「よし!買おう」と決意した後も、実はほかにも決めなければいけないことが本当に多いApple Watch。最新のSeries 7に決めた場合でも、
「GPS + セルラーモデルにするか、GPSモデルにするか」
「ケースはアルミか、ステンレススチールか」
「ケースの色はシルバーか、ゴールドか、スペースグレイか、ディープネイビーか、レッドか」
「ケースのサイズは41mmか45mmか」
「バンドはどれにするか」
などなど、迷うポイントが沢山あります。今回はその中でも「ケースのサイズは41mmか45mmか」の問題について掘り下げていきます!
なおApple Watchのケースのサイズはシリーズごとに異なります。現在発売中のモデルだと、下記のようなサイズ展開。
微妙に数字は違いますが、「大きいサイズと小さいサイズがあり、その差は4mm」というのが共通点。
・Apple Watch Series7:41mmと45mm
・Apple Watch Series3:38mmと42mm
・Apple Watch SE:40mmと44mm
ちなみに上記の写真は44mmのSeries4(左)と40mmのSeries5(右)。けっこう大きさ違いますよね。なお最新のSeries 6でも40mmと44mmのサイズが用意されています。
Apple Watchのセール情報、その他の選び方のポイントは下記リンクを参照ください!
Apple Watch Series 6の選び方大全!カラー、サイズ、シリーズ、セルラー or GPS……すべて教えます
セール品に関しては閲覧時点で終了しているものもありますのでご了承ください。
41mmと45mm、どのくらい大きさが違うのか。
Apple Watchを使ったことがない人には、41mmと45mmの大きさの違いもピンとこないはず。公式サイトには以下のようなサイズ比較の画像がありますが、これを見ただけでは、あまり大きさの違いは実感が湧きません。
出典:Apple公式サイト
なおサイズの実寸は下記のような形となります(アルミニウムケースの場合)。
●41mmのケース
縦41mm、横35mm、厚み10.7mm、表示領域904平方ミリメートル、重量32g
●45mmのケース
縦45mm 、横38mm 、厚み10.7mm、表示領域1143平方ミリメートル、重量38.8 g
40mmと44mmと聞くと「4mm違うだけ」という印象ですが、このように表示領域の面積はけっこうな違いがあります。
Apple Watchの公式サイトでは、「45mmのディスプレイは一段と多くのピクセルを持ち、画面上の場所によってはテキストが少しだけ大きく表示されます。また、45mmケースは41mmケースに比べて数グラムほど重く作られています。」との説明がありました。
大半の人にはどちらのサイズでもフィットするはずだが……
なお公式サイトの購入時の画面では、41mmのケースには「手首が130–200mmの方にフィットします」、45mmのケースには「手首が140-220mmの方にフィットします」との説明が。
つまり、標準的な手首の太さの人ならどちらを使っても問題ないわけですが、かなり細めな人・太めな人は片方のみに適正がある可能性も。
参考に、自分の手首を測ってみるのもいいかと思います。
ちなみに上の画像はやや細身で身長は平均的な女性が40mmのApple Watchを着用した場合の画像。
小さめの40mmでも、けっこう存在感がありますよね。
こちらも同じ女性が同じ40mmのApple Watchを着用したときの画像。
やっぱり結構大きいので、44mmだと大きすぎるのでは……という感じがします。
こちらは中肉中背、身長はやや低めの男性が40mmのApple Watchを着用した画像。
腕時計としては標準的な大きさに感じますし、やはり女性よりも腕が太いので「44mmでもイケそうだな」という感じがあります。
上記の2枚は標準体型より少しだけ身長高めの男性が44mmのApple Watchを着用した画像です。
44mmでも違和感なく着用できている気がしますし、より大柄な男性になれば40mmだと小さめなのかな……という感じもあります!
店員さんに40mmと44mmのメリット・デメリットを聞いた!
画面上で見ていても、今ひとつ実感が湧かない……という人は、町中のApple Storeや家電量販店で現物を見てみましょう。
また店員さんに「ケースのサイズを41mmにするか、45mmにするか迷ってるんです」と聞いてみましょう!
筆者が以前にApple WatchのSeries5の購入を検討中、40mmと44mmのどちらにすべきか実際に聞いてみたところ、大まかに以下のような回答でした。
41mmと45mmでも回答はおそらく同じだと思いますので、参考にしてください!
40mmのメリット・デメリット
・普段から小さめのケースの時計を使っている人は手に馴染みやすい
・そこまでケースが大きすぎない分、時計としての見た目がいい(腕元がスッキリ見える)
・44mmに比べれば操作はしにくい
・ただ、あくまで比較したら……の話。操作をするとき画面は拡大もできるので、特に40mmだからといって使用にストレスがあるわけではない。
44mmのメリット・デメリット
・画面が大きいので、指が太めの男性でも操作がしやすい
・大きいぶん、「Apple Watchを付けてる!」という存在感がある
・見た目のスマートさでは、40mmに劣るかもしれない
・男性は44mmを購入する人が多い
実際に試着してみての感想
筆者(中肉中背、やや身長低めの男性)が実際に試着してみての感想も、店員さんのお話とほぼ同じもの。
「4mmの差とはいえ、けっこうな違いがあるな」という着用感だったので、購入を検討中の人はぜひ実物に触れてみることをオススメします。
気になった点としては、44mmのほうがやや腕に重みを感じたこと。
また44mmはケースが大きすぎて、手首の幅いっぱいを埋め尽くしているイメージです。手を動かすときに、少し動きに干渉するかな……とも感じました。
店員さんいわく「大きさや重さが気になった人も、使い始めれば慣れますよ」とのことだったので、このあたりの感覚は個人差があるかもしれません。
結論としてどっちがいいのか
両方を見た結果、「普通の体型の男性の場合は、これは好みの問題だな」という平凡な結論に達しました。
ちなみに筆者は40mmを選びましたが「小さすぎて操作がストレスだな」と感じたことは特にありません。
また編集部には44mmを着用している男性もいますが、「デカすぎるから40mmにすればよかった」と言ってたりすることもありません。
普通の体型の男性なら、好きな方を選べば問題ないと思います!
その上で、あえてどんな人にどちらがオススメなのかを考えると、
●40mm
・小柄な女性はまずコチラを選んだほうが無難
・どちらかというと、操作性より時計としてのスマートな見た目を優先させたい人
・軽やかなつけ心地が好みな人
●44mm
・見た目のスッキリさや軽さよりも操作性を優先し、デジタルギアとしてのApple Watchをフルに楽しみたい人
・指が太めだったり、細やかな指先での操作が苦手だったりする男性
・標準体型よりもかなり大柄な人
という感じでしょうか。
価格は数千円程度しか違わないので、予算よりも好みや付け心地を優先して選びましょう!
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●執筆者:スマートウォッチライフ編集部
日本初のスマートウォッチのウェブメディア。スマートウォッチ・Apple Watchの選び方や入門者向けの記事を多く配信しています。編集部には50本以上のスマートウォッチがあり、編集部員は常にスマートウォッチを片腕or両腕に着用。日本唯一のスマートウォッチ専門ムック本『SmartWatchLife特別編集 最新スマートウォッチ完全ガイド』(コスミック出版)を出版したほか、編集長はスマートウォッチ専門家としてテレビ朝日「グッド!モーニング」にも出演。
これからアップルウォッチを検討・購入する方は以下の記事も参考に!
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