Apple Store公式サイトでひっそりと販売され、ときには最新のApple Watchも15%オフなどの割引価格で購入できる「整備済製品」。整備済製品とは一体どんな商品なのでしょうか。そして、『Apple Watch』の整備済製品ははたして買いなのでしょうか?
『Apple』の整備済製品って何?
『Apple』製品の整備済製品とは、初期不良等で返品された製品を『Apple』自身が再整備し、定価より安く提供するもの。
厳密に言えば一度誰かの手に渡った中古なのですが、再整備済製品は初期の返品に限るため、使用感はゼロと考えても問題ありません。
『Apple』の公式サイトでも、整備済製品は再整備ののち新品と同じように扱われ、全項目で徹底した検査を行った「新品同様」品と明記しています。『Apple』製品は、定価販売が基本。「新品同様」なのに定価よりも最大15%も安く買えるのは、非常にお得と言えます。
保証も新品同様の扱い
この整備済製品、保証も1年つきますし、Appleケアに入り保証を延長することもできます。まさに「新品」の扱いなのです。実際著者もこの保証にお世話になった経験があります。
10数年前、整備品で購入したポリカーボネイト時代の「MacBook」が半年で起動しなくなり、「Apple Store」に持ち込んだところ、当然のように無料で修理してくれました。
整備リストにはロジックボードの交換に加え、まったく異常を感じていなかったDVDドライブも交換したと明記されていました。検査でエラーでも出たのでしょうか。これが『Apple』の神対応かと感動した記憶があります。
さらにこの整備済「MacBook」、保証が切れたあと、何度かキートップを壊してしまいましたが、その度に無料で交換してもらっています。整備品だからといって『Apple』の中で差別意識はまったくないようです。
上の写真が保証で無料修理した整備品の「MacBook」。「Apple Store」でキートップも何度か無償交換してもらいました。最後の交換となった時は、黒の「enter」キーの在庫がなく、「白でよければ・・・」と申し訳なさそうにしていたスタッフの顔が今も忘れられません。こちらこそ、アルミMac全盛時代に古いポリカMacを持ち込んですみませんでした。
整備品「Apple Watch」は買いなのか
さて、いよいよ整備品の提供が始まった「Apple Watch」ですが、買いかと言われれば、絶対に「買い」です。
おそらく、6月22日の世界開発者会議(WWDC 2020)にて、新しい「Apple Watch 6」と新しい「WatchOS」が発表になるはず。しかし、「Apple Watch 6」は、健康に関する機能をアップさせたマイナーチェンジと予想されるため、「Apple Watch 5」をこの時期に買っても、多くの人は後悔はしないはずです。
しかも、定価より15%も安く買えたとなればなおさらです。
毎日チェックしていれば意外と買える
今回、アルミニウム、ステンレス等、売れ筋の「Apple Watch 5」の整備品が登場しましたが、現在、すべてが売り切れの状態です。
この整備品、とにかくお得で狙っている人が多いため、今後もすぐに売り切れとなる可能性が高いと見込まれます。
とは言え、あきらめる必要はありません。整備品はかなりの頻度で追加されるため、毎日3度ほど時間をずらしてチェックすれば、意外とあっさり購入できてしまうこともあるのです。
でも、買いたいモデルをあらかじめ決めておくのは重要です。運良く在庫が復活した時に当たっても、吟味しているうちに売り切れになる場合があるからです。
『Apple』の整備済製品購入ページは、公式ホームページの目立たないところにあるため、あまり一般には知られていませんが、ヘビーな『Apple』ファンにはよく利用されています。この機会に最新の「Apple Watch」を体験してみるのはいかがでしょうか。
「整備済製品購入ページ」は『Apple』公式サイトのトップページを一番下までスクロールしたところにひっそりと存在します(上写真の赤枠部)。
Apple Store「AppleWatch」整備済製品購入ページ
https://www.apple.com/jp/shop/refurbished/watch
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