新機能でAirPodsがコンテンツ制作のパートナーに
Appleは2025年6月、AirPodsシリーズに「スタジオ品質の音声録音」と「カメラリモート」機能を追加することを発表しました。
このアップデートは、AirPods 4、アクティブノイズキャンセリング搭載AirPods 4、そしてAirPods Pro 2に対応しており、コンテンツ制作やコミュニケーションの可能性を広げます。
スタジオ品質の音声録音でプロレベルの収音が可能に
この新機能では、以下のような特長があります。
・H2チップとビームフォーミングマイクによる高性能な音声処理
・「声を分離」機能により、雑音が多い場所でもクリアな録音が可能
・iPhoneの通話やFaceTime、CallKit対応アプリなどでの利用も想定
・音声メモやメッセージアプリ、Web会議ツール、他社製録音アプリにも対応
インタビュアー、ポッドキャスター、歌手など、外出先で高音質な音声収録を必要とするクリエイターにとって大きな武器となります。
AirPodsがビデオ撮影のリモコンに
もう一つの注目機能が「カメラリモート」です。AirPodsの軸部分を長押しすることで、次のような操作が可能になります。
・iPhoneやiPadのカメラアプリ、または対応アプリでのビデオ撮影の開始・停止
・写真の撮影
この機能は、離れた場所からの撮影や、自分自身のパフォーマンスを記録したいユーザーにとって非常に便利。ダンス動画や歌唱パフォーマンスの録画など、さまざまな場面での活用が期待されます。
提供スケジュールと対応デバイス
・本日よりApple Developer Program(developer.apple.com/jp)でテスト版が提供開始
・パブリックベータは来月、Apple Beta Software Program(beta.apple.com/ja)で公開予定
・正式版は2025年秋、iOS 26、iPadOS 26、macOS Tahoe 26の無料ファームウェアアップデートとして配信予定
なお、提供される機能は言語や地域、または現地法規によって制限される可能性があります。詳細はApple公式サイトをご覧ください。
AirPodsはイヤホンの枠を超えて進化する
今回のアップデートは、AirPodsが単なる音楽再生用イヤホンではなく、音声収録デバイスやリモートシャッターとしての役割も担う多機能ツールへと進化したことを示しています。音声と映像のクオリティが求められる時代に、AirPodsは新たなクリエイティブスタンダードとなるでしょう。
なおWWDC 2025で発表されたApple製品の9つの進化のポイントは下の記事で詳しくまとめています!
【あわせて読みたい】WWDC25で発表された重要ポイント9選!Appleの最新OSとAIの進化を総まとめ
※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。