ネット通販は便利な反面、気づかないうちに「定期購入契約」を結んでしまうトラブルが年々増えています。消費者庁も、この問題を重く見て、注意喚起用のチラシや資料を通じて、繰り返し警告を行っています。
特に強調されているのが、購入直前の「最終確認画面」をしっかり確認し、その画面をスクリーンショットで保存することです。
Image source: 消費者庁Webサイト
定期購入トラブルはここまで増えている
消費者庁の資料によると、「定期購入」に関する消費生活相談件数は、2015年以降、右肩上がりで増加してきました。わずか数年で数万件規模にまで拡大しており、決して一部の人だけの問題ではありません。
背景には、スマホ広告やSNS広告をきっかけに、サプリメントや美容・健康食品などを気軽に注文できる環境があります。
よくある定期購入トラブルの事例
消費者庁のチラシでは、次のような事例が紹介されています。
・「お試し実質無料」「初回限定◯%オフ」と書かれていたため、1回限りのつもりで注文したが、実際は複数回購入が条件の定期購入契約だった
・「いつでも解約できます」という表示を信じて注文したが、解約には電話のみ対応、しかも電話がつながらず解約できなかった
・解約保証があると思っていたら、条件として別途1か月分の商品代金を通常価格で支払う必要があった
・購入締切のカウントダウン表示に焦って注文した結果、途中解約不可の契約だった
いずれも、「最終確認画面をよく見ていれば気づけた可能性がある」ケースです。
購入前に必ず確認すべきポイント
消費者庁は、注文を確定する前に、最終確認画面で次の点をチェックするよう呼びかけています。
・1回限りの購入か、定期購入(継続契約)か
・定期購入の場合、購入回数や契約期間に条件はあるか
・初回価格と2回目以降の価格はどう違うか
・解約方法は簡単か(回数・期限・手段の制限はないか)
・支払時期、商品が届くタイミングはいつか
これらはすべて、最終確認画面に明確に表示されていなければならない事項とされています。
スクリーンショットは「証拠」になる

消費者庁が強く勧めているのが、最終確認画面のスクリーンショット保存です。
事業者側の表示が不十分だった、誤解を招く内容だった場合、契約の申込みを取り消せる可能性があります。その際、スクリーンショットは「当時どのような表示だったか」を示す重要な証拠になります。
「トラブルに遭ってからでは遅い」からこそ、購入前の習慣として保存することが大切だとされています。
困ったときは一人で抱え込まない
もし契約内容に不安を感じた場合や、解約できない、表示と実態が違うと感じた場合は、無理に一人で解決しようとせず、消費者庁が案内する消費者ホットライン「188(いやや)」に相談することが推奨されています。
ネット通販は便利だからこそ、「本当に1回限りか?」と立ち止まって確認する視点が欠かせません。注文確定前の数十秒と、スクリーンショット1枚が、後悔しない買い物につながります。
Source:消費者庁|ネット通販での購入時には、最終確認画面のスクリーンショットを保存しましょう!
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