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Samsungが、次期スマートウォッチを「単なるスマートウォッチではなく、AIを搭載したヘルスコンパニオン(健康の相棒)にしていく」とほのめかしました。
本体そのものはまだ正式発表されていませんが、同社が先に明らかにした「Samsung Healthの大型アップデート」の文面から、次世代のGalaxy Watchがどんな方向に進化するのか、かなり具体的に読み取ることができます。
本記事では、海外メディア「Android Police」の解説をベースに、噂されているGalaxy Watch 9シリーズ・Galaxy Watch Ultra 2に搭載される可能性が高い注目機能と、その背景にあるSamsung Healthの刷新内容を、初心者の方にもわかるよう整理してご紹介します。
Samsungが新Galaxy Watchを「AI搭載のヘルスコンパニオン」と明言
今回のポイントは、Samsung自身が新Galaxy Watchについて、はっきりと「AIを使いこなす健康の相棒」というニュアンスのコメントを出していることです。
これは外部メディアの予想ではなく、Samsung Healthの新機能を発表した同社のリリース内に登場した表現で、「これからのGalaxy Watchを、能動的で知的なヘルスパートナーへと進化させていく」といった主旨が語られています。
つまり、新作スマートウォッチが出ることは、もう半ば公式に認められた状態です。あとは「いつ・どんな形で発表されるか」を待つだけ、というフェーズになりました。
Galaxy Watch 9・Galaxy Watch 9 Classic・Galaxy Watch Ultra 2の3モデル構成か
ラインアップについては、これまでの海外リーク情報を整理すると、次の3モデル構成になる可能性が高いとされています。
・Galaxy Watch 9(スタンダードモデル)
・Galaxy Watch 9 Classic(回転ベゼル復活と噂される上位モデル)
・Galaxy Watch Ultra 2(タフネス&ハイエンド向け)
特にGalaxy Watch Ultra 2については、5G通信対応モデルが用意される可能性も指摘されており、もし実現すればGalaxyブランド初の「セルラー+5G対応スマートウォッチ」になります。
一方で、ハードウェアの細部(ケース素材・サイズ・ディスプレイ仕様)については、Samsungからの公式情報はまだ出てきていません。デザインやスペックを示すリーク画像も限定的なので、現時点では「3モデル展開」「Ultra 2は5G対応の噂あり」までを押さえておくと良いでしょう。
注目1: 「Energy Score」が新Galaxy WatchのメインUIになる?
Samsung Healthの大型アップデートの目玉として案内されているのが、新しい「Energy Score(エナジースコア)」です。
これは、以下の5つの柱の指標をAIで束ねて、ユーザーの「今日のコンディション」を一目で示してくれる指標です。
・睡眠(Sleep)
・活動量(Activity)
・栄養(Nutrition)
・マインドフルネス(Mindfulness)
・バイタル(Vitals)
この考え方は、Garminの「Body Battery」やFitbitの「Daily Readiness Score」、Apple WatchのVitalsアプリで導入された傾向トラッキングに近いものです。要は、各社が出してきた「今日のコンディションを1つの数値で見せる」アプローチを、SamsungがAIベースで本格導入してきた、ということ。
Android Policeも指摘していますが、こうした「コンディション系スコア」はスマホ画面より、手首で常時見られるスマートウォッチとの相性が非常に良い機能です。Apple Watchの「アクティビティリング」や、かつてのFitbitのスコア表示が時計画面の主役だったのと同じように、Galaxy Watch 9でもEnergy ScoreがホームUIや時計フェイスの中心に据えられる可能性は十分にありそうです。
一方で、シンプルな1つの数値に丸めるスタイルは、ガチのアスリートやデータ重視派からは物足りなく感じられがちです。そのため、Galaxy Watch Ultra 2では、Energy Scoreは控えめに、より詳細なトレーニング指標が前面に出る構成になる可能性もあります。
注目2: 「Daily Cardio Load」でランニングコーチが本気進化
SWLでも以前から触れているように、現行のGalaxy Watchには「Running Coach(ランニングコーチ)」が搭載されており、目標距離やレースに向けたトレーニングプランを組んでくれます。
ただ、現状のRunning Coachは「あらかじめ組んだプラン通りに走る」前提が強く、その日のコンディションに合わせて運動強度を細かく調整する、というところまでは苦手としていました。
たとえば「今日は10kmランの予定だが、寝不足で疲れている」「逆に前夜にしっかり食べて元気いっぱい」といった日々の体調変化を、トレーニングプラン側に反映するのが難しかったわけです。
そこに登場するのが、Samsung Healthの新指標「Daily Cardio Load」です。これは、累積した心血管系のストレスやフィットネスデータを踏まえて、「今日はどれくらい追い込むべきか」「どれくらい休むべきか」を提案してくれる仕組みとされています。
あわせて、自分の強みと弱みを他のユーザーとの比較も交えながら可視化する「Fitness Index」も導入予定です。これらを使えば、Running Coachは「今日の体調を踏まえた、より現実的なトレーニング提案」を出せるようになります。
この機能は、Galaxy Watch 9シリーズ(特にUltra 2)にとって、ランニングウォッチとしての評価を底上げする重要なアップデートになりそうです。
注目3: 「5つの夜間バイタル」で睡眠トラッキングも進化
Samsung Healthの新Vitals機能では、就寝中に次の5つの指標を計測すると案内されています。
・心拍数
・心拍変動(HRV)
・呼吸数
・皮膚温度
・血中酸素レベル(SpO2)
朝起きたタイミングで、これらの数値が普段の自分の平均から外れていれば、Galaxy Watchとアプリ側でアラートを出してくれる仕組みです。
ここで重要なのは、これらの指標のうち「皮膚温度」のように、手首装着型のセンサーがなければ計測できないものが含まれている点です。つまりこの機能は、Samsung Healthアプリ単体ではなく、Galaxy Watchとセットで初めて本領を発揮するものになります。
逆に言えば、Samsungが事前にSamsung Healthを大型刷新したのは、近い将来登場する新Galaxy Watch(=Galaxy Watch 9シリーズ)のセンサー強化に合わせるためだと考えるのが自然です。新モデルでは、夜間計測を支えるセンサー精度とバッテリー持ちが改善される可能性が高いと言えるでしょう。
同社のスマートウォッチは過去に、Galaxy Watchの睡眠スコアの変動が大きいという問題も指摘されてきました。今回のSamsung Health刷新と新世代Galaxy Watchの組み合わせは、こうした課題を解消するチャンスでもあります。
AIの正体はBixby? それとも別ブランド?
「AI搭載のヘルスコンパニオン」という表現は印象的ですが、現時点でSamsungは、その裏側で動くAIがBixbyなのか、あるいは別のAI(GalaxyのGenerative AIや、Googleとの共同開発AIなど)なのかは明言していません。
これまでの流れを踏まえると、スマートウォッチ単体で動く軽量なオンデバイスAIと、スマホ側のSamsung Health/Galaxy AIが連携するハイブリッド構成になる可能性が高そうです。具体的な仕組みは、Galaxy Watch 9シリーズ正式発表時に明らかになると思われます。
SWL編集部の見立て: Galaxy Watch 9はランニング派・健康管理派注目の本命
今回のSamsung HealthアップデートとAndroid Policeの解説をあわせると、新Galaxy Watch(Galaxy Watch 9シリーズ/Galaxy Watch Ultra 2)の方向性は、次のように整理できます。
・Energy ScoreがホームUIの中心になり、毎日のコンディション管理がぐっと直感的になる
・Daily Cardio LoadとFitness IndexによってRunning Coachが「今日の体調」を踏まえた提案へと進化
・5つの夜間バイタル計測で、睡眠とリカバリーの追跡が高精度に
・Galaxy Watch Ultra 2は、Apple Watch UltraやGarmin Fenixシリーズに対抗するハイエンドモデルとして強化
特に、これまでGalaxy Watchを「Apple WatchやGarminと比べると、データ活用の踏み込みがあと一歩」と感じていた方には、今回のアップデートは大きな進化になりそうです。日々の運動・睡眠・健康データをAIに任せて整理してもらいたい人にとって、次のGalaxy Watchは有力な選択肢になっていくでしょう。
正式発表のタイミングや価格、対応国・キャリアなどの情報は、続報が出次第SWLでも追いかけていきます。
Source: Android Police
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