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TAG Heuer OS登場でWear OS勢力がさらに縮小――CASIO、Suunto、FOSSILグループに続く“脱Google”の流れ

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2025年10月、スイスの高級時計ブランドタグ・ホイヤー(TAG Heuer)は、第5世代スマートウォッチ「TAG Heuer Connected Calibre E5」を発表しました。
このモデルで初めて搭載された「TAG Heuer OS」は、同社が完全に自社開発した独自のスマートウォッチ用OSであり、長年採用してきたGoogleのWear OSからの離脱を意味します。

【関連記事】タグ・ホイヤーが第5世代「TAG Heuer Connected Calibre E5」を発表。スイスのクラフツマンシップとデジタルが融合した新時代のスマートウォッチ

フォッシル、カシオ、スントといった有力ブランドがすでにWear OS陣営から離脱しており、現在も同プラットフォームを支えるのは、Google(Pixel Watch)サムスン(Samsung)モンブラン(Montblanc)、そして中国のモブボイ(Mobvoi/TicWatchシリーズ)という限られたブランドのみとなりました。

TAG Heuer OSとは――Wear OSからの完全脱却

TAG Heuer OSは、タグ・ホイヤーが独自開発した次世代OSで、同社が掲げる「精度とクラフツマンシップの融合」をデジタル領域にまで拡張したものです。
第5世代の「Connected Calibre E5」に搭載され、インターフェースやナビゲーションはこれまでのWear OSモデルよりも滑らかで直感的に。
ブランド独自の美学を反映したUI設計と操作性の高さが特徴です(公式プレスリリースより)。

また、TAG Heuer OSはAndroidオープンソースプロジェクト(AOSP)を基盤としており、Wear OSと共通のルーツを持ちながらも、Googleのサービスに依存しないシステムとして再構築されています。
AppleのMFi認証を取得したことで、iPhoneとの互換性が大幅に向上した点も重要な進化です。

Wear OSからの離脱ブランドが続々と

Wear OSは一時期、多くのブランドが採用する「共通OS」として存在していました。 しかし近年、その勢力は大きく縮小しつつあります。

フォッシルグループ:撤退を正式発表

2024年初頭、米国のフォッシルグループがスマートウォッチ事業からの撤退を発表。
Googleとの共同開発も終了し、Michael KorsやDieselなどのWear OSモデルもすべて生産終了となりました。

カシオ:G-SHOCK専用OSへ移行

カシオ(CASIO)は、PRO TREK SmartシリーズでWear OSを採用していましたが、現在は独自OSと自社アプリを中心に展開。
G-SHOCK Moveなどでは、バッテリー効率と信頼性を重視した設計に切り替えています。

スント(SUUNTO):スポーツ特化OSを採用

フィンランドのスントも「Suunto 7」でWear OSを採用した後、独自OS路線へ転換。 Suunto VerticalやRaceなどの最新モデルでは、自社アプリと統合されたトレーニング特化型システムを採用しています。

現在のWear OS陣営:Pixel Watch、サムスン、モンブラン、モブボイが中核に

Wear OSを継続採用している主要ブランドは、現在Google(Pixel Watch)サムスン(Samsung)モンブラン(Montblanc)モブボイ(Mobvoi)の4社です。

Google Pixel Watchシリーズ

Google自身が開発するPixel Watchシリーズは、Wear OSの“リファレンスモデル”として存在。
Fitbitとの統合によるヘルスケア機能の強化、Pixelスマートフォンとの連携、そしてWear OSの最新機能を最速で体験できる点が特徴です。
最新のPixel Watch 3では、AIによるパーソナルトレーニングや自動睡眠分析など、Googleエコシステム全体との融合がさらに進んでいます。

サムスン(Samsung)

サムスンはGoogleと共同でWear OS 4を開発し、自社のGalaxy Watchシリーズに搭載。
独自の「One UI Watch」と組み合わせることで、Androidスマートフォンとのシームレスな統合を進めています。
Wear OS陣営の中でも圧倒的な販売力を持つ中心的存在です。

モンブラン(Montblanc)

ドイツの高級ブランドモンブランは、「Summit 3」などのモデルでWear OSを継続採用。
高級時計デザインとGoogleサービスの利便性を両立し、ラグジュアリーブランド唯一のWear OS支持メーカーとして存在感を保っています。

モブボイ(Mobvoi/TicWatchシリーズ)

中国発のテックブランドモブボイ(Mobvoi)は、TicWatch Pro 5などでWear OSを採用。
高いコストパフォーマンスと多機能性を両立し、Wear OSの“民生向け代表”として地位を確立しています。
GoogleアシスタントやFit機能との連携にも強く、Wear OS市場のボリュームを支える中核プレイヤーの一つです。

TAG Heuer OSで広がる新たな方向性

TAG Heuer OSは、ブランド体験の完全統一を目指すものであり、Wear OS時代の「共通機能」から一歩踏み出しています。 特に注目されるのは、TAG Heuer Connectedアプリとの連携による健康・スポーツデータの統合。 ランニングやゴルフなど、ブランド独自のスポーツ体験をウォッチ内で完結できる仕組みが整っています。

また、ニューバランスと共同開発した「TAG Heuer Connected Calibre E5 × New Balance Edition」では、ランニングプランをウォッチに直接組み込み、リアルタイムでトレーニング進捗を可視化。
Wear OSでは実現できなかった「スポーツ×高級時計」の融合を果たしています。

まとめ:Wear OS時代の終焉と“独自OSの時代”へ

タグ・ホイヤーの離脱により、Wear OSは主要ブランドの多くを失いました。
ラグジュアリー勢ではTAG Heuerが脱Google化し、フォッシル・カシオ・スントも独自OSへ。
Wear OS陣営に残るのはGoogle、サムスン、モンブラン、モブボイという構図になり、今後は「汎用OS」と「独自OS」の住み分けがより明確になると見られます。

Wear OSが提供する汎用性とGoogle連携の強みは依然として魅力的ですが、
高級ブランドやスポーツブランドは「自社の哲学とUI体験を統一する」方向へ――
タグ・ホイヤーのTAG Heuer OSは、その象徴的な一歩といえるでしょう。

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Montblanc(モンブラン)のスマートウォッチ・ブランドガイドはこちら

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