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Googleは2026年10月8日(米国時間)、LTEモデルのGoogle Pixel Watch 2とPixel Watch 3で提供してきた「セーフティ シグナル」を、2026年12月12日で終了するとPixel Watchのヘルプコミュニティで発表しました。セーフティ シグナルは、スマートフォンが手元になく、ウォッチに携帯電話会社の回線契約もないときに、Googleが用意したLTE回線で緊急SOSや転倒検出を使えるようにするサービスです。
終了後に何が使えなくなり、日本のPixel Watchユーザーに影響があるのかを、Googleのヘルプページをもとにまとめます。結論から書くと、セーフティ シグナルは米国・カナダ・英国・ドイツだけのサービスで、日本では提供されていませんでした。
セーフティ シグナルは回線契約なしでウォッチから緊急SOSを使える仕組みだった
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LTEモデルのPixel Watchは、本来ウォッチ用の回線を携帯電話会社と契約すれば、スマートフォンを置いて出かけても単独で電話や通信ができます。セーフティ シグナルは、この契約をしていない人向けに、Googleが緊急時に限ってLTE回線を貸し出すサービスでした。
利用するには、LTEモデルのPixel Watch 2かPixel Watch 3と、有料サブスクリプションの「Google Health Premium」(旧Fitbit Premium)への加入が必要です。登録するとウォッチ専用の電話番号が割り当てられ、スマートフォンから離れたときに次の安全機能が使えます。
・緊急連絡先への発信と着信
・安全確認
・緊急事態の共有
・緊急SOS
・転倒検出
Googleのヘルプによると、提供地域は米国・カナダ・英国・ドイツの4か国だけです。米国の通信会社AT&TやVerizonで買ったPixel Watch 2・3では、新しく使い始めることもできませんでした。LTEモデルを買いながら回線は契約せず、Google Health Premiumには入っている、という条件のそろった人だけが使っていたサービスです。
12月12日以降もWi-Fiかスマホにつながっていれば緊急SOSと転倒検出は動く
終了するのは、Googleが用意していた緊急用のLTE回線です。Googleは、緊急SOS・転倒検出・安全確認といった安全機能そのものは、次のどれかの状態であれば12月12日以降も使えると説明しています。
・ウォッチがWi-Fiにつながっている
・近くにあるスマートフォンとBluetoothでつながっている
・携帯電話会社と契約したウォッチの回線が有効になっている
いまセーフティ シグナルを使っている人には、終了の前にメールとプッシュ通知で案内が届きます。メールが届いた日から30日間は移行期間で、その間は回線契約なしでもこれまでどおり使えます。スマートフォンから離れても緊急SOSや転倒検出を使い続けたい場合は、対応する携帯電話会社でウォッチの回線かeSIMを契約するよう案内しています。
終了の理由について、Googleは「接続と安全の機能を進化させていくため」と述べるだけで、詳しくは明かしていません。
日本はセーフティ シグナルの提供対象外で国内ユーザーへの影響はない
日本語版のヘルプページにも「セーフティ シグナルは、米国、カナダ、英国、ドイツでのみご利用いただけます」と書かれており、日本で売られたPixel Watchでは、もともとこのサービスを使えませんでした。今回の終了で、日本のPixel Watch 2・3ユーザーが使えなくなる機能はありません。
Pixel Watch 2・3を使い続ける場合に気になるのは、ソフトウェアのアップデートがいつまで続くかです。各社のスマートウォッチが何年アップデートを受けられるのかはスマートウォッチのアップデート期間をまとめた記事で紹介しています。
日本のLTEモデルはドコモ・au・ソフトバンクの回線で単独通報できる
日本でPixel Watchからスマートフォンなしで緊急通報したい場合は、LTEモデルを選び、携帯電話会社でウォッチの回線を契約する方法になります。Googleのヘルプに日本の対応会社として載っているのは次の3社です。
・NTTドコモ(ワンナンバー)
・au(ナンバーシェア)
・ソフトバンク
回線を契約していないLTEモデルやWi-Fiモデルの場合、ウォッチから緊急サービスに発信するには、ペア設定したスマートフォンが近くにあってBluetoothでつながっている必要があります。スマートフォンを持たずにランニングや散歩に出るときは、ウォッチ単独では緊急サービスに電話できない点を覚えておくと安心です。
Pixel Watch 4・5のLTEモデルは衛星SOSに対応するが日本は対象外
現行のPixel Watch 4とPixel Watch 5のLTEモデルには、携帯電話の電波が届かない場所でも衛星経由で緊急サービスに助けを求められる「衛星SOS」があります。セーフティ シグナルの対象はPixel Watch 2と3のLTEモデルだけで、Pixel Watch 4・5は含まれていません。
ただし、Googleのヘルプに載っている衛星SOSの提供地域は、米国、カナダ、オーストラリア、欧州の各国で、日本は含まれていません。日本のPixel Watchで単独の緊急通報に頼れるのは、いまのところ携帯電話会社の回線だけです。iPhoneの衛星通信は日本でも使えるようになっており、その状況はAppleが衛星通信の無料期間を延長したニュースで紹介しています。
まとめ
GoogleはLTEモデルのPixel Watch 2・3向けに提供してきたセーフティ シグナルを、2026年12月12日で終了します。終わるのは回線契約なしで使えた緊急用のLTE回線で、Wi-Fiやスマートフォンとつながっていれば、緊急SOSや転倒検出はこれまでどおり使えます。
セーフティ シグナルは米国・カナダ・英国・ドイツだけのサービスだったため、日本のユーザーに影響はありません。日本でスマートフォンなしでもウォッチから通報できるようにしたい場合は、LTEモデルを選び、ドコモ・au・ソフトバンクのいずれかでウォッチの回線を契約しておく必要があります。
Source: PCMag、Google Pixel Watch Community、Google Pixel Watch ヘルプ(セーフティ シグナル)、Google Pixel Watch ヘルプ(モバイルプラン)、Google Pixel Watch ヘルプ(衛星SOS)
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