Apple Creator Studioがアップデート|iPad版Pixelmator Proに「選択とマスク」 フリーボードはダークモード対応

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黒背景に「Apple Creator Studio」のロゴと、Final Cut ProやKeynote、Numbersなど同サブスクリプションに含まれるアプリのアイコンが横一列に並んだイメージ

Appleは2026年9月29日、クリエイティブアプリと生産性アプリをまとめたサブスクリプション「Apple Creator Studio」のアップデートを発表しました。iPad版のPixelmator Proに髪の毛のような細かい部分まで切り抜ける「選択とマスク」が加わり、MacのFinal Cut ProとMotionでは、iPhone 18 Proで撮ったシネマティックモードのビデオを編集できるようになります。

Keynote、Pages、Numbers、フリーボードにも新しいテンプレートや便利な機能が追加されます。この記事では、今回のアップデートで何が変わるのかをアプリごとに整理して紹介します。

Apple Creator Studioは月額1,780円でFinal Cut ProやPixelmator Proが使えるサブスク

Apple Creator Studioは、ビデオ編集のFinal Cut Pro・Motion・Compressor、音楽制作のLogic Pro・MainStage、画像編集のPixelmator Proをまとめて使えるAppleのサブスクリプションです。2026年1月29日にApp Storeで提供が始まりました。

料金は月額1,780円または年間17,800円で、新規登録なら1か月間の無料体験があります。大学の学生・教職員向けには月額480円または年間4,800円のプランも用意されています。

Keynote、Pages、Numbers、フリーボードは、これまでどおり誰でも無料で使えます。Apple Creator Studioに登録すると、これらのアプリでプレミアムテンプレートやロイヤリティフリーの写真・グラフィックス、インテリジェンス機能が使えるようになる仕組みです。

Pixelmator Proに新テンプレート2コレクションとポッドキャストのカバーアートが追加

Pixelmator Proには、MacとiPadの両方で2つの新しいテンプレートコレクションが追加されました。スポーツや躍動感のあるデザインのほか、新しいアイデアやビジネス・製品の立ち上げに使えるテンプレートが含まれています。

新しく登場した「ポッドキャスト」カテゴリには、番組のカバーアートが用意されました。主要なポッドキャストのプラットフォームに合ったサイズで作られているので、配信を始めたい人がサイズを調べる手間を省けます。

iPad版Pixelmator Proで髪の毛やファーまで正確に切り抜ける

iPad版のPixelmator Proには、Mac版にある「選択とマスク」が導入されました。専用のコントロールで選択範囲やマスクを細かく調整でき、髪の毛やファーのような複雑な輪郭でも細部を残したまま切り抜けます。

人物やペットの写真から背景を外したいときなど、これまでMacで仕上げていた作業をiPadだけで済ませやすくなります。

Final Cut ProとMotionでiPhone 18 Proのシネマティックモード動画を編集できる

MacのFinal Cut ProとMotionに、iPhone 18 Proでネイティブ撮影したビデオへシネマティックモードのエフェクトを追加する新しい方法が登場します。シネマティックモードは、背景をぼかして被写体を浮かび上がらせる、映画のような撮影機能です。

Final Cut Proでは、タイムライン上で焦点の位置や被写界深度(ぼけの強さ)を直接調整できます。撮影したあとから「どこにピントを合わせるか」を編集で決め直せるのが便利なところです。

Compressorは以前のシネマティックモード形式への変換とHEVC・MPEG-4の書き出しに対応

Compressorでは、シネマティックモードのエフェクトを適用したビデオを、以前のシネマティックモードのフォーマットに変換して戻せるようになります。あわせて、ソーシャルメディアに共有するためのHEVCとMPEG-4の書き出しプリセットも追加されました。

Keynote・Pages・Numbersに新テンプレートとKeynoteの画像自動生成

Apple Creator Studioのサブスクリプション登録者は、Keynote、Pages、Numbersで、プロがデザインした新しいテンプレートとテーマを使えるようになりました。また、Keynoteでは「インテリジェントなスライド生成」機能が、プレゼンテーションの内容に合わせて画像を自動で作ってくれます。

Keynote、Pages、Numbersのユーザーは、共有されているプレゼンテーション・書類・スプレッドシートへの「アクセスを要求」できるようになります。共有リンクを受け取ったのに開けない、といったときに、持ち主へすぐに依頼できるので共同作業がスムーズになります。

Mac版のPagesには、コンテンツを読みやすく整えたり、書くことに集中しやすくしたりする「スクリーンビュー」が加わります。Numbersには三角関数・統計関数・論理関数が新たに追加され、スプレッドシートでより複雑な計算ができるようになります。

フリーボードがダークモードとフォルダに対応しApple Intelligenceで手書きメモを要約

アイデアを1枚のボードに自由に並べられるフリーボードには、要望の多かった機能がまとめて追加されます。

・ボードが自動でダークモードに切り替わる
・フォルダを使ってボードをコレクションごとに整理できる
・別のユーザーを共同作業に招待できる
・共有ファイルでの共同作業へのアクセスをリクエストできる
・ショートカットでコンテンツの追加を自動化できる

さらに、Apple Intelligenceの作文ツールを使って、手書きのメモを書き直したり、校正したり、要約したりすることもできます。

visionOS 27では、ボードから画像・ビデオ・付せん・図形・3Dモデルなど複数の項目を、自分が作業している空間に引き出せるようになります。複数の3Dモデルを1つのグループとしてまとめて表示することも可能です。

アプリ別のアップデート内容一覧

アプリ 主な追加内容
Pixelmator Pro 新テンプレート2コレクション、「ポッドキャスト」カテゴリのカバーアート(Mac・iPad)
「選択とマスク」(iPad版)
Final Cut Pro・Motion iPhone 18 Proで撮影したビデオにシネマティックモードのエフェクトを追加、Final Cut Proのタイムラインで焦点位置・被写界深度を調整(Mac)
Compressor 以前のシネマティックモードフォーマットへの変換、HEVC・MPEG-4の書き出しプリセット
Keynote・Pages・Numbers プロがデザインした新しいテンプレートとテーマ(サブスクリプション登録者)
共有ファイルへのアクセスを要求する機能
Keynote インテリジェントなスライド生成で画像を自動生成
Pages 「スクリーンビュー」(Mac版)
Numbers 三角関数・統計関数・論理関数
フリーボード ダークモードへの自動適応、フォルダ、共同作業への招待、Apple Intelligenceの作文ツール、ショートカット
ボードの項目を空間に引き出す、3Dモデルのグループ表示(visionOS 27)

まとめ

今回のApple Creator Studioのアップデートは、iPad版Pixelmator Proの「選択とマスク」や、iPhone 18 Proのシネマティックモード動画をFinal Cut Proで編集できる機能など、iPhone・iPad・Macをまたいで制作する人に役立つ内容がそろいました。

サブスクリプションに登録していなくても、Keynote・Pages・Numbersのアクセス要求やフリーボードのダークモード・フォルダなど、無料アプリの使い勝手が良くなる部分もあります。普段これらのアプリを使っている人は、アップデートが届いたら新しい機能を試してみてください。

Source: Apple Newsroom「Apple Creator Studioに新たなアップデート」

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