DeNAの「人」と「働き方」の”今”をお届けするWebマガジン『フルスイング』のオフィシャルTwitterアカウントが、社員による実際のAI活用事例を100本まとめたスライド資料を無料公開しました。
X(旧Twitter)を中心に大きな話題となっており、公開された資料は「AI活用100本ノック」とも呼ばれています。開発、バックオフィス、マーケティング、リサーチ、企画、日常業務まで、現場視点の具体的なAI活用方法が網羅されています。
「AIをどう業務に落とし込めばいいか分からない」「PoC止まりで終わってしまう」という企業にとって、極めて実践的な資料として注目されています。
DeNAが公開した「AI活用100本まとめスライド」とは
今回DeNAが公開したのは、社員が日々の業務で実際に行っているAI活用事例を1スライド=1活用例としてまとめた全100ページのPDF資料です。
特徴は以下の通りです。
・現場業務ベースで書かれており、抽象論が少ない
・「何に困って」「どうAIを使い」「何が改善されたか」が分かる構成
・エンジニア以外の職種でも参考になる事例が多い
資料はDeNAの公式Xアカウント「フルスイング by DeNA」より公開されています。
「DeNA社員のAI活用まとめ」スライドの置き場を変更しました!
今後はこちらからDLください
https://t.co/plgNbqMXaVお手数おかけしてすみません
— フルスイング by DeNA
December 24, 2025
目次:DeNA社員のAI活用100本ノック一覧
以下は、公開資料に基づく「AI活用100本ノック」の目次リストです。
1. 議事録の自動要約
2. 会議アジェンダの自動生成
3. Slack投稿文の下書き生成
4. メール文章のトーン調整
5. 社内FAQの自動生成
6. 仕様書のたたき作成
7. 要件定義の壁打ち
8. SQLクエリの生成
9. コードレビューの補助
10. バグ原因の仮説出し
11. ログ解析の補助
12. テストケース作成
13. API仕様の要約
14. ドキュメント翻訳
15. PRDの構造整理
16. ユーザーインタビュー要約
17. アンケート自由記述分析
18. 市場調査レポート要約
19. 競合比較表作成
20. 企画アイデア出し
21. コピー案ブレスト
22. LP構成案作成
23. SNS投稿案生成
24. 広告文AB案作成
25. レビュー分析
26. 問い合わせ分類
27. CS対応文面作成
28. クレーム初動対応文案
29. 業務フロー可視化
30. マニュアル作成
31. 社内勉強会資料作成
32. プレゼン構成整理
33. KPI設計の壁打ち
34. コミュニティ運営補助
35. イベント運営タスク洗い出し
36. 議事録からタスク抽出
37. タスク優先度整理
38. スケジュール調整補助
39. 画像から予定抽出
40. カレンダー登録自動化
41. 採用JD作成
42. 面接質問案生成
43. 評価コメント下書き
44. 目標設定の言語化
45. 1on1メモ整理
46. 人事制度説明文作成
47. 社内報原稿作成
48. プレスリリース下書き
49. リスク洗い出し
50. 契約書要点整理
51. 法務チェック補助
52. 規約改定ポイント抽出
53. 経費精算チェック補助
54. 財務資料要約
55. 数値異常の仮説出し
56. レポート文章化
57. 業務改善アイデア整理
58. 定型業務の自動化検討
59. ノーコード自動化設計
60. Zapier連携案作成
61. Google Workspace活用補助
62. スプレッドシート関数生成
63. CSV整形補助
64. データ前処理支援
65. ダッシュボード設計壁打ち
66. データ解釈の言語化
67. 日報・週報作成補助
68. 振り返りコメント生成
69. ナレッジ整理
70. 社内Wiki更新
71. FAQ更新補助
72. 業務引き継ぎ文書作成
73. 外注指示書作成
74. 要約付き共有資料作成
75. 多言語対応補助
76. 英文メール作成
77. 翻訳レビュー
78. 技術トレンド整理
79. 論文要約
80. ニュース要約
81. 社内向け解説文作成
82. 初心者向け説明文作成
83. 顧客説明資料作成
84. デモシナリオ作成
85. QA想定問答作成
86. トラブル対応フロー整理
87. 障害報告文作成
88. 再発防止策整理
89. KPI振り返り文章化
90. 定例会資料作成
91. 経営向け要約資料作成
92. 意思決定材料整理
93. アイデア評価軸作成
94. 新規事業仮説整理
95. 仮説検証プラン作成
96. PoC設計補助
97. 学習メモ整理
98. 個人業務の棚卸し
99. AI活用振り返り
100. 次の改善アクション整理
この「AI活用100本ノック」は、業務ジャンルごとに見ると大きな傾向があります。全体を俯瞰することで、「自分はどこから真似すればいいか」が分かりやすくなります。
1番から20番前後は、議事録作成や要約、調査、企画などの情報整理・思考補助系が中心です。会議や資料作成が多い職種ほど、すぐに効果を実感しやすい領域と言えるでしょう。
21番から30番台は、マーケティングやカスタマーサポート、社内外コミュニケーション関連が目立ちます。文章量や対応件数が多い業務ほど、AIの恩恵が大きくなります。
31番から40番台は、プレゼン資料作成やKPI設計、コミュニティ運営など、チーム運営・マネジメント寄りの活用が増えてきます。
41番から50番台は、人事・広報・法務・財務といったバックオフィス領域、50番台後半から60番台は、定型業務の洗い出しや自動化など、業務改善フェーズの活用が中心です。
71番以降では、引き継ぎ、トラブル対応、経営向け資料、新規事業検討など、AI活用が個人業務から組織・経営レベルへ広がっていることが分かります。
これからAI活用を始める初心者の方には、特に以下の項目がおすすめです。
・1〜5番(議事録要約、文章調整など失敗しにくい用途)
・16〜18番(インタビュー・アンケートの要約や分析)
・67〜68番(日報・振り返りコメント作成)
まずは自分の業務に近いものを2〜3本真似してみるだけでも、AI活用の手応えは大きく変わるはずです。
X(旧Twitter)で広がる反響と評価

公開直後から、多くのビジネスパーソンやAI活用実践者が感想を投稿しています。
AI・スタートアップ領域に関わる経営者の声
「AI活用が進んでいないと感じる企業は、この資料を参考に業務改善を進めると良い。かなり参考になる内容」
生成AIプロダクトマネージャーの声
「AI活用100本ノックという切り口が面白い。画像からカレンダー登録を自動化する施策など、実装方法が気になる」
AIを活用した業務支援を行う実務家の声
「悩みに合わせた解決策と、その結果が具体的で参考になる。現場でそのまま取り入れられる」
士業・専門職の声
「全体に目を通した中で、日常業務にそのまま使えそうな項目がいくつもあった」
バックオフィス×AI推進担当者の声
「分類してみると、最も利用が多いのはプログラミング領域。マーケやリサーチより多いのが興味深い」
教育・支援領域でAI活用を進める立場からの声
「他社の事例を知ることは本当に大切。まずは真似して、少しずつ取り入れるのが現実的」
企業の業務改善を支援する立場からの声
「作業を効率化し、人が付加価値を生む仕事に集中する。その姿勢を本気で実践できる会社が次の時代に残る」
編集部コメント:AI活用は「真似できる具体例」が最短ルート
DeNAの「AI活用100本ノック」が評価されている最大の理由は、抽象論ではなく、今すぐ真似できる具体例が揃っている点にあります。
AI活用が進まない企業ほど、「何から始めればいいか分からない」状態に陥りがちです。本資料はその壁を越える実践的な入口として、非常に価値の高い公開資料と言えるでしょう。
関連リンク
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