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2025年度の国内スマートウォッチ販売は359.9万台で4.7%増、ピーク未達。アップル11年連続首位|MM総研

コラム・業界分析

公開日:

ICT市場調査会社のMM総研は2026年5月25日、国内スマートウォッチ販売台数の推移と予測に関する最新調査結果を公表しました。2025年度(2025年4月〜2026年3月)の販売台数は359.9万台と前年度比4.7%増まで回復した一方、2022年度のピーク(390.3万台)には届かず、2026年度以降は再び縮小に転じる見通しが示されています。スマートウォッチ選びの目安としても役立つ最新の市場動向を、初心者の方にも分かりやすく整理しました。

2025年度の国内販売は359.9万台、前年度比4.7%増で回復

MM総研の調査によれば、2025年度通期(2025年4月〜2026年3月)の国内スマートウォッチ販売台数は359.9万台(前年度比4.7%増)に達しました。新型コロナ禍以降に落ち込んだ市場が回復基調に乗ったかたちですが、2022年度に記録した過去最高390.3万台には届いていません。

国内スマートウオッチ販売台数の推移・予測グラフ(2015〜2030年度)。出典:MM総研

出典:MM総研「2025年度通期 スマートウオッチ市場規模の推移・予測」(2026年5月25日発表)

2026年度以降の予測は以下の通りです。

・2026年度:342万台(前年度比5%減)
・2027年度:336万台(同1.8%減)
・2028年度:358万台(同6.5%増/一時的な回復)
・2029年度:345万台(同3.6%減)
・2030年度:344万台(同0.3%減)

MM総研は2027年度までの2年連続縮小を予測しつつ、その後も350万台規模での推移にとどまり、市場の停滞傾向はしばらく続くと分析しています。スマートウォッチの普及が一巡し、新規ユーザーよりも買い替え需要が市場を支える局面に入りつつあるとみられます。

アップルが11年連続シェア1位、Apple Watch SE 3の投入が販売増を牽引

メーカー別の台数シェアでは、アップルが引き続き首位を獲得しました。2015年度に始まったMM総研の販売台数統計開始以来、アップルは11年連続で1位という記録を伸ばしています。

2025年度の販売増を後押ししたのが、SEシリーズとしては3年ぶりとなる最新ナンバリングモデル「Apple Watch SE 3」の投入です。2022年9月発売の「Apple Watch SE(第2世代)」以来となるリフレッシュで、エントリーモデルを買い替えたい既存ユーザーや、はじめてApple Watchを購入する層を取り込むかたちで販売台数を押し上げたとみられます。

初めてのスマートウォッチに迷っている方には、サイズ・モデル選びのポイントをまとめた以下の記事もあわせてご覧ください。

【完全保存版】2026年版・Apple Watchの選び方ガイド|サイズ・色・モデル・機能・価格まで徹底解説

2位ファーウェイ、3位シャオミ。エントリーモデルが市場全体を底上げ

アップルに続く2位はファーウェイ(HUAWEI)、3位はシャオミ(Xiaomi)と中華系メーカーが並びました。MM総研はこの2社の伸びについて、低価格で機能の充実したエントリーモデルが市場を底上げしていると分析しています。

ファーウェイは「HUAWEI Band 10」と健康管理モデルが好調

ファーウェイは、低価格ながら歩数や心拍、睡眠などの基本機能を抑えたBandシリーズが人気で、2025年4月に発売された「HUAWEI Band 10」の販売が好調でした。最近ではマラソンやゴルフなどスポーツ機能、心電図(ECG)機能、「HUAWEI WATCH D2」に搭載された血圧測定など、健康管理機能を強化した中・高価格帯モデルも台数を伸ばしているとされます。エントリーから上位機まで幅広いラインナップを持つことが、現在のファーウェイの強みです。

シャオミは5,000円を切るバンド型も。コストパフォーマンスで支持

シャオミも同様に、Smart Bandシリーズや角型ディスプレイの「Redmi Watch」シリーズを中心に存在感を強めています。税込みで5,000円を切る端末も扱っており、「スマートウォッチを試してみたいけれど高額モデルはハードルが高い」という層からのコストパフォーマンス評価が、台数シェア拡大を後押ししています。

中華系スマートウォッチに不安を感じる方には、信頼性の観点で整理した以下の記事も参考になります。

「中華製スマートウォッチはダメ」は時代遅れの誤解!業界の実情を専門メディアが徹底解説

2026年度以降は再び縮小予測、市場は「停滞のなかの選別」へ

MM総研は2026年度を342万台(前年度比5%減)、2027年度を336万台(同1.8%減)と、2年連続の縮小を予測しています。2028年度に358万台へ一時的に回復するものの、2029年度・2030年度には再び小幅な減少に転じ、市場は350万台前後で推移するという見立てです。

普及率の高まりにより新規購入需要が一段落する一方、エントリーモデルの低価格化と、健康管理・ワークアウト機能を備えた中高価格帯モデルの拡充が、市場全体を支える構図になっていくとみられます。今後はメーカー間の機能差や、健康データの精度・連携サービスの質といった「中身」での選別が一層進みそうです。

まとめ:これから選ぶなら、自分の使い方に合った1台を見極めたい

2025年度のスマートウォッチ市場は、Apple Watch SE 3の登場やHUAWEI Band 10など、エントリーモデルの新製品ラッシュに支えられて回復を見せました。一方で、市場規模はピーク時の水準には届かず、MM総研は2026年度以降の縮小と長期的な停滞を予測しています。

こうした局面では、メーカーやモデル選びがこれまで以上に重要になります。Apple Watchで日常をシームレスに整えたいのか、HUAWEIやXiaomiのエントリーモデルで気軽に健康管理を始めたいのか、自分の使い方をはっきりさせたうえで一台を選ぶことが、満足度の高い買い物への近道です。Smart Watch Lifeでは、最新モデルのレビューやブランド別ガイドを継続的に更新しています。これからスマートウォッチを購入・買い替えしようとしている方は、ぜひ関連記事もあわせてご覧ください。

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