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Apple Watchは水泳練習の良きパートナーになれる。水泳で徹底使用レポート

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2022.09.25

水泳とランを連続して行うアクアスロン(Aquathlon)という競技に挑戦したことを書いた下記の記事で、Apple Watchが防水ロックされてしまうことについて難癖をつけてしまいました。

【あわせて読みたい】 Apple Watchはトライアスロンには向かない(現状では)。だけど、2022年秋には大きな改善がある?

しかし、公平に言えば、Apple Watchは水泳の練習をする上でとても役に立つ機能をたくさん備えています。

そのおかげで、私はこの夏に水泳の能力を ― 具体的に言えばクロールで1,000メートルを連続して泳ぐことを ― かなり向上させることができました。今回はその話を紹介したいと思います。

もちろん競技者レベルの話では全然ありません。あくまでも素人が素人なりに頑張ったらどうなるか、という話です。

尚、アップル社はつい先日新バージョンとなるApple Watch Series 8、Apple Watch SE、そしてApple Watch Ultraの販売開始を発表しましたが、私が使用しているのは、そのひとつ前のバージョンであるApple Watch Series 7です。

「溺れずに泳げる」から「楽に泳げる」レベルへ

私の水泳はまったくの自己流です。

きれいにも速くも泳げません。体力だけは売るほどあるので、なんとか1,000メートルくらいならクロール(らしきもの)で泳ぎ通すことができただけです。

それでアクアスロンのレースに出ようと思い立ったこと自体が無謀なのですが、アホは生まれつきなので私のせいではありません。とりあえず、レースの数日前に近所のプールで試しに1,000メートルを泳いでみたところ、タイムは30分くらいでした。

これはかなり遅いです。どれだけ遅いかと言えば、アクアスロンのレースに出たら、泳ぎ部門は数百人中最下位に近かったくらい遅いのです。

それも男性部門についていけないだけの話ではありません。男性より2分後に遅れてスタートした女性たち(60代や70代の選手も含まれます)にも次々と抜き去られてしまうのです。

これはあまりにも情けないので、この夏は一念発起して、水泳の練習に取り組みました。とは言っても、指導者についたわけでもなく、相変わらずの自己流には変わりはないのですが、生まれて初めて水泳のフォームについて考え、Youtubeでそれらしき動画を探し、そして練習ごとのデータをApple Watchで記録していったのです。

競技の性格上、短距離のスピードはさほど要りません。もちろん速いに越したことはないのですが、それよりも長距離をいかに楽に泳げるようになるかを追求しました。泳ぎで消耗するエネルギーをなるべく少なくして、得意のランに繋げるためです。

Apple Watch「プールスイミング」の使用法

「ワークアウト」で「プールスイミング」を選択すると、下の画面が表示されます。

ここで1ラップの長さと単位を設定することができます。私の場合は「25ヤード」ですが、「25メートル」や「50メートル」のように、泳ぐプールに合わせて変更できるわけです。

開始ボタンを押して泳ぎ始めると、あとはApple Watchが自動で泳いだラップ数を数えてくれます。

1,000メートルを目標にするなら、25メートルなら40ラップ、25ヤードだと44ラップになります。それだけ何回もプールを往復していると、頭がボーとしてきて回数を数え間違ってしまったなんてことがよくありますが、Apple Watchのおかげでその心配がなくなるわけです。

水泳を終了したときのステップに「排水」があることは上の記事に詳しく書いた通りです。やや面倒ではありますが、慣れてしまえば問題はありません。

もちろん、Apple Watchが記録してくれるのはラップ数だけではありません。距離、タイム、心拍数、消費カロリー、そしてストローク数といったデータを後で確認することができます。

特に最後のストローク数は私にとって大きな意味を持ちました。

前述したように、私の目的は速く泳ぐことより楽に泳ぐことでしたから、同じ距離を泳ぐなら腕を回す回数はなるべく少なくしたいのです。1回のストロークで前に移動できる距離が長くなればなるほど、泳ぎ終わったときのエネルギー消耗度は低くなるはずだからです。

従って、泳ぐときの水中抵抗をいかに少なくするかが問題になりますが、世の中にはそのための水泳フォームや練習方法を紹介する動画が山ほど(とはいささか誇張した表現になりますが)あります。

それらについて書き始めるとキリがありませんし、またこの記事の本題でもありませんので、割愛します。

ともかく、Youtubeでフォームの研究をして、それをプールで試して、Apple Watchのデータを確認する。

上手く行っても行かなくても、フィードバックを次の機会に活かす。

そんな、いわゆるPlan – Do – Seeのサイクルをこの夏中何回も繰り返しました。スポーツおたくとはしつこい人種なのです。そんなことをして何の得になるのか、と虚しく感じてしまう人には向いていません。

下のスクリーンショットは左が7月26日、右が9月7日のデータです。後者は間違って1往復余分に泳いでしまったにもかかわらず、合計のタイムは1分半以上短縮しましたし、消費カロリーも6%ほど減りました。1か月半ほどの成果としては悪くありません。特に100ヤード平均のストローク数を52回から46回へと減らすことができたのは、ささやかではあっても重要な(私にとっては)成果です。


合計や平均の数字だけではなく、100ヤードごとのスプリットタイムとストローク数もとても参考になる貴重なデータです。

水泳に限らず、疲れるとフォームが乱れるものですが、その乱れをなるべく小さくして、一定のペースで泳げるようになるかが、私にとっては今後の大きな課題です。理想を言えば、最初から最後まで同じペースとストローク数で泳ぎ切れるようになりたいものです。


以前なら感覚に頼っていただろうことを、Apple Watchは客観的なデータで可視化してくれる、非常に便利なツールです。目的が競技であれダイエットであれ、これから定期的にプールに通おうとする人はApple Watchの活用をお奨めします。

●執筆者プロフィール 角谷剛(かくたに・ごう)

アメリカ・カリフォルニア在住。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー走部監督を務める。年に数回、フルマラソンやウルトラマラソンを走る市民ランナーでもある。フルマラソンのベストタイムは3時間26分。公式Facebookは https://www.facebook.com/WriterKakutani

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