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Apple Watchのアプリ開発は今がチャンス!? 開発経験者が解説

NEWS

2021.12.12

2014年に初代Apple Watchが発売されてから7年以上が経過しました。

アプリ開発の環境も年々整備されてきており、発売当初よりもだいぶ開発しやすい状況になっています。

筆者も先日、個人開発でApple Watchアプリを開発&リリースしました!

【詳細はこちら!】Apple Watch向けポモドーロアプリ、筆者が自ら作りました! こだわり&使い方を解説

何とか無事リリースまでこぎ着けましたが、完成までには苦労しました……。

この記事では、実際にApple Watchアプリを開発した筆者が、アプリ開発を通じて感じたことやアプリ開発の将来性について解説いたします!

Apple Watchアプリ開発に関する情報が圧倒的に少ない!

Apple Watchアプリ開発を通じて一番感じたこと。それは

圧倒的に情報が少ない……!

ということでした……。

アプリ開発をしていると、分からないことが沢山出てきます。

例えばプログラムを書いて実際に動かしてみたら予期せぬエラーが発生したり、こんな機能を作りたいんだけどその実装方法が分からなかったり、などです。

そういう時、まずはネットで調べるのですが、Apple Watchアプリに関する情報は非常に少ないんです。

参考までに、プログラマーなどのエンジニアがよく利用する情報共有サイト「Qiita(キータ)」と、QAサイト「teratail(テラテイル)」で、Apple Watch関連の情報がどのくらいあるか調べてみました。

比較対象としてiPhone関連のキーワードも記載しています。

◆Qiitaでの記事数比較
AppleWatch・・・108件
watchOS・・・108件
iPhone・・・2,226件
iOS・・・19,127件

◆teratailでのタグ数比較
AppleWatch・・・49件
watchOS・・・0件
iPhone・・・1,783件
iOS・・・7,415件

iPhoneのほうが製品の発売期間が長いということもありますが、それを加味してもApple Watch関連の情報が少ないことが分かるかと思います。

StackoverflowやApple公式フォーラムも状況は同じ・・・

日本語の情報が少ない場合は、海外サイトを調べることになるわけですが、状況は海の向こうも同じようです……。

世界最大級の技術ナレッジコミュニティであるStackoverflowや、本家のApple公式フォーラムなども情報は少なかったです。

スマホアプリ開発のスキルが前提

もし、プログラミング未経験者が初めてアプリ開発をしてみたい!と思ったら、いきなりApple Watchアプリの開発をするのはおすすめしません……。

理由は、上述のように情報が少ないため分からないことを調べたくても調べられないというのが一つ。

もう一つは、Apple Watchアプリは元々iPhoneアプリの拡張機能的な位置づけで誕生しているため、iPhone(iOS)アプリのフレームワークや設計思想の理解を前提としているためです。

そのため入門書レベルの知識でもいいので、iPhoneアプリ開発の基礎を学んでからのほうが遠回りなようでいて実は効率よく開発できます。

スマートウォッチ市場が拡大していることは事実

これまで見てきたように、アプリ開発者目線で見るとやや残念な状況のApple Watchですが、一方でスマートウォッチ市場の動向を確認してみると年々着実にユーザー数が増えている事がわかります。

MM総研の調査によると、2020年度通期の国内販売台数は229.4万台と前年度比19.9%増で、5年連続過去最高を記録しています。

参考:スマートウォッチの国内販売台数が200万台を突破 ≪ プレスリリース | 株式会社MM総研

また、海外の調査会社カウンターポイント社によるレポートでは、2021年第3四半期(7月~9月)のアップルウォッチの出荷台数はトップをキープ。

Wear OS陣営が追い上げを見せているものの、いまだ市場を牽引し続けているトップランナーです。

【あわせて読みたい】Galaxy Watch 4が好評のサムスン&Wear OS陣営がApple Watchを急追! スマートウォッチ世界市場の最新レポート 

Apple Watchのアプリ開発は今がチャンス!?

市場が拡大しているということは、多種多様な需要が生まれる可能性があります。

同じ健康管理アプリでも、求める機能や使い勝手は人それぞれ違いますからね。

それに加えてデバイス自体のスペックも年々向上しているので、Apple Watchで出来ることも増えてきています。

例えば心拍数の測定や、watchOS8で追加されたジェスチャー機能などが挙げられます。

正直なところ、Apple Watchアプリ開発のみの求人案件は現状ほぼありません。

でも、差別化要素として「Apple Watchアプリも開発したことあります」というのは今後、アピールポイントになり得るのでは?と思っています。

そのためiPhoneアプリ開発経験者なら、ライバルが少ない今こそ参入のチャンスかもしれませんよ!

いかにApple Watchの特性を活かしたアプリを企画できるか?

Apple Watchアプリ開発に興味が湧いてきたでしょうか?実際に作ってみたい!と思っても、では具体的にどんなアプリを作ればいいんだろう、、と迷いますよね。

そこで、筆者がアプリ開発をしている中で浮かんだアプリのアイディアについて、次回記事でご紹介いたします。お楽しみに!

●執筆者:yoshi_2045
フリーランスSE。二児の父。42歳からAppleWatchのアプリ個人開発に独学でチャレンジし、『LockinTimer』をリリース。ブログ「ツナガリワークス」を運営中。Twitterもやってます!

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