Appleのスマートグラス、2027年末リリースか?|業界インサイダーが発売時期を報道、iPhone 20 Pro登場後・初代はディスプレイなし版から始まる見込み【海外噂】

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スマートグラスのイメージ画像

海外テックメディアPhoneArenaが2026年6月21日付で公開した記事によると、Appleの初代スマートグラスは2027年末にリリースされる見込みです。BloombergのApple業界インサイダーMark Gurman氏がニュースレター「Power On」の中で明かしたApple社内の関係者情報をベースにした内容となっており、当初2026年内のローンチを予定していたものの、開発の遅れにより1年以上延期される構図です。

本記事は米国・海外メディアの噂報道を整理したもので、Apple公式の発表ではありません。日本での発売時期・価格・販売チャネルも2026年6月22日時点では未発表です。

Mark Gurman氏が示した「2027年末」というターゲット

PhoneArenaは、Mark Gurman氏のニュースレター「Power On」に書かれたApple社内ソースからの情報として、以下のように伝えています。

「Apple社内の情報筋によれば、同社のスマートグラスは2027年の年末に登場する。これは確定ではないが、現時点でApple が狙っている発売ウィンドウである」

Appleはもともと2026年内のローンチを計画していたものの、開発の遅延と複雑化により2027年末まで後ろ倒しになったと報じられています。

このスケジュールが正しければ、AppleのスマートグラスはiPhone 20 Pro(iPhone 20周年モデル・iPhone 19はスキップされる予想)の登場後に発売される計算になります。同年にはAppleの2枚目の折りたたみiPhoneも噂されており、2027年はApple史上最大級の新製品サイクルになる可能性があります。Apple側のもう1つの主要トピック、M6世代Macの2026年秋ローンチ予想はApple M6チップ、2026年秋ローンチか?|MacBook Ultra(OLED・タッチスクリーン)が本命、Mac Studio・Mac mini・iMacも候補で整理しています。

初代モデルはディスプレイなし、AR版は第二世代から

PhoneArenaの記事で重要なのが、初代Apple スマートグラスはディスプレイなしの構成だという点です。つまり、最初の製品は「Meta Ray-Ban相当のオーディオ+カメラ+AIアシスタント型」のデバイスとして登場し、本格的なAR(拡張現実)グラスは、初代が「ある程度成功した場合」に後継機として投入される、というロードマップが想定されているようです。

これはMetaが2025年末〜2026年に展開するOrion/真のARグラスの方向性とは大きく異なる、堅実な「段階的アプローチ」と言えます。Apple Glassesの市場戦略の全体像はApple Glassesは「次のApple Watch」になるのか? 2,000億ドル眼鏡市場を揺さぶる戦略もあわせてご覧ください。

Apple流の差別化:プライバシーファーストの方針

PhoneArenaのAbdullah Asim記者は、Apple がこの市場で差別化するキーになるのは「ユーザープライバシー」だと分析しています。

Meta Ray-Banグラスは「プライベートな瞬間を漏洩させる」と批判されてきた経緯があり、AppleはAI機能のときにも「プライバシー優先」を強くマーケティングしてきたパターンを、スマートグラスでも踏襲する見込みです。

公共の場でのスマートグラス利用に対する懸念は今でも根強く残っており、「透明性と信頼性」を売りにできるAppleにとっては、後発でも勝負しやすい構図になります。

自社デザイン採用でコストを抑制

PhoneArenaは、Appleが「自社内で設計した独自デザイン」を採用することで、コストを抑えつつ「Appleらしいユニークな一本」を提供すると報じています。

これは、過去にAppleがCarl ZeissやLuxotticaなど外部の眼鏡メーカーとの提携を模索していたとされる初期報道とは異なる方向性です。Apple Watchや AirPodsで培ってきた「Appleが自社でデザインから製造まで主導するスタイル」を、スマートグラスでも踏襲する形になります。

iPhone後継としてのスマートグラス:Tim Cookの思い入れ

退任を控えるTim Cook CEOは、Meta Ray-Banに対抗するためにスマートグラスを市場投入することへの強い意欲を示してきたとされています。Cook氏は「スマートグラスがスマートフォンの未来になる可能性がある」という、Meta のMark Zuckerberg氏に近いビジョンを一部共有しているとPhoneArenaは指摘しています。Apple WatchがTim Cook氏にとって「最も誇りに思う製品」だった経緯はティム・クックApple CEO「最も誇りに思う製品はApple Watch」2026年9月退任前に明言を参照してください。

Apple Watch創設の立役者でもあったTim Cook氏が、CEOとして最後に手をかける製品の1つが「スマートグラス」になる可能性もあります。CEO交代後もApple のスマートグラス戦略は継続される見通しです。

競合状況:Meta・Google・Samsungが先行

Ray-Ban Meta Headliner(Appleの競合スマートグラスとして言及される代表モデル)

2026年時点で、スマートグラス/AIグラス市場は以下のような競合状況です。

MetaRay-Ban Metaでリードしつつ、Orionと呼ばれる真のARグラスのコンシューマー版を2027年に投入する可能性が報道されています。日本では2025年5月からメガネスーパー限定5店舗で取扱いがスタート。

Google・Samsung:両社とも2026年内に自社スマートグラスをリリース済み。

Rokid(中国系):日本ではMakuakeで応援購入金額1位(6億3,673万円)を記録し、本格普及フェーズに突入しています。

Appleの2027年末という発売時期は、これら競合に対して1〜2年遅れのスタートとなります。ただ、Appleはこれまでもスマートフォン・スマートウォッチ・ワイヤレスイヤホン市場で「先行者ではないが市場のルールを書き換える後発組」として実績を残してきたパターンがあり、スマートグラスでも同じシナリオを描いている可能性があります。

2027年末リリースが実現したら何が変わるか

仮にAppleのスマートグラスが2027年末に登場した場合、影響は以下の通りです。

個人ユーザー:iPhone・Apple Watch・AirPodsとシームレスに連携する「第4のApple ウェアラブル」が加わり、ヘルスケア・通知・ナビゲーション・写真撮影などの体験が手元から「視界の周辺」に移行し始める可能性があります。

市場全体:Apple WatchがスマートウォッチカテゴリーをBestseller的に拡大したように、スマートグラスがニッチ→マスマーケットへ移行する起爆剤になる可能性があります。

競合メーカー:Meta、Google、Samsung、中国系(Rokidなど)は、Appleが2027年に参入するまでの「1年半の先行期間」をどう活かすかが重要になります。

遅延リスクと不確実性

PhoneArena記者のAbdullah Asim氏は記事末尾で「これ以上の遅延がないことを心から願う」とコメントしており、Apple社内でも完璧主義による更なる遅延の懸念があると示唆しています。

Apple Vision Pro 2が「最短2028年」にずれ込んだことが2026年6月初頭にBloombergから報道されたばかりで、AppleのXR(拡張現実)戦略全体に対する不確実性は高まっています。スマートグラスの2027年末ターゲットも「確定ではない」とMark Gurman氏自身が留保している点には注意が必要です。

まとめ:Appleの参入は2027年末以降に

本記事のポイントを整理すると以下の通りです。

発売時期:2027年末ターゲット(Mark Gurman情報)
初代仕様:ディスプレイなし・Meta Ray-Ban相当のオーディオ+カメラ+AI構成
差別化軸:プライバシーファースト、自社設計
競合状況:Meta・Google・Samsungより1〜2年遅れの参入
その後:初代がヒットすれば、真のARグラスを後継機として投入予定

2027年末という時期は、Tim Cook氏退任後のジョン・ターナス新CEO体制下での発売になる可能性が高く、Apple Watch以来の新ウェアラブルカテゴリー創出として注目されています。日本での発売時期・価格・販売チャネルは現時点で未公表で、Apple公式の正式発表を待つ必要があります。

Source: PhoneArena「Apple reportedly decides on a release date for its smart glasses」(Abdullah Asim 著、2026-06-21)
画像: SWL自前撮影(Ray-Ban Meta Headliner)/Unsplash(フリー素材)

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