ワールドトレードセンターがApple WatchとiPhoneで使える従業員入館バッジを導入 

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Apple Watchに関するイメージ画像

2001年9月11日の同時多発テロ事件で崩壊したニューヨークのワールドトレードセンターの跡地には現在では新しい超高層ビルが建っています。

7 ワールドトレードセンターと呼ばれるこの建物はアメリカが国際テロに立ち向かう姿勢を象徴するものとも言えます。

その新ワールドトレードセンターに出入りする際、従来の従業員入館証に代わって、Apple WatchやiPhoneのアプリをタップすることで、ドアのカギを開錠できるようになりました。

数か月後には全米50,000の建物に導入予定

同ビルを管理するSilverstein Properties社が2月1日付で発表(*1)したところによると、建物の入館キーとして使用されるのはApple Wallet上の従業員バッジです。利用者は所有するApple WatchやiPhoneで同バッジを使用することで、建物への入館することができ、与えられた権限に基づいて、自身のオフィスがある階への出入り、さらにはフィットネスセンターや他の公共スペースへのアクセスが可能になります。

そして新ワールドトレードセンターへの導入は手始めに過ぎず、今後の数か月間でニューヨーク、フィラデルフィア、ロサンゼルスなど、全米で50,000か所に及ぶ同社の顧客オフィスに同様のサービスを広げる予定だということです。

同社のタル・ケレット社長は公式発表の場で下のように述べています。

「私たちの従業員とお客様がApple WatchかiPhoneにあるApple Walletの従業員バッジを使って、ビル、オフィス、公共ラウンジ、カフェ、会議室、そしてヨガスタジオなどに簡単に出入りできるようになったことを誇らしく思っています。この優れたアプリによって、私たちは今後も数多くの建物と公共スペースに安全で信頼性のあるアクセスを提供していくことができます」

日本では既にApple Watchなど多くのスマートウォッチ上でSuicaを使うことができます。それで電車に乗ることも、コンビニで買い物をすることもできます。

そして職場の出入りもスマートウォッチでできるようになるのなら、「定期券」も「財布」も「従業員入館証」も身につける必要がなくなります。腕時計だけの手ぶらで電車通勤ができるようになる日はもうすぐそこまで来ているようです。

*1. Silverstein Introduces Employee Badge In Apple Wallet For Its WTC Employees and Tenants

●執筆者プロフィール 角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー走部監督を務める。年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンを走る市民ランナーでもある。フルマラソンのベストタイムは3時間26分。公式Facebookは https://www.facebook.com/WriterKakutani

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