MrBeastが「Beast Band」を米国で商標出願|ウェアラブルの活動量計が対象 ただし製品の発表ではない【海外ニュース】

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テーブルで書類に記入する女性と向かいに座る相手の手元

YouTuberのMrBeast(本名ジミー・ドナルドソン氏)が、「Beast Band」という名前で米国特許商標庁(USPTO)に商標を出願していたことが分かりました。出願の対象にウェアラブルの活動量計が含まれており、その分野を想定しているとみられます。

商標を専門とする米ガーベンIPのジョシュ・ガーベン弁護士が2026年9月22日、自身のブログで伝えました。出願は9月21日付です。

ただし、これは製品が発表されたという話ではありません。名前を先に押さえる種類の出願で、実際に商品が出るかどうかは分かりません。

「使用予定」での出願という意味

今回の出願はintent-to-use(使用予定)という形式で行われています。ガーベン氏によると、これは実際に商売で使い始める前に出せる出願で、出願日の時点で全米での優先権を確保できるものです。

言い換えると、製品を開発している間、名前だけを先に守っておくための手続きです。ガーベン氏も「すべての商標出願が実際の事業になるわけではない」と書いています。

スマートウォッチやスマートバンドの世界では、認証機関への登録や商標の出願から製品の存在が先に分かることがよくあります。今回もその種類の情報で、発売の予告ではないと受け止めるのが妥当です。

Googleとの提携が数週間前にあった

気になる符合として、ガーベン氏はこの出願の数週間前にGoogleがBeast Industriesと複数年の提携を発表していたことを挙げています。

その提携にはGeminiとGoogle Healthが関わり、MrBeastの動画にGoogleの技術を組み込む内容が含まれていました。企画のなかでFitbit Airを使うことにも触れられていたとされています。

Fitbit Airは、画面を持たないタイプのウェアラブルが増えているなかで登場したGoogleの製品です。ただしガーベン氏は、「Beast Band」がこの提携と関係があるかどうかは分からないとしています。ここは推測が入らないよう、そのまま受け取っておくべき部分です。

YouTubeの外へ広げる出願が続いている

ガーベン氏が注目しているのは、この出願が単発ではないことです。2025年の初めから、ドナルドソン氏は次のような商標を出し続けています。

商標 出願の対象
MrBeast Mobile 携帯電話のサービス
MrBeast Financial 銀行業務、投資助言、暗号資産の取引所、消費者向け融資
MrBeast Social/Beast Social 広告・マーケティング、インフルエンサーを使った販促
Watchtime Studios 動画コンテンツの制作
Creator Industries 制作支援アプリ、クリエイター向けの事業アクセラレーター
Beast Band ウェアラブルの活動量計

通信、金融、広告、制作。そこにウェアラブルが加わった形です。ガーベン氏は、MrBeastの出願はYouTubeのクリエイターというより、世界で最も知名度の高いクリエイターブランドの一つを軸に事業のエコシステム全体を作ろうとしている会社の出願に見えてきた、という趣旨のことを書いています。

まとめ

MrBeastが「Beast Band」の商標を米国で出願し、ウェアラブルの活動量計が出願の対象に含まれていました。使用予定での出願なので、名前を先に確保した段階です。

数週間前にGoogleとの提携があり、そこでFitbit Airが登場していたという符合はありますが、両者の関係は明らかにされていません。製品として出てくるのか、名前を押さえただけで終わるのかは、現時点では判断できません。

スマートバンドの市場は、Xiaomiが数千円台で押さえ、Fitbitが健康の記録で入り、Amazfitが画面なしの製品を出す、という具合に競争が細かくなっています。そこに桁違いの知名度を持つ個人ブランドが入ってくるとすれば、どんな売り方をするのかは見てみたいところです。続報が出たらお伝えします。

Source: MrBeast Files Trademark For ‘Beast Band,’ Signaling Possible Move Into Wearable Tech(Gerben IP)/画像:Unsplash(フリー素材)

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