IDCのウェアラブル市場調査ディレクターを務めるラモン・T. リャマス氏はレポートの中で次のように述べています。

「中小地域ベンダーの動向に注意を払うことが大切です。ウェアラブル製品への関心は失われていませんが、有名ブランドの高価格化は多くの消費者を遠ざけています。そのことは低コストで必要十分な機能を備えた地域ブランドにとって追い風になっています。XiaomiやImagine Marketingなどが世界中でトップブランドと肩を並べて確固たる地位を得つつあるのはそのためです」

どうやらウェアラブル市場はApple社1強を脱し、戦国時代に突入しているようです。選択肢が広がるという意味で、消費者にとっては良き傾向だと個人的には感じています。

もうひとつ個人的な感想を付け加えるとすれば、Apple社を脅かすライバルに我らがニッポンの企業名が見当たらないことはまことに残念なことなのですが。

●執筆者プロフィール 角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー走部監督を務める。年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンを走る市民ランナーでもある。フルマラソンのベストタイムは3時間26分。公式Facebookは https://www.facebook.com/WriterKakutani

 はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、 記事の探し方ガイド から目的別に読めます。

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事


   

RANKING

  1. Apple公式整備済製品のiPad、iPad(第10世代)・iPad mini 6・iPad Air(M2/M3)・iPad Pro各モデルが在庫あり【2026年1月19日】

  2. 無料でここまで学べる。東大・松尾研「LLM大規模言語モデル講座」講義スライドという最強の学習資料

  3. AI音声アシスタント搭載で1.75インチ大画面スマートウォッチ「Mibro Watch Fit」発売

  4. 南陽市が公開した「生成AIプロンプト集748例」が前代未聞のボリュームで凄すぎた

  5. Amazfit T-Rex Ultra 2が2月26日発売|64GBストレージ&最大30日バッテリーの最強タフネスモデル登場

  6. Apple公式の整備済iPhone在庫更新! 14/15/16 Pro Maxが中心に追加【在庫更新|2月24日】

  7. AI初心者でも今日から使える!ChatGPTおすすめプロンプト記事まとめ【保存版】

  8. 侍ジャパン初のスマートリング誕生!AI搭載『侍ジャパン×b.ring』数量限定モデルが2月27日発売

  9. 3万円でここまでできる?Amazfit Active MAXを本音でレビュー(運動・睡眠・バッテリー検証)

  10. 学費無料で世界第3位の革新性──「42 Tokyo」とは何か?ひろゆき氏のポストで再注目のエンジニア養成機関

   

NEW CONTENTS

  1. 無料でここまで学べる。東大・松尾研「LLM大規模言語モデル講座」講義スライドという最強の学習資料

  2. 建設・倉庫現場の熱中症対策に新提案 月額制ウェアラブル「REC’sAAASWatch」受付開始

  3. Google正規保証「Pixel Care+」日本開始 全モデル料金一覧と紛失・盗難補償を徹底解説

  4. Apple公式整備済製品のiPad、iPad(第10世代)・iPad mini 6・iPad Air(M2/M3)・iPad Pro各モデルが在庫あり【2026年1月19日】

  5. Apple公式の整備済iPhone在庫更新! 14/15/16 Pro Maxが中心に追加【在庫更新|2月24日】

  6. Metaのスマートグラスに「顔認識機能」搭載の噂。便利さの裏に潜むプライバシーの境界線

  7. もう財布を失くさない。MOFTの新製品「Trackable Wallet Stand」が海外で販売開始

  8. Metaが2026年にスマートウォッチ参入か?AIウェアラブル戦略「Malibu 2」復活報道

  9. Ankerモバイルバッテリーが30%OFFに!故障品もOKの買い替えキャンペーン開催

  10. Amazon整備済みスマートウォッチ最新在庫まとめ【2月22日】|Apple Watch/Pixel Watch/GARMIN/Galaxy