話すだけでObsidianへ|Apple Watch対応メモアプリ「シンプルメモ」登場。1日3通まで無料

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Apple Watchで音声メモを録音するシンプルメモの画面。メール・話す・Obsidianの連携イメージ

思いついたことを、iPhoneを取り出す前に声で残せたら——。そんな願いに応えるメモアプリ「シンプルメモ」が、Apple Watch単体での音声メモ送信に対応しました。株式会社ユリカが2026年7月6日に発表したもので、手首のマイクに話すだけで、メモは自分宛のメールに届き、さらにメモアプリ「Obsidian」の保管庫にも自動で追記されます。iPhoneはポケットに入れたままでOK。ダウンロードは無料で、1日3通までは期限なくずっと無料で使えます。

手首で話すだけ、最短2タップでメモが完了

使い方はとてもシンプルです。手首を上げてアプリを起動し(1タップ目)、話して送信する(2タップ目)。アプリの起動から送信まで、最短2タップで完了します。スマートスタックのウィジェットや、文字盤のコンプリケーションから直接起動できるため、手首を上げた姿勢のままメモを終えられます。

入力欄のマイクをタップして話すと、その場でテキストに変換されます。短い思いつきなら、フリック入力よりも速く記録できるのが強みです。

メールとObsidianに“二重で記録”される安心感

送ったメモは、その瞬間に2か所へ残ります。1つ目は自分宛のメール。毎日必ず見る受信箱に届くので、メモの見逃しが起きにくくなります。受信箱がそのまま「やることリスト」のインボックスになるイメージです。

2つ目はObsidianの保管庫。デイリーノート(またはInboxノート)に、タイムスタンプ付きで次のように自動追記されます。

2026-07-01
08:12 通勤中に思いついた記事の見出し案(Apple Watchから音声で送信)
19:40 ランニング後に浮かんだアイデア

プラグインは不要で、Obsidianアプリを開く必要もありません。iPhone側で「Obsidian連携」をオンにしていれば、Apple Watchから送ったメモも、iPhoneから送った場合と同じ形式でバックグラウンドに記録されます。「思いつきはシンプルメモ、整理はObsidian」という流れの入口が、ポケットの中のiPhoneから、常に視界にある手首へと移った形です。

iPhoneを出せない場面で効く——通勤・ランニング・ゴルフ

アイデアの寿命は数秒とも言われます。iPhoneを取り出してロックを解除する数秒のあいだに、思いつきは形を失いがちです。Apple Watchなら、手首を上げた姿勢のままキャプチャが完了します。

・通勤中:満員電車で吊り革を握ったまま、腕にひと言。
・ランニング中:ペースを落とさず、息を整えるついでに。
・ゴルフ中:グローブを外さず、次のホールへ歩きながら。

このほか、料理や家事で両手がふさがっているとき、運転前後の駐車場、ジムのセット間など、「ポケットから出す」こと自体が障壁になる場面で活躍します。圏外で送っても、通信が回復し次第、自動的に送信される仕組みです。

watchOSの制約は正直に——音声入力は「1タップしてから」

開発元はひとつの制約も明かしています。「アプリを開いた瞬間に、もう音声入力が始まっていてほしい」という体験は、watchOSの仕様上、すべてのサードパーティ製Watchアプリで実装できないとのこと。そのため音声入力は、マイクを1タップしてから話す方式です。

なおiPhone版は「起動と同時に自動で音声入力を開始する」設定に対応しています。声だけで完結する最速キャプチャを求めるならiPhone版を、iPhoneすら出せない場面の保険としてApple Watchを、と使い分けるのがおすすめとされています。

料金は1日3通までずっと無料

ダウンロードは無料。Freeプランは1日3通まで、期限なくずっと無料で使えます。クレジットカードの登録は不要で、メールアドレスひとつで使い始められます。より多く送りたい場合は、送信無制限のPremiumプラン(月額500円/年額5,000円、いずれも税込)が用意されています。

App Store評価は配信時点で★4.4。先行提供中のObsidian連携には「音声メモが積み上がっていく」といった声が寄せられています。

App Storeでシンプルメモをダウンロード(無料)

対応OS・動作条件

今回のアップデートはバージョン3.9「Apple Watch対応」として提供されます。利用にあたっての主な条件は次のとおりです。

項目 内容
対応OS iPhone:iOS 16.0以降/Apple Watch:watchOS 26.5以降
Watch送信の条件 ペアリング中のiPhoneとの通信、またはWatch本体のモバイル通信(セルラーモデル)
事前準備 iPhone側でメールアドレスの登録・認証。Obsidian連携は設定の「上級者モード」からオンにし、保管庫フォルダを選択
料金 無料(Free:1日3通までずっと無料/Premium:月額500円・年額5,000円で送信無制限、税込)

まとめ

「シンプルメモ」のApple Watch対応は、”書いて、送る”という最小限の体験に絞ったからこその手軽さが魅力です。手首から2タップで、メールとObsidianの両方に思いつきを残せる——。メモがいつも流れて消えてしまう人や、Obsidianを使った情報整理を習慣にしたい人にとって、入口を軽くしてくれる一手になりそうです。

※「Obsidian」はObsidian.md(Dynalist Inc.)の商標で、本アプリはObsidianの公式・関連サービスではありません。

Source: 株式会社ユリカ プレスリリース

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