世界シェア上位のAmazfit
スマートウォッチ分野で世界シェアトップ10に入る中国ブランドAmazfit。
このAmazfitを展開するHuamiは、中国のXiaomiのグループ企業であり世界的な超巨大企業です。
Amazfitについては、日本ではまず1万円を切る低価格帯のモデル「Band 5」が、その高性能ぶりで評判になりました。
その後はミドルレンジの価格帯でも、その価格を凌駕する多機能モデルが相次いでリリースされ、日本市場でも存在感を増しています。
コスパが高く必要な機能がすべて備わったAmazfit GTR2e
今回レビューを行う「Amazfit GTR2e」も価格は¥20,800と、ミドルレンジの価格帯のモデルの一つ。
先行モデルである「Amazfit GTR2」(¥32,800)のエントリー版の位置づけながら、スマートウォッチの主要な機能がすべて備わっていると言っていいでしょう。
以下が編集部調べの主要搭載スペック。
■搭載スペック
また画面の見やすさ、デザイン、バッテリーの持ちなどもハイスペック。
標準的な使用でのバッテリー持続時間は24 日間とかなり長いです。
5,000円前後の超低価格モデルとは違う意味で、最もコストパフォーマンスの高い製品の一つであると断言できます。
ちなみに現在Amazfitは膨大な数のスマートウォッチをリリースしていますが、「GTR」は円形ケースでオールラウンドの機能を持った日常使用向けのシリーズ。
スクエア型のケースの「GTS」は姉妹版といえる位置づけです。
そして「GTR」「GTS」とも最新のモデルは「3」になります(GTRは「3 Pro」もあり)。
そうした主要モデルについては下記の関連記事にてご確認ください。
【関連記事】Amazfitスマートウォッチ 主要モデル比較&選び方ガイド【2021年版】
またヘルスケア機能や運動機能についての長期の使用レビューは別途記事もありますので、こちらもご一読を!
Amazfit GTR 2eを2週間ガッツリ使用レビュー。健康関連の機能は圧巻のコスパ!
ここから「Amazfit GTR2e」の使用レビュー
開封・インストール・着用感
まずは外箱。シンプルながら高級感のある外観です。
フタを開けるとこれまたシンプルに収まっています。
内容はウォッチ本体と充電ケーブル、説明書が入っています。
充電ケーブルはマグネット式の専用ケーブルです。
充電はこのような形で、マグネットの力でしっかりホールドされます。
満充電で驚異の24 日間稼働(標準的な使用での場合)。
機能をたくさん使うとさすがに27日間は持ちませんが、それでも1週間以上はまったく充電の心配をせずに使い続けられます。
ですので、アップルウォッチの充電器のように、旅行時に持ち歩かなくても全く問題なさそうです。
多機能スマートウォッチを支えるZEPPアプリ
Amazfitシリーズのスマートウォッチは「ZEPP」というスマートフォンアプリで管理されます。
アプリのインストールは、マニュアルのQRコードを読み取るか、APPストア、PLAYストアから「ZEPP」と検索してインストールします。
様々な設定はフッターの位置にある「プロフィール」→「マイデバイスのAmazfit GTR 2e」から行います。
「ストア」からはウォッチフェイスのダウンロード取得ができます。「ストア」と書いてあるものの、無料です。
Amazfit GTR 2eは丸形の文字盤なので、アナログ表示の方がしっくりくるかもしれません。
ただ、筆者はデジタル表示に慣れてしまっているので、デジタル表示でシンプルなものをダウンロードして使っています。
「通知とリマインダー」→「アプリ通知」で通知させたい項目も選べます。
筆者はLINE、電話、Gmail、カレンダー、ビジネスチャットのみ登録。これだけあればビジネスの通知にリアルタイムに反応できるでしょう。必要に応じてSNSも登録できます。
「健康モニタリング」からは「睡眠時呼吸の質のモニタリング」「1日のストレスの常時監視」のオン/オフができます。これらをオンにしているとバッテリーの消費は多少激しくなりますが、それでも1週間は持ちますから問題ないでしょう。
「スマートウォッチ設定」→「ディスプレイと輝度」からはディスプレイの常時表示やスクリーンオフの時間が設定できます。
こちらも常時表示にしているとバッテリーの消費が早くなるのですが、アップルウォッチの充電サイクルに慣れている者としてはこちらも全く問題ないレベルです。
なお、常時表示させる時間帯を選ぶこともできます。
22時〜8時までは常時表示オフ、8時〜22時までは常時表示オンというように、生活時間帯には常時オンにして、就寝に向かうタイミングでは腕を持ち上げた時に表示される設定にできます。
着用感
画面は大きく、とても見やすいサイズになっています。
ディスプレイサイズは、326ppi(pixel per inch)で色鮮やか。
軽量なアルミが使用されていて、着け心地も軽快です。
ウォッチフェイス画面はAMOLEDディスプレイの高精細で、2.5Dディスプレイと表現される、少し立体感のあるベゼル部分がおしゃれです。
アナログの文字盤で常時表示をオンにしていれば、スマートウォッチだとは気づかないかもしれません。
プリインストールされているウォッチフェイスデザインにはこのような種類があります。
画面を長押しして簡単にウォッチフェイスデザインが変更できますので、ビジネスウォッチとして使う時はアナログ表示、休日はデジタル表示、などと使い分けるのも便利かもしれません。
左のApple Watch(44mm)と並べるとこんな感じになります。
見やすさはAmazfit GTR 2eに軍配をあげたくなりますね。
タッチセンサーのサクサク感もばっちりで、低価格ウォッチにありがちな反応の遅さはまったく感じられません。
文字の大きさも確保されていて、老眼の方でも(!)これなら大丈夫ではないでしょうか。
Amazfit GTR 2eのその他の機能
上記で触れた以外にもたくさんの機能が備わっています。
防水は5気圧防水で理論上は50Mの水圧にも耐えられます。日常の防水はもちろん、サーフィンや水泳でも問題なく使用できるでしょう。
位置情報センサーは、アメリカのGPSとロシアのGLONASSのシステムに対応しています。
ちなみに上位モデルでは日本の「みちびき」にも対応しておりさらに高精度の情報が得られます。
マイクが搭載され、Amazon Alexaに対応。音声での操作が可能になっています。
温度センサーがついているのも特徴の一つでしょう。
こちらの温度センサーは「肌の表面の温度を計測する機能」で、我々が認識している「体温(中核体温)」とは異なった値ですが、毎日チェックして自分の表面温度を常に把握しておけば、体調の変化に気づく一つの指標となるでしょう。
コロナ禍で注目された血中酸素飽和度センサーも搭載されています。もっともここでの値は個人的にはちょっと信頼性に欠ける気がします。あくまで補助的な数値と考えるべきでしょう。
ワークアウトの種類も多いも豊富で心拍数センサーと連動して運動の強度をしっかりとトラッキングできます。
このように、バイオトラッカーとしての機能はほぼ全て搭載されていると言っていいでしょう。
必要な機能がすべて備わって2万円。激安とは言えませんが、機能面やデザイン面を考えると驚異的なハイコストパフォーマンス製品です。
まだスマートウォッチを使用したことがなく、これからスマートウォッチデビューしよう!と思っている方には自信を持ってお勧めできる製品です。
なお、ヘルスケア機能や運動機能についての長期の使用レビューは、下記の関連リンクに別途記事もありますので、こちらもご一読を!
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