「よし!買おう」と決意した後も、実はほかにも決めなければいけないことが本当に多いApple Watch。最新のSeries 8に決めた場合でも、
「GPS + セルラーモデルにするか、GPSモデルにするか」
「ケースはアルミか、ステンレススチールか」
「ケースの色は黒系にするかシルバー系にするか。それともレッドか」
「ケースのサイズは41mmか45mmか」
「バンドはどれにするか」
などなど、迷うポイントが沢山あります。今回はその中でも「ケースの色」の問題について掘り下げていきます!
Apple Watchの選び方のポイントは下記リンクを参照ください!
Apple Watch現行モデル&選び方ガイド完全版!最新Series7のほかコスパの高いSE、約2万円の旧作Series3も紹介!
そもそもApple Watch(アップルウォッチ)とは
スマートウォッチというジャンルを開拓した先駆者
2015年に初代Apple Watchを世に生み出し、業界にマイルストーンを打ち立てたスマートウォッチのリーディングブランド。ほかのスマートウォッチとは違い、このApple WatchはiPhoneとしかペアリングできないにも関わらず、世界中で圧倒的なシェアを誇ります。
Apple Watchが具体的に何ができて、どんなことが便利なのか知りたい方は、下記の関連記事をご一読ください!
Apple Watchにできること38選。LINEの通知受取、Suica決済、歩数や睡眠の記録……。生活が便利になり、健康意識も高まる!
Series 8ではアルミケースは4色に。別素材ではゴールド等もあり!
Apple WatchのSeries 8のケースには、アルミニウム、ステンレススチールの2つの素材があります。
そして用意されているカラーは以下のもの。
前のシリーズと比較すると、アルミニウムではグリーンが消えた代わりに定番のシルバーが復活しています。
そしてチタン素材が消え、チタン素材は別シリーズのApple Watch Ultraでの採用となりました。
●アルミニウム
ミッドナイト(ネイビーにやや近いブラック)
スターライト(シルバーがかった光沢感のあるベージュ)
シルバー
(PRODUCT)RED(赤)
●ステンレススチール
グラファイト(光沢感のある淡めのブラック)
スペースブラック(深みのあるブラック、HERMESモデルのみ)
シルバー
ゴールド(イエロー系のゴールド)
カラーについては素材ごとに呼び方に違いはあるものの、シルバー系、ブラック系のカラーはほとんどの素材のケースにもあります。
シルバー系とブラック系のカラーはベーシックな色合いなので、選択肢に入れている方が多いかと思います。
そのほか個性の強いカラーとしてレッド、ゴールドなどがある……と考えておけばいいでしょう。
なお同じブラック系のカラーでも、素材ごとに見た目の質感は結構違います。
左からミッドナイト、スペースブラック、グラファイト
photosource:Apple
なお、素材ごとに価格は異なり、アルミニウムは59,800円~、ステンレススチールは104,800円~という金額設定。最も安価なアルミニウムと比較すると、ステンレススは見た目の高級感も増し、剛性も上であるのが特徴です(そのぶん重量もアップしますが)。
この先は、もっともベーシックなシルバー系、ブラック系のケースを中心に、各色の特徴を説明していきます。
Appleの公式サイトで、実際にバンドと組み合わせてみた画像も掲載しているので、購入の参考にしてください!
シルバーのケースの魅力
気品を感じさせる高貴なカラーのシルバー。
シルバー系の金属バンドと合わせれば、ダーク系スーツとの相性も抜群なので、ビジネスシーンをメインにApple Watchを使いたい人、よりドレッシーにApple Watchを付けたい人にはオススメのカラーです。
またシルバーは、Apple Watchに限らず男性の腕時計では最もオーソドックスなカラー。
王道ならではの安心感もあるカラーといえます。そしてゴールドやスペースグレイと比べると、バンドとの組み合わせを選ばない(様々なタイプのバンドと合わせやすい)カラーとも言えるでしょう。
一方でデメリットとしては、オーソドックスであるがゆえ、悪く言えば無難な印象にも映ること。
一見した時のインパクトではゴールドやスペースグレイには劣ります。また、色が淡く明るめなぶん、個性が強めのバンドには存在感が負けてしまうケースもあります。
なお「スターライト」はベージュに近めのシルバーですが、シルバー系のバンドと合わせると、以下のようにちょっぴり違和感があります。
photosource:Apple
もともとアルミニウムケースのシルバーは「安っぽい」という声も多かったので、そうした声も反映した結果なのかな……と思います。
なのでシルバーらしいシルバーのカラーを選びたい人は、やや価格は上がってしまいますが、ステンレススチールかチタニウムを選びましょう。
以下、ステンレススチールのケースを例に各種バンドとの相性を画像つきで紹介します。
シルバー系の金属バンドとは相性抜群。ビジネスシーンに◎
photosource:Apple
ブラック系のバンドともバッチリ合います
photosource:Apple
明るい色のナイロンバンドとの相性も良し。強めの色は△の場合も
photosource:Apple
ブラウンのレザーバンドともカッコよく決まります。もちろんシルバーやブラックとも相性◎
photosource:Apple
【シルバー系のバンドの着こなしを知りたい人は下記の記事もご一読を!】
Apple Watchを生かしたシンプルコーデのコツ5選!「シーンに合わせて文字盤変更」「ミラネーゼループ万能説」etc.
ブラック系のケースの魅力
クールでスタイリッシュな印象のブラック系カラー。
光を吸収し、周囲の色を引き締めて目立たせるブラックに近いカラーで、「重厚感」「高級感」などのイメージを与えます。
スポーツシーンではダイナミック、タウンシーンでは華やかな印象に見え、腕元をぐっと引き締めてくれます。
なおApple Watchは液晶画面の時計で、画面に占める黒の割合は大きいので、「文字盤がブラックの時計」と考えてOKです。
そのため、黒に近いカラーは、Apple Watchの文字盤とバッチリ統一感の出るケースカラーとも言えます。
またブラックは男女や世代を選ばないカラーでもあり、ビジネスシーンでも使いやすく、シルバーと比較して個性も主張できます。オシャレさにこだわりたい人にはオススメのカラーと言えるでしょう。
デメリットとしては、ブラックに近いカラーのため、ともすると重く沈んだイメージになりがちなこと。
また強いカラーであることも間違いないので、淡い質感のカラーとはやや相性が悪いです。
また黒系のシャツやジャケットと合わせると、統一感のあるコーディネートになる一方で、Apple Watchの存在自体はあまり目立たなくなります。
ただ、バンドを変えれば印象はガラッと変わるので、全身のファッションとバランスを考えて、どんなバンドを付けるかも考えましょう。
またバンドとの相性も比較的選びませんが、ビジネスの定番のシルバー系の金属バンドとの相性は△な雰囲気です。
なお以下の画像はチタニウムケースの「スペースブラック」を例に組み合わせを紹介しています。
黒系バンドとの組み合わせはクール!
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強めの色のナイロンバンドとの相性も悪くない!
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スポーツバンドとの組み合わせもスタイリッシュ
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シルバーの金属バンドとの組み合わせは人によっては違和感あるかも?
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ちなみにアルミニウムケースの「ミッドナイト」は、先に書いたように少しネイビーがかったブラック(上のApple Watch Nikeも「ミッドナイト」です)。
これまでのアルミニウムケースのブラックよりは、幅広い色に合わせやすいブラックといえそうですが、ブラック系のバンドとの相性の良さはやや落ちたかもしれません。
これが「ミッドナイト」×ブラック系のバンドの組み合わせ
ただしミッドナイトはネイビーやグリーン系とは相性非常に良し!
ゴールド系のケースの魅力
Apple Watchの「ゴールデンステンレス」はイエロー系のゴールドで、よりゴージャスで華やか。休日のファッションを華やかに彩ってくれる一方で、オフィスの服装と合わせると良くも悪くも目立ちます。
ちなみに以前あった「ゴールドアルミニウム」は、「ピンクゴールド」や「ローズゴールド」と呼ばれるゴールドに近く、赤味がやや強めでした。
なおゴールドは日本人の肌に近い色でもあり、コーディネートに華やかさを加えつつも、腕元は上品な印象に。
男性でも問題なく着用できますが、やはり女性に似合うカラーと言えるでしょう。
特にイエローゴールドは、黄色味の強い肌には良くなじみ、色白の肌にはアクセントになるため、さまざまな肌色に合わせやすく、女性に人気があります。
一方でシルバーやスペースグレイと比較すると、特徴の強いカラーであるぶん、バンドとの相性を選ぶのは確か。
ファッショナブルで華やかな印象があるため、スポーティなバンドとの相性もあまり良いとはいえません。腕時計のド定番である、シルバー系の金属バンドともマッチしないカラーでもあります。
ゴールド×ゴールドのゴージャスさは他のバンドにない魅力!
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ピンク系バンドとの相性も◎
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レザーバンドではこんなキュートな組み合わせも
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シルバーの金属バンドとの相性は△
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「スターライト」のケースの魅力
左から2番目がスターライト
ここで、Series7からアルミニウムケースのみのカラーとして登場した「スターライト」についても解説しておきましょう。
上の写真を見れば分かるように、シルバーともベージュとも言えない独特な色合いをしています。
最も手に入りやすい5万円以下のアルミニウムケースでは数少ない淡めのカラーなので、こちらを選ぶ人は多いでしょう。
先に書いたように、淡めのくすんだカラーが流行している今の時代に合った色ですし、女性にはピッタリといえます。
なおベージュ系のカラーは身の回りに自然と存在している色のため、さまざまなカラーと合わせやすい色でもあります。
柔らかく落ち着いた色合いで、女性の場合は女性らしさを際立たせてくれるカラーともいえるでしょう。
先述のようにシルバー系のバンドとの組み合わせはちょっぴり違和感
ゴールドやブラウン系のカラーとは非常に好相性!
女性らしい淡めのカラーとの組み合わせも得意です!
オフホワイト系のカラーと合わせても素敵ですね
レッドのケースの魅力
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「ブルー」とともにApple Watch Series 6から新たに追加された「レッド」。
赤は非常に目立つ色で、「情熱」「積極性」「温かさ」などを感じさせる色でもあります。スポーツをするときの服装や、夏のお出かけやレジャーに行くときのファッションには取り入れやすい色といえるでしょう。
デメリットは上記の魅力の裏返しで、上手に使わなければ悪目立ちしてしまうこと。
合わせるバンドのカラーや、合わせる服装を間違うと、ともすると下品な印象になってしまうこともあります。
また個性が強い色の分、組み合わせるバンドには相性がバッチリのものもあれば、全く合わないものもあります。特にオフィスでの着用を考えている場合は、バンドとの組み合わせをしっかり考えましょう!
なおAppleの公式サイトでは、レッドのケースを選んだ場合は、赤系のバンドとの組み合わせしか選べない仕様になっています。他の色のバンドと合わせたい場合は、別に購入をどうぞ。
赤のバンドとの組み合わせは圧巻のポップさ
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以下はSeries 7以前に存在したカラーの解説です!
ブルーのケースの魅力
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Apple Watch Series 6から新たに追加されたカラーの「ブルー」。
明るすぎず、落ち着いた質感のネイビーなので、これまでのApple Watchで定番だったシルバー系、ブラック系のカラーと同様、汎用性は高め。人気のカラーの一つになりそうです。
またネイビーは、後ろへ下がって見える「後退色」の一つ。ブラックと比べれば個性はありますが、決して主張しすぎず、腕元の印象を引き締めてくれる色であり、大人の落ち着きを感じさせるカラーでもあります。特にメンズファッションでは「何にでも合う万能の色」として長らく定番です。
デメリットとしては、やはりド定番のシルバーやブラックと比べると合わないバンドのカラーがやや増える点。
特にステンレスのバンドは合うものが少なく、スーツ等のフォーマルな服装とはやや合わせにくいかもしれません。Apple Watchの「ブルー」はそこまで明るい色ではないので、淡めの色や明るめの色とは相性がやや悪いといえるでしょう。
大人のオシャレを感じるブルー×ブルーの組み合わせ
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強めの赤とのコントラストを楽しむ組み合わせも
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ステンレスのシルバーとは相性△
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レザーは深めの色とは相性良し。ブルーのレザーもあります!
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グリーンのケースの魅力
Apple Watch Series7で初追加されたグリーン。
木や森などの自然をイメージさせるカラーとしておなじみです。
安心感や安定、調和を表すカラーといわれ、気持ちを穏やかにし心をリラックスさせてくれます。
レッドと比べると控えめな色なので、ほかの色とバランスを取るのは実は上手。
黄と青を混ぜ合わせた色なので、そうしたカラーとは相性がいいですし、深みのある緑の場合は黒と合わせると品のいいイメージにしあがります。
グリーンのバンドとは当然相性◎。落ち着いた大人なイメージ
イエロー~オレンジ系のカラーとは実は相性良し
深めの緑なので、深みのあるカラーと合わせると大人な雰囲気
シルバーや淡めの色とは相性が△かも
ケースのカラー選びは「自分の好み」を何より大切に!
ここまで説明してきたようにケースのカラーにはそれぞれに魅力があり、各種バンドとの相性の良し悪しも違います。
なお、「セルラーモデルにするか、GPSモデルにするか」「ケースのサイズは40mmがいいか、44mmがいいか」といった問題は、その人の使用スタイルに合わせてオススメを提案できますが、ケースのカラー選びは「本人の好み」が何より重要です。
「華やかなゴールドは女性向き」「シルバーはビジネスシーンにマッチ」といった大まかな傾向はありますが、自分が好きなものを身につけるのが一番です。個人的にビビッときたものを第一候補にしつつ、日常で使用するバンドとの相性も含めて決断&購入しましょう!
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Apple Watch SE
必要な機能を絞ったハイコストパフォーマンスモデル
「Series6」にある血中酸素ウェルネスや常時表示ディスプレイ機能はないものの、一部最新仕様を搭載するなど、コストパフォーマンスにも優れた注目モデル。
ディスプレイ解像度やケースの形状は「6」と同等で、非常にクリアかつスタイリッシュ。また、耳の健康を守る「騒音のモニタリング」機能など、今年から加わった最新機能も搭載しています。ケースは軽量でワークアウトに最適なアルミニウムのみをライナップしますが、セルラーモデルとGPSモデルの両方を揃えます。
■搭載スペック
Apple Watch SERIES 3
38mmサイズをラインナップする最後のApple Watch
2万円で手入るコストパフォーマンスが最大の魅力だが、人気の高かった38mmサイズはSeries 3にしか存在せず、唯一の選択肢となる。セルラーモデルはなく、GPSモデルをラインナップします。
■搭載スペック