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“テクノロジーを使えない=人生がハードモード”という現実:勝間和代が明かす「時間を買う」家電活用術

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公開日: 最終更新日:

経済評論家・勝間和代さんの最新刊『仕事と人生を変える 勝間家電』(ダイヤモンド社)が発売1週間で大増刷となり、大きな話題を集めています
本書は、忙しい人が「自分の時間を取り戻す」ための家電・ガジェット・テクノロジーを紹介する一冊。
これまでに2000以上の家電を試してきた勝間さんが、自腹で選んだ“最強の時短ツール”を公開しています。

Smart Watch Life編集部では、本書の発売を記念して勝間和代さんに独占インタビューを実施。
全3回シリーズの第1回となる本記事では、『勝間家電』の中核にある「資本生産性」――テクノロジーを使って時間と成果を最大化する力に注目。
勝間さんがどのように家電やデジタルツールを生活に取り入れ、生産性と幸福を両立しているのかをうかがいました。

【第2回、第3回のインタビューはこちら】

「スマートウォッチは買ってよかった家電ナンバーワン」――勝間和代が語る、健康・決済・通知を最適化する日常

「もうPCは不要な時代に」――勝間和代が語る、GeminiとPixelが変える働き方の未来

【同書の書評記事はこちら】『仕事と人生を変える 勝間家電』書評|テクノロジーで「時間」と「健康」を取り戻す実践的ライフハック

「資本生産性」とは、テクノロジーを働かせる力

――本を読んでいて特に印象的だったのが、「今の時代は労働生産性よりも資本生産性(=テクノロジーを働かせる力)が重要」という考え方でした。その視点で家電やガジェットを選ぶのは、とても現代的なアプローチだと感じました。

勝間:食洗器やルンバのような家事を任せられる家電って、1時間動かしてもだいたい30円とかじゃないですか。今の最低時給は1,200円とか1,300円。だったら「1時間30円で家電に動いてもらったほうがいいんじゃない?」と、私はずっと思っているんです。

――「自分がやるより機械にやらせたほうが圧倒的に生産的」ということですね。本の中には「今の時代はテクノロジーを使いこなせないと人生がハードモードになる」という話もありました。

勝間:結局、テクノロジーを使いこなせない人ほど時間を奪われてしまいます。
たとえば私はレジに並ぶのが大嫌いなんです。自分の精算ならまだしも、前に4人も5人も並んでいたら「これを待たなきゃいけないの?」とイライラしてしまう。だったら決済をすべてWebで済ませるほうが早いですよね。

――本の中では「ネットの食料品は一見割高に見えても、買い物時間や交通費を考えたらむしろ安い」とも書かれていましたね。

勝間:私はコストコの商品もすべてオンラインで買っていますね。商品1つあたり400円くらい高くなることもありますが、店舗まで行って帰る手間を考えたら「もうそのお金で運んでくれたらいい」と思ってしまいます。

――たしかに、そこで浮いた時間を別のことに使えると考えると「時間を買う」という感覚になりますね。

Android/PixelがAppleに勝る理由と、ブランドへの違和感

勝間さんはPixel 10 Pro XLとPixel 10の無印を持ち歩き、Pixel Watch 3も常に着用

――ガジェットについては、スマートフォンもスマートウォッチもApple製品ではなくGoogleのPixelシリーズをお使いですよね。世の中では「Appleが最強」と言う人がまだ多いですが、勝間さんは以前から「Androidのほうが圧倒的に優れている」と語られています。

勝間:私はiPhone X(2017年)の頃に、iPhoneのもっさりした動作が嫌でAndroidに切り替えました。
当時、2〜3万円のHUAWEIでも無印iPhone並みに動いて、「あれ? こっちのほうが安くて速いじゃない」と気づいたんです。そこで最上位のHUAWEIのスマートフォンを試してみたら、もうキビキビ動く。
しかもAndroidはオープンプラットフォームで各社が競争している。自然とクオリティが上がっていく仕組みなんです。

――Appleは1社で経済圏を作り上げていますからね。

勝間:そう。しかもiPhoneを買うたびに、みんなGoogleマップやGoogleドキュメントを入れて、純正アプリを消しているじゃないですか。
ブラウザもChromeを入れればSafariはいらない。「それなら最初から全部入っているAndroidでいいじゃない」と思うんです。今の新しい機種はGeminiも共通装備されていますし。

“見た目のカッコよさ”より、“使いやすさと機能性”

――一方で、ガジェットの世界では「Appleはデザインが洗練されている」「ブランド力がある」といった意見も根強いです。

勝間:そういう話を聞くたびに思うのは、「カッコよさって必要なの?」ということです。
私は製品に「使いやすさ」や「性能」は求めますが、カッコよさは重視しません。だからiPhone Airが売れていないのは当然だと思います。性能を落としてまでデザイン性を上げている製品ですから。
あとiPhone 17はeSIMだけになりましたよね。私のように複数端末でSIMを入れ替える人間からすると、それはちょっと不便です。

――なるほど。スマホの選び方にも、勝間さんらしい合理性が現れていますね。

勝間:私はPixelのスマホも、あえて一番マイナーな色にしています。ぱっと見て自分のだとわかるようにするためです。
ただ、Googleも少し反省してほしいところはあって……UIが正直よくない(笑)。機能はすごく良いのに、使いこなすまでのハードルが高いんですよね。至れり尽くせりではなく「ユーザーが頑張れ」的な感じです。

――Apple製品の根強い人気は、そのあたりのUI設計にあるのかもしれませんね。

勝間:何より大きいのはブランドイメージだと思います。
あとAndroidの印象が悪いのは、安いAndroidと高いiPhoneを比較している人が多いからです。同じ価格帯で比べれば、Pixelのほうが勝ってますし、カメラの性能についてのブラインドテストをしたらPixelが上回りますから。

「軽さ」と「効率」が行動量を変える

移動にはLOOPも使うという勝間さんは、耳をふさがないウェアラブルネックスピーカーも愛用

――モノ選びの基準として、本の中では単純な「コスパ」ではなく「重量パフォーマンス」や「サイズパフォーマンス」という考え方が紹介されていました。軽さや小ささを意識することで、実際に行動はどう変わりますか?

勝間:使う頻度が変わりますね。持ち歩く回数が増えるんです。
私はもうタブレットは持ち歩きません。600グラムくらいあるものが多いですし、私は400グラムでも続かなかったです。いま持ち歩いているのはPixelを2台。Pixel 10 Pro XLが約230g、Pixel 10が約180g(※約)。2つ合わせても400gです。タブレットより軽くて、ずっと実用的です。

――私は400g強のiPad Airを使ってますが、キーボードを付けると超軽量のものでも600gを超えちゃうんですよね。勝間さんの本では富士通の600g台のノートPCも紹介されていましたが、読んでいて「こっちのほうがタブレットより良いな」と思っちゃいました。

勝間:あのPCは本当に軽いです。でもいまは、Pixelをモバイルモニターにつないでデスクトップモードで使うことが多いですね。
しかもGeminiには「あなたの使い方なら10 Pro XLを繋ぐ必要はなく、無印Pixelで十分」と言われました(笑)。動画編集やゲームをしないなら、オーバースペックは不要です。

――オーバースペックはむしろ負担になる、ということですね。

勝間:そう。重いし、バッテリーも食いますから。だから私は、できるだけ“軽くて必要十分”なものを選びます。

「エアコンを持ち歩け」――快適さも生産性の一部

勝間さんが愛用中の電熱ベスト。これがあれば冬でも重いコートを手放せる

――冷却服や電熱服も活用されていて、「冬は電熱服で重いコートを手放せる」といった発想も印象的でした。そうしたテクノロジーを活用したウエアを着ると、やはり外出のハードルが下がりますか?

勝間:下がりますね。冷却服や電熱服を着るのは、分かりやすく言うと「エアコンを持ち歩く」ということです。
車で移動するときに快適なのは、エアコンがあるからですよね。でも都内を車で動くと時間がかかる。「それなら、自分で身につければいいじゃない?」という考え方です。

――最近は郵便局の配達員さんなども冷却服を着ているのを見ますが、一般の人ではなかなか見ないので、勝間さんがいち早く使われているのに感心しました。選び方のコツはありますか?

勝間:よく分からないブランドのバッテリー付きの製品は買わないことです。モバイルバッテリーは自分で信頼できる製品を選んで、そちらと組み合わせて使えるタイプをおすすめします。
安いセット品は発火のリスクもありますから。

――モバイルバッテリーではAnkerも一部モデルを回収して話題になりまたよね。

勝間:あれはAnkerが大手だからニュースになっただけで、世の中にはもっと危ない製品が沢山あると思います。だから私は「Anker製品が安くなった、ラッキー!」と思って、むしろAnker製品を買ってます(笑)。

撮影中のPixelのGoogle Discoverの画面にもAnkerの記事が表示。「私が好きな記事を本当に分かってくれている」と勝間さん

機械に生活を合わせるという合理的発想

――「乾燥機で縮まない服を選ぶ」「ルンバが動けるように床を整える」など、人が機械に合わせるという発想もユニークです。

勝間:機械が効率的に動くためには、ある程度の制約条件があります。それに人のほうが合わせてあげたほうがいいんです。
私はポリエステルと綿の違いにこだわりがないので、乾燥機で気兼ねなく洗えるポリのほうを選びます。

――ルンバについても合わせることで、生活習慣まで変わる気がします。

勝間:そのとおりです。私は布団を畳みますが、理由は「ルンバが床を掃除できるから」。
以前、ルンバがベッド下で行方不明になったので、ベッドそのものをなくしました(笑)。
寝室は5畳半しかないですが、布団を畳めば広く使えます。寝室には小さな三段タンスだけ置いて、洋服はそこに収まる範囲しか持ちません。

――ゴルフウエアなどもその中に?

勝間:はい。季節ごとに2組だけ持っています。洗って使えば十分。長期滞在のときはコインランドリーを使えばいい。
誰も他人の服なんて覚えていませんから。最近ゴルフするときは友人も電熱パンツを履いていますしね(笑)。

“機械に任せると退化する”という誤解

――テクノロジーを上手に使いこなしている勝間さんに聞きたいのが、「何でも機械に任せると人間が退化する」という意見への見解です。

勝間:私はよく言うんですよ、「あなた、洋服を一から作りますか?」って。
家電やテクノロジーに家事や仕事を任せるのは、その延長です。
効率化できることはどんどん機械に任せたほうが、人間はもっと創造的なことに時間を使えると思います。

――食洗機はその典型例といえる家電ですよね。

勝間:そうですね。人が洗うより、水も洗剤も少なくて済むんですよ。さらにリンスを使えば拭かなくても乾く。もう手洗いには戻れません。

――私は食洗機用のリンスがあることも初耳だったので、読んでいて検索してしまいました。読んでいる途中で「あれも欲しい」「これも気になる」と思ってしまい、最後まで一気に読めないくらい面白い商品だらけの本でした!

書籍情報

勝間和代
『仕事と人生を変える 勝間家電』
ダイヤモンド社刊

Amazonで詳細を見る

同シリーズのインタビューの続編

本インタビューは全3回シリーズです。
第2回では「スマートウォッチは生産性のOS」をテーマに、Pixel Watchを中心とした活用術をうかがっています。

【第2回、第3回のインタビューはこちら】

「スマートウォッチは買ってよかった家電ナンバーワン」――勝間和代が語る、健康・決済・通知を最適化する日常

「もうPCは不要な時代に」――勝間和代が語る、GeminiとPixelが変える働き方の未来

【書評記事はこちら】

『仕事と人生を変える 勝間家電』書評|テクノロジーで「時間」と「健康」を取り戻す実践的ライフハック

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