「よし!買おう」と決意した後も、実はほかにも決めなければいけないことが本当に多いApple Watch。最新のSeries 6に決めた場合でも、
「GPS + セルラーモデルにするか、GPSモデルにするか」
「ケースはアルミか、ステンレススチールか」
「ケースの色はシルバーか、ゴールドか、スペースグレイか、ディープネイビーか、レッドか」
「ケースのサイズは40mmか44mmか」
「バンドはどれにするか」
などなど、迷うポイントが沢山あります。今回はその中でも「ケースの色」の問題について掘り下げていきます!
Series 6ではシルバー系、ブラック系、ゴールド系にブルー、レッドが追加
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Apple WatchのSeries 6のケースには、アルミニウム、ステンレススチール、チタニウム、セラミックの4つの素材があります。そして用意されているカラーは以下のもの。
アルミニウム:シルバー、ゴールド、スペースグレイ(ブラックに近い色)、ブルー、レッド
ステンレススチール:グラファイト(ブラックに近い色)、シルバー、ゴールデン
チタニウム:チタニウム(シルバーに近い色)、スペースブラック(ブラックに近い色)
カラーについては素材ごとに呼び方に違いはあるものの、シルバー系、ブラック系、ゴールド系、ブルー、レッドの計5種類の色があると考えればいいでしょう。なお同じゴールドでも、アルミニウムの「ゴールド」はピンク系の淡くフェミニンなゴールドで、ステンレススチールの「ゴールデン」はイエロー系のゴージャスなゴールド。見た目の雰囲気はかなり違います。
左がアルミニウム素材の「ゴールド」、右がステンレススチールの「ゴールデン」
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なお、素材ごとに価格は異なり、アルミニウムは42,800円~、ステンレススチールは72,800円、チタニウムは82,800円という金額設定。最も安価なアルミニウムと比較すると、他の素材は見た目の高級感も増し、剛性も上であるのが特徴です(そのぶん重量もアップしますが)。
この先は、もっともリーズナブルなアルミニウムを例に、シルバー、ゴールド、スペースグレイ各色の特徴を説明していきます。Appleの公式サイトで、実際にバンドと組み合わせてみた画像も掲載しているので、購入の参考にしてください!
シルバーのケースの魅力
気品を感じさせる高貴なカラーのシルバー。シルバー系の金属バンドと合わせれば、ダーク系スーツとの相性も抜群なので、ビジネスシーンをメインにApple Watchを使いたい人、よりドレッシーにApple Watchを付けたい人にはオススメのカラーです。
またシルバーは、Apple Watchに限らず男性の腕時計では最もオーソドックスなカラー。王道ならではの安心感もあるカラーといえます。そしてゴールドやスペースグレイと比べると、バンドとの組み合わせを選ばない(様々なタイプのバンドと合わせやすい)カラーとも言えるでしょう。
一方でデメリットとしては、オーソドックスであるがゆえ、悪く言えば無難な印象にも映ること。一見した時のインパクトではゴールドやスペースグレイには劣ります。また、色が淡く明るめなぶん、個性が強めのバンドには存在感が負けてしまうケースもあります。
シルバー系の金属バンドとは相性抜群。ビジネスシーンに◎
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ブラック系のバンドともバッチリ合います
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明るい色のナイロンバンドとの相性も良し。強めの色は△の場合も
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ブラウンのレザーバンドともカッコよく決まります
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スペースグレイのケースの魅力
クールでスタイリッシュな印象のスペースグレイ。光を吸収し、周囲の色を引き締めて目立たせるブラックに近いカラーで、「重厚感」「高級感」などのイメージを与えます。スポーツシーンではダイナミック、タウンシーンでは華やかな印象に見え、腕元をぐっと引き締めてくれます。
なおApple Watchは液晶画面の時計で、画面に占める黒の割合は大きいので、「文字盤がブラックの時計」と考えてOKです。そのため、黒に近いスペースグレイは、Apple Watchの文字盤とバッチリ統一感の出るケースカラーとも言えます。
またブラックは男女や世代を選ばないカラーでもあり、ビジネスシーンでも使いやすく、シルバーと比較して個性も主張できます。オシャレさにこだわりたい人にはオススメのカラーと言えるでしょう。
デメリットとしては、ブラックに近いカラーのため、ともすると重く沈んだイメージになりがちなこと。黒系のシャツやジャケットと合わせると、統一感のあるコーディネートになる一方で、Apple Watchの存在自体はあまり目立たなくなります。
ただ、バンドを変えれば印象はガラッと変わるので、全身のファッションとバランスを考えて、どんなバンドを付けるかも考えましょう。またバンドとの相性も比較的選びませんが、ビジネスの定番のシルバー系の金属バンドとの相性は△な雰囲気です。
黒系バンドとの組み合わせはクール!
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強めの色のナイロンバンドとの相性も悪くない!
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スポーツバンドとの組み合わせもスタイリッシュ
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シルバーの金属バンドとの組み合わせは少し違和感?
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ゴールド系のケースの魅力
Apple Watchの「ゴールドアルミニウム」は、「ピンクゴールド」や「ローズゴールド」と呼ばれるゴールドに近く、赤味がやや強め。ゴールドながら落ち着いた印象のため、想像以上に多彩なファッションとマッチします。一方で「ゴールデンステンレス」はイエロー系のゴールドで、よりゴージャスで華やか。休日のファッションを華やかに彩ってくれる一方で、オフィスの服装と合わせると良くも悪くも目立ちます。
なおゴールドは日本人の肌に近い色でもあり、コーディネートに華やかさを加えつつも、腕元は上品な印象に。男性でも問題なく着用できますが、やはり女性に似合うカラーと言えるでしょう。特にピンクゴールドは肌によく馴染むので、腕の血色もよく見えて、ネイルやトップスで色を遊んでもケンカする心配はナシ。プライベートでもビジネスでも、女性らしさをアピールしたい人にはオススメのカラーです。
一方でシルバーやスペースグレイと比較すると、特徴の強いカラーであるぶん、バンドとの相性を選ぶのは確か。ファッショナブルで華やかな印象があるため、スポーティなバンドとの相性もあまり良いとはいえません。腕時計のド定番である、シルバー系の金属バンドともマッチしないカラーでもあります。
ゴールド×ゴールドのゴージャスさは他のバンドにない魅力!
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ピンク系バンドとの相性も◎
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レザーバンドではこんなキュートな組み合わせも
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シルバーの金属バンドとの相性は△
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ブルーのケースの魅力
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最新のApple Watch Series 6で新たに追加されたカラーの「ブルー」。明るすぎず、落ち着いた質感のネイビーなので、これまでのApple Watchで定番だったシルバー系、ブラック系のカラーと同様、汎用性は高め。人気のカラーの一つになりそうです。
またネイビーは、後ろへ下がって見える「後退色」の一つ。ブラックと比べれば個性はありますが、決して主張しすぎず、腕元の印象を引き締めてくれる色であり、大人の落ち着きを感じさせるカラーでもあります。特にメンズファッションでは「何にでも合う万能の色」として長らく定番です。
デメリットとしては、やはりド定番のシルバーやブラックと比べると合わないバンドのカラーがやや増える点。特にステンレスのバンドは合うものが少なく、スーツ等のフォーマルな服装とはやや合わせにくいかもしれません。Apple Watchの「ブルー」はそこまで明るい色ではないので、淡めの色や明るめの色とは相性がやや悪いといえるでしょう。
大人のオシャレを感じるブルー×ブルーの組み合わせ
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強めの赤とのコントラストを楽しむ組み合わせも
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ステンレスのシルバーとは相性△
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レザーは深めの色とは相性良し。ブルーのレザーもあります!
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レッドのケースの魅力
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「ブルー」とともにApple Watch Series 6で新たに追加された「レッド」。赤は非常に目立つ色で、「情熱」「積極性」「温かさ」などを感じさせる色でもあります。スポーツをするときの服装や、夏のお出かけやレジャーに行くときのファッションには取り入れやすい色といえるでしょう。
デメリットは上記の魅力の裏返しで、上手に使わなければ悪目立ちしてしまうこと。合わせるバンドのカラーや、合わせる服装を間違うと、ともすると下品な印象になってしまうこともあります。また個性が強い色の分、組み合わせるバンドには相性がバッチリのものもあれば、全く合わないものもあります。特にオフィスでの着用を考えている場合は、バンドとの組み合わせをしっかり考えましょう! なおAppleの公式サイトでは、レッドのケースを選んだ場合は、赤系のバンドとの組み合わせしか選べない仕様になっています。他の色のバンドと合わせたい場合は、別に購入をどうぞ。
赤のバンドとの組み合わせは圧巻のポップさ
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ケースのカラー選びは「自分の好み」を何より大切に!
ここまで説明してきたように、シルバー、ブラック、ゴールド、ブルー、レッドのケースにはそれぞれに魅力があり、各種バンドとの相性の良し悪しも違います。なお、「セルラーモデルにするか、GPSモデルにするか」「ケースのサイズは40mmがいいか、44mmがいいか」といった問題は、その人の使用スタイルに合わせてオススメを提案できますが、ケースのカラー選びは「本人の好み」が何より重要です。
「華やかなゴールドは女性向き」「シルバーはビジネスシーンにマッチ」といった大まかな傾向はありますが、自分が好きなものを身につけるのが一番です。個人的にビビッときたものを第一候補にしつつ、日常で使用するバンドとの相性も含めて決断&購入しましょう!
Apple Watch Series 6
最先端のセンサー技術を搭載しながら基礎スペックも着実に向上させた上位機種
2020年に発売が開始された最新のApple WatchがSeries6です。最大の進化ポイントは、血中に取りこまれた酸素のレベルを計測できる「血中酸素ウェルネス」センサーを新搭載したこと。近年のApple Watchは健康面において著しい進化を遂げており、この最新モデルによって、健康分野でもトップランナーに躍り出たと言っても過言ではありません。また、日常使いという点では常時表示時の明るさアップもうれしいポイントです。
Apple Watch Series 6 Stainless Case
シルバーステンレスケース×ブレイデッドソロループ
SSケースが高級感あふれる大人のスマートウォッチ
持ち前の重厚感によって若者だけではなくミドルでもすんなり着けこなせるステンレスケースモデル。ステンレスモデルはスタンドアローンで通話やメッセージをやりとりできる「GPS+セルラー」のみをラインナップ。豊富なキャッシュレス決済機能はライバルを寄せ付けません。ケース幅44mmまたは40mm。50m耐水。
●GPS+セルラー 44mmケース 82,800円(税抜)
●GPS+セルラー 40mmケース 77,800円(税抜)
■搭載スペック
(搭載スペックアイコンをクリックすると機能の詳細が見られます)