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Xiaomiが、ドイツ・ベルリンで開催中の「IFA 2026」に初出展しました。展示スペースは3,300平方メートル超で、Xiaomiにとって過去最大規模の海外単独ブースになります。

3,300平方メートル超、Xiaomiにとって過去最大規模の海外単独ブース(画像:Xiaomi)
掲げているテーマは「Human × Car × Home」。スマートフォンやウェアラブルなどのパーソナルデバイス、クルマ、スマートホームを1つのエコシステムとしてつなぐという考え方です。会場には380以上の製品が並びます。
日本で何かが発売されるという発表ではありませんが、ウェアラブル分野でのXiaomiの現在地がはっきり示された内容だったので、その部分を中心に見ていきます。
ウェアラブルバンドの出荷台数は世界2位
今回のリリースで、スマートウォッチを追いかけている立場からいちばん目を引いたのはこの数字です。
| カテゴリー | 世界順位 |
|---|---|
| スマートフォン出荷台数 | 24四半期連続でトップ3 |
| タブレット出荷台数 | 第4位(トップ5入りは9四半期連続) |
| ウェアラブルバンド(スマートバンド+スマートウォッチ)出荷台数 | 第2位 |
いずれも調査会社Omdiaの2026年第2四半期データにもとづく数字です。SWLでも同じOmdiaの四半期レポートを紹介してきましたが、スマートバンドとスマートウォッチを合わせたカテゴリーで、Xiaomiは長くAppleに次ぐ位置につけています。
3,980円で泳げるSmart Band 11 Activeのような製品が世界中で数を出しているからで、単価ではなく台数で見たときに、この会社が持っている規模がここに表れています。
スマートフォン、タブレット、ノートPCを除いた接続デバイスは11億台を超え、世界で1億7,500万人以上のユーザーおよび世帯が使っているとしています。
「Human × Car × Home」は何を指しているのか

7カテゴリー380以上の製品を展示(画像:Xiaomi)
Xiaomiが2023年10月に掲げた戦略で、人が持つデバイス、クルマ、家をひとつのエコシステムとして扱うという考え方です。土台になっているのが独自OSの「Xiaomi HyperOS」です。
会場のデモとして挙がっているのは、たとえば次のような場面です。
クルマで自宅に向かっているとき、時間や位置情報、天候に応じて、到着前に照明とエアコンが自動で調整される。自宅で「今撮った写真をプリントして」と言えば、複数のデバイスが連携して処理を終える。読書を始めると、照明とカーテンと室温がまとめて整う。
言い方を変えると、1台ずつ操作する段階から、状況を読んで先回りする段階へということです。腕のデバイスがその入口になる場面も当然出てきます。すべてユーザーの許可とコントロールのもとで動く、という点はリリースでも繰り返し書かれています。
ブースは3つのエリアで構成
展示は「AI Tomorrow」「AI Today」「Human × Car × Home Product Portfolio」の3エリアです。
AI Tomorrowはコンセプト、AI Todayは実際の生活空間、そしてProduct Portfolioでは調理・食品保存、ホームクリーニング、空気管理、オーディオビジュアル、安全・セキュリティ、パーソナルデバイス、スマートモビリティの7カテゴリーから380以上の製品が並びます。
未来のコンセプトから今日買えるものまで、順に見ていく構成です。
自社チップ「XRING O3」と折りたたみスマホ

XRING O3搭載の折りたたみスマートフォン「Xiaomi 18 Fold」(画像:Xiaomi)
会場には、次世代の自社チップ「XRING O3」を搭載する初のフラッグシップ「Xiaomi 18 Fold」も展示されています。
Xiaomiは自社開発チップへの投資を続けていて、コンピューティングアーキテクチャやNPUなど、製品体験の根っこにあたる部分に力を入れています。エコシステム全体を支えるAIコンピューティング基盤も併せて展示されました。
AIモデルの側でも、MiMo-V2.5-Pro、Xiaomi Miloco、Xiaomi Miclawといった自社開発の取り組みが挙がっています。
ヒューマノイドロボット「CyberOne」は工場で実証中

ジェスチャーで来場者とやり取りするXiaomi CyberOne(画像:Xiaomi)
会場ではヒューマノイドロボット「Xiaomi CyberOne」が、フィンガーハートやサムズアップといったジェスチャーで来場者とやり取りしています。
面白いのは、これが展示用の見世物にとどまっていない点です。CyberOneはXiaomiの自動車工場でも実証試験に入っていて、ナットの締め付け作業では4カ月で成功率を約90%から98%に上げたとしています。自社の製造ラインを実験場にして精度を詰めている、という話です。
クルマは2027年に欧州へ

『Gran Turismo』向けに開発したコンセプトカー(画像:Xiaomi)
自動車は3台が展示されています。中心にあるのは、レーシングゲーム『Gran Turismo』のためにXiaomiが開発したコンセプトカー「Xiaomi Vision Gran Turismo」です。テクノロジー企業がVision Gran Turismoプログラムに参加するのは、これが初めてとのことです。
あわせて、新世代の「Xiaomi SU7」と高性能モデルの「Xiaomi SU7 Ultra」も展示されました。Xiaomi Autoは2024年3月の初納車から中国本土で70万台以上を納車していて、ドイツを含む欧州市場への進出は2027年を予定しています。
スマートホームのMijiaが欧州全域へ

欧州全域への展開が発表されたMijiaの製品群(画像:Xiaomi)
今回のIFAで発表されたなかで、実際に動くのがこれです。スマートホームブランド「Mijia」を欧州全域へ大規模展開します。
Mijiaは現在130以上の製品カテゴリーにまたがる2,000以上の製品を持ち、「Xiaomi Home」アプリで一元管理できます。デザイン賞の受賞は500以上とのことです。
また、2026年から2030年にかけて、Xiaomiはグローバルで240億ユーロを超える研究開発投資を見込んでいるとしています。AI、OS、半導体、スマートカー、ロボティクス、スマート製造が対象です。
日本のXiaomiウェアラブルはどうなっているか
今回の発表は欧州向けの内容ですが、日本でもXiaomiのウェアラブルは動いています。
8月27日にはREDMI Watch 6 Lite・6 Active・Smart Band 11 Activeの3機種が同時発売されました。3,980円から7,980円という価格帯で、上位のREDMI Watch 6との違いもはっきりしています。店舗も7月に東海エリア初の直営店が開いて、国内10店舗になりました。
世界2位という数字は、こうした低価格帯の製品を各国で確実に売ってきた結果です。IFAで見せている「Human × Car × Home」の絵と、日本の店頭に並ぶ4,000円のバンドは、同じエコシステムの両端にあります。
まとめ
XiaomiがIFA 2026に初出展し、3,300平方メートル超のブースで380以上の製品を展示しました。ウェアラブルバンドの出荷台数は世界2位、接続デバイスは11億台超という規模です。
日本市場への直接の発表はありませんが、Mijiaの欧州展開、2027年の欧州でのクルマ、そして自社チップXRING O3と、この会社が広げている面の大きさが分かる内容でした。腕につけるデバイスは、そのなかの入口のひとつという位置づけです。
Source:小米技術日本株式会社 プレスリリース(画像:Xiaomi)
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