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Apple Watchアプリ開発経験者が語る、アプリのアイディア6例。開発するなら今がチャンス!?

Apple Watchの使い方、基礎知識

公開日: 最終更新日:

 

Apple Watchは、iPhone同様に独自のアプリを開発・販売することが可能なデバイスです。

Apple Watchを愛用中のアプリ開発経験者や、プログラミングに興味を持っている人の中にはApple Watchアプリの開発をしてみたい!という人もいらっしゃるのではないでしょうか?

筆者がまさにその一人で、先日『LockinTimer』というポモドーロテクニック用タイマーアプリを開発しました。

【詳細はこちら!】Apple Watch向けポモドーロアプリ、筆者が自ら作りました! こだわり&使い方を解説

そして開発した時の苦労話や今後のApple Watchアプリ開発の可能性などを、こちらの記事で書きました。

【詳細はこちら!】Apple Watchのアプリ開発は今がチャンス!? 開発経験者が解説

前回の記事に続いて今回は、筆者が開発をしている中で浮かんだアプリのアイディアについてご紹介してみたいと思います。

少しでもアプリ開発のヒントになれば幸いです!

 デバイスの特性を活かしたアプリを考えてみよう!

まず、Apple Watchというデバイスの特性を理解しておくことが大切です。iPhoneと比べるとできることには制限があります。その一方で、iPhone以上に肌身離さず使用している人が多いのが最大の特徴でしょう。

以下に、開発者目線で見たApple Watchの特徴を挙げてみます。

・ディスプレイサイズが限られており、使えるUI部品も限定的
・ 長時間の利用には向かない(1回あたり数秒〜長くても数分)
・iPhoneとの連携を前提としているアプリと、Apple Watch単独で動作するアプリがある
・心拍数測定や心電図等のデータはヘルスケア経由で取得可能
・ジェスチャー機能(watchOS8からの新機能)はサードパーティも利用可能

これらの特性を考慮した上で、アプリのアイディアを練っていきましょう!

Apple Watchアプリのアイディア例

それでは、筆者が考えたApple Watchアプリのアイディア例をご紹介します。(本職で開発している方は温かい目で見守っていただけると幸いですw)

1. watchOS8から搭載されたジェスチャー機能を活用したアプリ

ジェスチャー機能とは、watchOS8から導入された新しい機能です。片手をグーパーしたり、親指と人差し指で輪を作るだけでApple Watchを操作することができます。なんとも近未来的ですね!

Apple Watchの操作中はどうしても両手が塞がってしまいます。ジェスチャー機能を取り入れれば画面を触れることなく片手でアプリを操作可能です。

元々は身体的に不自由な方の操作補助が目的の機能でしたが、アイディア次第で別の使い方もできそうです。

2. 心拍数や心電図など、デバイスの機能を活用したアプリ

心拍数や心電図の測定は、Apple社製品の中でApple Watchにしかない機能です。そしれこれらのデータはヘルスケア経由で取得可能です。

取得したデータを使って、公式アプリとは違った見せ方(統計情報など)をするアプリを開発する事ができます。

3. スマホを取り出すほどではないもの

最近のスマホは年々巨大化しています。動画や写真を見たりするには適していますが、ちょっとしたことを確認したり単純な機能を使いたいだけの時は逆に扱いにくいと感じている人も多いのではないでしょうか。

単機能なアプリほどApple Watchに向いています。筆者が開発したポモドーロテクニック用のタイマーアプリはその1例と言えるでしょう。

4. 1回あたり数秒で完結するもの

スマホアプリの場合、開発側は「いかにユーザーが長時間使ってくれるか?」に腐心しています。SNSアプリもソーシャルゲームもみんな同じです。

一方、Apple Watchの場合は長時間使用には向いていません。ずっと見続けるには腕を挙げていなければならず、疲れてしまいます。また、バッテリーの減りも早めてしまいます。

なので1回あたり数秒で完結するようなアプリが求められます。

例えば、定期的に名言を通知してモチベーションを上げてくれるアプリなどがあったら面白いかもしれません。名言1つ確認するだけなら1回数秒で済みますからね。

 5. たまごっち的な育成ゲーム

Apple Watchにはゲーム系アプリが少ないです。先程述べたように、長時間の使用には向かないためです。

でも、一昔前に一世を風靡したたまごっちのような育成ゲームなら、意外と人気が出るかもしれません。手元でペットを飼っているような感覚で愛着がわいてきそうです。

【あわせて読みたい】『ねこあつめ』が実はApple Watchに対応している件。腕元で見るだけで癒やされる!

6. ライフログ系

Apple Watchは、肌身離さず身につけている人が多いので、ライフログなどデータトラッキング系のアプリのニーズは確実にあると思います。特にデータ入力はスマホより断然Apple Watchのほうが素早くできるはずです。

筆者自身、Apple Watch購入当初は習慣記録や時間管理(何にどれだけ時間を費やしたか記録)をApple Watchでやりたい!と思っていました。そこで複数のアプリをインストールして試してみたのですが、しっくりくるアプリがありませんでした。

ワークアウトや睡眠記録系アプリはApple Watchの定番アプリとなっていますが、ライフログ系アプリも定番アプリになり得るのでは?と予測しています。

【あわせて読みたい】ダラダラ作業する時間が確実に減少!時間管理の定番アプリ「toggl track」をApple Watchで使ってみた

さいごに

以上、Apple Watchアプリのアイディア例でした!何か1つでも気づきを得てもらえれば嬉しいです。

Apple Watchアプリの開発者数はまだまだ少ないので、これらのアイディアを参考にぜひチャレンジしてみてください。

●執筆者:yoshi_2045
フリーランスSE。二児の父。42歳からAppleWatchのアプリ個人開発に独学でチャレンジし、『LockinTimer』をリリース。ブログ「ツナガリワークス」を運営中。Twitterもやってます!

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