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iPhoneやiPadを使っていると、写真やバックアップの保存先としておなじみの「iCloud」。その有料プラン「iCloud+」の月額料金が、2026年7月17日に日本を含む一部の国で値上げされました。
対象となったのは、日本、ナイジェリア、トルコ、ベトナム、エジプト、ニュージーランド、フィリピン、インドネシアの8カ国です。アメリカをはじめ、ここに含まれない国の料金は据え置きとなっています。
日本では全プランがおよそ20%値上げされました。すでにiCloud+を契約している方も、これから容量を増やそうと考えている方も、まずは新しい料金を確認しておきましょう。この記事では、新旧の料金比較と値上げの背景、そしてiCloud+でできることをやさしくまとめます。
日本のiCloud+はいくら値上げされた?
日本のiCloud+は、5つの容量プランすべてで料金が引き上げられました。新旧の月額料金(税込)を並べると次のとおりです。
| プラン | これまでの月額 | 新しい月額 | 値上げ額 |
|---|---|---|---|
| 50GB | 150円 | 180円 | +30円 |
| 200GB | 450円 | 540円 | +90円 |
| 2TB | 1,500円 | 1,800円 | +300円 |
| 6TB | 4,500円 | 5,500円 | +1,000円 |
| 12TB | 9,000円 | 11,000円 | +2,000円 |
値上げ率でみると、50GB・200GB・2TBの3プランがちょうど20%、6TBと12TBがおよそ22%の引き上げです。もっとも多くの人が使っている50GBプランでも、月30円・年間で360円の負担増となります。大容量プランほど金額の上げ幅は大きく、12TBでは月2,000円の差になります。
なお、無料で使える5GBの容量に変更はありません。有料プランに切り替えて初めて、今回の値上げの対象になります。
値上げの背景にあるのは円安
今回の改定について、Appleは理由を具体的に説明していません。ただ、値上げされた8カ国の顔ぶれを見ると、共通点が浮かび上がります。いずれも、ここ1年ほどで自国の通貨が対ドルで大きく値下がりした国だという点です。
日本円もそのひとつで、この1年でドルに対して約10%下落しました。Appleはアプリやサービスの価格を各国の為替レートに合わせて調整することがあり、今回の値上げも通貨安を反映したものとみられます。実際、もっとも値上げ幅が大きかったのはナイジェリアで、通貨リラが下落したトルコがそれに続いています。
裏を返せば、通貨が安定しているアメリカなどでは料金が変わっていません。製品そのものの機能が変わったわけではなく、あくまで為替に沿った価格の見直しというのが実情です。
そもそもiCloud+で何ができる?
iCloud+は、Appleが提供する有料のクラウドサービスです。すべてのAppleアカウントには無料で5GBの保存容量が付いていますが、写真や動画、端末のバックアップを続けているとすぐにいっぱいになってしまいます。そこで容量を増やすのが、この有料プランの主な役割です。
ただ、iCloud+は容量が増えるだけではありません。プライバシーやセキュリティに関する機能も使えるようになります。具体的には、ネット閲覧時にIPアドレスなどを隠す「iCloudプライベートリレー」、本物のメールアドレスを隠して使い捨てアドレスを作れる「メールを非公開」、自分のドメインでメールを使える「カスタムメールドメイン」、そして対応する防犯カメラの映像を安全に保存できる「HomeKitセキュアビデオ」などです。
さらに、契約した容量と機能は、家族最大5人まで共有できます。家族全員でひとつのプランを使えば、一人ひとりが個別に契約するより無駄がありません。Apple WatchやiPhoneで日々記録している健康データやアクティビティも、こうしたバックアップの仕組みに支えられています。
まとめ
今回のiCloud+の値上げは、日本では全プランがおよそ20%の引き上げとなりました。もっとも身近な50GBプランで月150円から180円へ、大容量の12TBでは月9,000円から11,000円へと変わっています。背景にあるのは円安による価格調整とみられ、Apple製品の機能が変わったわけではありません。
毎月かかる固定費だからこそ、いま自分がどのプランを使っているのか、その容量が本当に必要なのかを見直すいい機会かもしれません。使っていない古いバックアップを整理すれば、ひとつ下のプランで足りることもあります。値上げのタイミングを、ストレージの棚卸しに使ってみてはいかがでしょうか。
最新の料金は、Appleの公式サポートページで確認できます。iCloud+のプランと料金(Apple公式サポート)
Source: Apple Support「iCloud+ plans and pricing」 / MacRumors
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