RayNeoとは何者か? 創業ストーリーを公開|「世界10億人の生活を変える」ARグラス企業、次世代AIグラス「RayNeo iO」を第3四半期に発表へ

スマートデバイス

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AI撮影グラス RayNeo V4

「スマートフォンの次に来るデバイスは何か」――その有力候補として注目されているのが、AIとARを組み合わせたスマートグラスです。ARグラス・AIスマートグラスを手がけるRayNeo(レイニオ)を展開するRayVision AR Limitedが、同社の創業ストーリーを公開しました。あわせて、次世代AIグラス「RayNeo iO」を2026年第3四半期(7〜9月)に発表予定であることも明らかにしています。この記事では、RayNeoという企業の成り立ちと製品戦略、今後の展望を整理して紹介します。

RayNeoとは|「世界10億人の生活を変える」ARグラス企業

RayNeoは、2021年10月に中国・深センで設立された、ARグラスおよびAIスマートグラスを手がけるテクノロジー企業です。創業以来、「ARグラスを通じて世界10億人の生活を変える」というビジョンのもと、スマートフォンに続く次世代のパーソナルコンピューティングデバイスとして、スマートグラスの可能性を追求してきました。

ニアアイディスプレイの光学設計、自社開発のAIアルゴリズム、マルチモーダルインタラクションといった領域で技術とノウハウを蓄積。中核となる光学ソリューションについては、研究開発から量産までを一貫して手がける体制を築いており、この技術基盤と量産能力を活かして製品化を進めています。

ARグラス・AIスマートグラスを手がけるRayNeoのブランドビジュアル

創業者・李宏偉(Howie)の歩み

RayNeoの創業者兼CEOを務めるのは、李宏偉(英語名:Howie/社内では「Howie」と呼ばれています)。北京航空航天大学で経営管理を学んだのち、北京大学大学院で映像コーデック用チップの設計を専攻。大学時代にコンピューター技術が未来を変える可能性を感じたことが、テクノロジー分野へ進むきっかけになったといいます。

RayNeoの創業者兼CEO 李宏偉(Howie)

2009年にシスコへ入社し映像関連のチップやソフトウェアに携わり、2011年にはiQIYIでスマートテレビ事業やモバイルアプリの立ち上げをゼロから主導。2014年にはスマートテレビ向け動画プラットフォーム「电视家浏览器」で最初の起業に挑戦し、累計5,000万件を超えるアクティベーションを記録しました。2018年にはTCLグループ傘下の雷鳥科技で赤字事業の黒字化を成功させ、そして2021年、「テクノロジーを通じて世界10億人の生活を変える」という目標を掲げてRayNeoを創業します。Howieが見据えていたのは、ARグラスがスマートフォンに続く次世代の汎用コンピューティングプラットフォームになるという未来でした。

ARグラスからAI+ARグラスへ|3つの製品ライン

RayNeoは、用途の異なる複数の製品ラインを通じてスマートグラスの可能性を広げてきました。映像視聴に特化したAirシリーズは、映画やゲームを大画面で楽しめる製品として画質と音質を追求。Xシリーズでは、MicroLEDと光導波路技術を組み合わせた両眼フルカラーARグラスを開発し、表示品質・装着感・量産性のバランスを追い込んでいます。

さらに、AI撮影グラスのVシリーズをはじめ、AIとARを組み合わせた製品開発にも早期から着手。独自開発のAIモデル基盤を活かし、AIによる撮影、音声対話、マルチモーダル認識など多彩な機能を備えたAIスマートグラスを展開しています。映像視聴、情報表示、AIインタラクション、日常の記録まで、幅広い利用シーンをカバーしているのが特徴です。

AI撮影グラス RayNeo V4

両眼フルカラーARグラス RayNeo GT Max

グローバルパートナーとの連携と資金調達

RayNeoは、スマートグラスを単体のハードウェアではなく、AI・ソフトウェア・チップ・光学技術・コンテンツが連携する総合的なエコシステムの一部として開発しています。これまでにQualcommやApplied Materials、Unity、Alibaba Cloud、ArcSoft、Pixelworksなど、各分野を代表するグローバル企業との協業を進めてきました。

資金面でも基盤を強化しており、累計調達額は約17億元に到達。2026年1月には新たに10億元超(日本円で約239億円)の資金調達を完了しました。このラウンドは中国移動傘下の中国移動鏈長基金と中信金石が共同で主導し、複数の投資機関が参加。調達資金はコア技術の研究開発や製品開発、グローバル市場の開拓などに充てられる予定です。スマートグラス市場は世界的に急成長を続けており、こうした投資の背景にもなっています。

次世代AIグラス「RayNeo iO」、2026年第3四半期に発表予定

RayNeoは、次世代AIグラス「RayNeo iO」を2026年第3四半期(7〜9月)に発表する予定です。RayNeo iOは、一般的なメガネに近いミニマルなデザインを採用し、日常生活に自然に溶け込む装着感を追求したAIスマートグラス。AIアシスタント機能に加え、仕事や日常生活をサポートする複数の機能を備え、一日を通して使える製品を目指すとしています。

2026年第3四半期に発表予定の次世代AIグラス RayNeo iO

製品の詳細や発表時期については、RayNeo公式サイトおよび公式SNSで順次案内される予定です。移動中の情報確認、一人称視点での撮影、リアルタイム翻訳、ナビゲーション、仕事や学習のサポート、映画やゲームの大画面視聴など、AIとARの融合がもたらす体験に期待したいところです。

まとめ

RayNeoは、映像視聴向けのAirシリーズから両眼フルカラーARのXシリーズ、AI撮影のVシリーズまで、幅広い製品ラインでスマートグラスを「日常に溶け込む身近なデバイス」へと近づけようとしている企業です。約239億円規模の資金調達で開発体制を固め、次世代AIグラス「RayNeo iO」を2026年第3四半期に控えるなど、動きも活発。スマートフォンの次を担うデバイスとして、AIスマートグラスの行方に注目です。

RayNeoの製品は、公式サイトや公式Amazonストアで確認できます。

RayNeo公式Amazonストアを見る

RayNeo公式サイトはこちら

Source: RayVision AR Limited プレスリリース

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