Table of Contents
新品のタブレット端末を買う前に、「中古でもいいかな」と考えたことはないでしょうか。実は2026年6月に発表された最新の利用実態調査で、タブレット端末を購入したことがある10〜50代のうち、約6人に1人にあたる16.1%がすでに中古という選択肢を選んでいることがわかりました。さらに、いま新品を使っている人でも6割超が「次回は中古も検討したい」と答えるなど、賢く買う流れが静かに広がってきています。
この記事では、中古スマートフォン販売「にこスマ」を運営する株式会社Belongが10〜50代の男女2,000人超を対象に実施した「中古タブレット端末の利用実態調査」の結果をもとに、いま中古タブレット市場で起きていることをわかりやすく整理してご紹介します。
タブレット端末購入経験者の16.1%が「中古」を選択、中古の主役は「iPad」
調査ではまず、タブレット端末を購入したことがある2,076名に「どんな入手方法だったか」を聞いています。結果は、新品購入が大半を占める一方で、「中古品を購入した(認定リユース品・整備品を含む)」が12.5%、「友人・家族から譲り受けた」が3.6%。あわせて16.1%が、実質的に「中古」のタブレット端末を使っているということになります。

中古タブレットの購入経験がある200名に「直近で買ったブランドはどこですか」と尋ねたところ、結果は1位がiPad(42.5%)と圧倒的。2位がAQUOS(10.5%)、3位がGalaxy(7.5%)と続きました。iPadは買い替えサイクルが定着している分だけ中古市場にも流れてきており、状態のよい端末を探しやすい点が支持されているとみられます。

購入金額の差は歴然 新品は「5万〜10万円」、中古は「1万円未満」が最多
次に、新品購入者200名と中古購入者200名に「いくらで買ったか」を聞いた結果がこちらです。
新品購入者では「5万円〜10万円未満」が37.2%でトップ、続いて「10万円以上」が19.1%、「1万円〜3万円未満」が17.1%。一方の中古購入者では「1万円未満」が29.1%で最多となり、「5万円〜10万円未満」21.1%、「1万円〜3万円未満」19.6%と続きます。

新品では数万円〜10万円超が当たり前のタブレットも、中古なら1万円台から手に入る選択肢が一気に広がります。子ども用のサブ機、動画視聴専用機、電子書籍リーダー的な使い方など、「気軽な2台目」用途と中古の価格帯が綺麗にハマっているのが伺えます。実際、新品でもセールで1万円を切る格安タブレットの実機レビューを読むと、エントリー機でも日常用途には十分応えてくれることがわかります。
中古購入者の80%、新品購入者でも65.5%が「次回は中古を検討したい」
続いて気になるのが、今後の購入意向です。「今後タブレット端末を新しく購入するときに、中古品を検討したいか」を聞いたところ、結果は次の通りでした。
中古経験者では「ぜひ検討したい31.0%+条件次第で検討したい49.0%=合計80.0%」が前向きと回答。さらに注目したいのが、これまで新品しか買ってこなかった人たちでも「ぜひ検討したい23.5%+条件次第で検討したい42.0%=合計65.5%」と、過半数を大きく超える人が中古を選択肢に入れているということです。

かつて中古デバイスといえば「安いけれど不安」というイメージが先行していましたが、認定リユース品や整備品といった、状態を担保した販売の広がりとともに、消費者の心理的なハードルがぐっと下がってきている様子がうかがえます。
中古を選ぶ理由TOP3は「コスパ」「上位機種が買える」「最新スペックは不要」
では、なぜ中古を検討するのでしょうか。今後の購入で中古を検討したいと答えた人にその理由を聞いた結果がこちらです。
1位「コストパフォーマンスが良い」52.7%、2位「手が出しにくい上位機種やブランドでも、中古なら買えるから」44.3%、3位「最新の機能やスペックまでは必要ないから」40.5%。

単に安いから選ぶというだけでなく、「新品ではちょっと手が出ない上位モデルを、中古なら無理なく買える」「自分の用途には最新スペックは要らない」と、用途と価格を冷静に見比べた上で中古を選ぶ動きが鮮明です。とくに、iPad Proのような高価格帯モデルに憧れがある層にとっては、世代落ちの中古品は現実的な選択肢になりつつあります。新品どうしの比較でも、5万円程度のタブレットでiPadと国内外モデルを比べた検証記事が参考になります。
58.5%が「使っていないタブレットがある」 手放せない理由は「データへの不安」
もうひとつ興味深いのが、家に眠っているタブレットの存在です。タブレット端末を購入したことがある400名に「使っていない端末はあるか」を聞いたところ、58.5%が「使っていないタブレットが1台以上ある」と回答しました。およそ2人に1人以上が、現役を引退したタブレットを家に置いたままにしているということになります。

では、なぜ手放さないのでしょうか。使っていない端末があると答えた234名にその理由を聞いた結果は、1位「いつか使うかもしれないから」28.2%、2位「データ消去の方法がわからない・不安だから」22.6%、3位「個人情報やデータが漏洩しないか心配だから」22.2%となりました。

2位・3位はあわせて44.8%。「データ周りの不安」が、買い替え後の端末を中古市場に流通させる最大のボトルネックになっていることがわかります。中古タブレットの需要は確実に増えている一方で、供給側にはまだ十分活用しきれていない「眠った端末」のプールが眠っているという、興味深い構図が見えてきます。
調査概要
・調査時期:2026年5月25日〜2026年5月26日
・調査対象:タブレット端末を購入したことがある10代から50代の男女
・調査方法:インターネット調査
・回答者数:中古タブレット端末購入経験者200名、新品タブレット端末購入経験者200名
・調査主体:株式会社Belong
・端数処理(四捨五入)の関係で、合計が100%にならない場合があります
まとめ:眠る端末をどう活かすかが、これからの中古タブレット市場の鍵
今回の調査からは、中古タブレットがすでに「ひっそりと選ばれている選択肢」から「次の購入候補として広く検討される選択肢」へと立ち位置を変えつつあることが見えてきました。新品しか買ってこなかった層の65.5%までもが中古を視野に入れているという数字は、これまで中古市場とは縁が薄かったユーザーの意識が、コスパ志向と賢い消費へと自然にシフトしていることを示しています。
一方で、約6割の家庭にある「使っていないタブレット」を市場に戻すうえでは、データ消去や情報漏洩への不安を解消することが鍵になりそうです。今後、認定リユース品の流通や安心して買取・売却できるサービスがさらに広がれば、需要側と供給側の両方が大きく動く可能性があります。中古スマホ市場の月次動向を見ても、人気機種は供給次第で月ごとに動いており、中古タブレットも同じ流れに向かいそうです。タブレットを買い替える機会があれば、新品だけでなく中古という選択肢も、ぜひ一度フラットに比べてみてください。
Source: 株式会社Belong プレスリリース
調査主体について
本調査を実施した株式会社Belongは伊藤忠グループの企業で、個人向け中古スマートフォン販売・買取サービス「にこスマ」や、法人向け中古スマートフォンのレンタル・販売・買取サービス「Belong One」などを展開しています。中古スマートフォン関連の調査・情報発信も継続的に行っており、本記事の調査もその一環です。
・にこスマ(中古スマートフォン販売)
・にこスマ買取(スマートフォン買取)
・にこスマ通信(お役立ち情報)
あわせて読みたい関連記事
タブレットの実機レビューや比較、市場動向の最新記事もあわせてどうぞ。
3万円台で“ほぼPC”として使えるという驚きの実機検証。中古でなくとも価格を抑えてタブレットを選びたい人に。
【3万円台とは思えない快適さ】Redmi Pad 2 Pro実機レビュー!重いけど“ほぼPC”な大画面タブレット
5万円前後のタブレットで、iPadと国内外モデルを真っ向比較。価格と用途のバランスをどう取るかの参考に。
Galaxy Tab S10 LiteとiPad・Xiaomi Pad 7を徹底比較! 5万円程度のタブレットのコスパ1位は?
セールで1万円を切る格安タブレットを実機検証。「サブ機の中古はちょっと…」という人の新品代替案として。
【正直レビュー】Redmi Pad SE 8.7は買って大丈夫? セールで1万円を切る格安タブレットを実機検証
iPad miniの代替候補として人気のRedmi Pad SE 8.7と本家を価格7倍差で比較。中古iPad miniの相場感を考えるヒントに。
【比較】Redmi Pad SE 8.7 vs iPad mini(第6世代)|価格は約7倍!コスパ&性能を徹底検証
中古スマホ市場の月次動向。タブレット市場と平行して動く中古デバイス全体の温度感がつかめる定点観測記事。
iPhone SEが10か月連続1位──2026年3月の中古スマホ市場、新生活需要で動いた機種はどれか
はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、
記事の探し方ガイド
から目的別に読めます。











