Apple Watchで体温(手首皮膚温)を測る方法|設定・仕組み・測れない時の対処

Apple Watchの使い方、基礎知識

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Apple Watch Series 8以降では、睡眠中の手首皮膚温の変化を記録できるようになりました。寝ている間に自動でデータを取得し、基準値からの変動として確認できる機能です。

本記事では、Apple公式サポート情報とヘルスケアアプリ内の解説文をもとに、手首皮膚温とは何か、どのように測定されるのか、設定方法や見方、注意点までをわかりやすく解説します。

手首皮膚温とは?ヘルスケアアプリの説明から読み解く

ヘルスケアアプリでは、手首皮膚温について次のように説明されています。

手首で測定した皮膚温とは、睡眠中にApple Watchで測定した身体の体温に関連する測定値です。表示されるデータは、基準値からの変動と、睡眠中に測定された最近の平均値です。

つまり、Apple Watchは“その瞬間の体温”を表示するのではなく、自分の通常状態(ベースライン)と比べて、どれくらい変化しているかを示します。

人によって皮膚温の基準は異なりますが、夜間の変化を継続的に記録することで、健康状態の把握に役立てることができます。

なお手首皮膚温などの体表温度と、深部体温の違いは下記の記事で詳しく解説しています。

【あわせて読みたい】Apple Watchやスマートウォッチで体表温度しか測れない理由は? 深部体温との違いも解説!

基準値(ベースライン)と変動の考え方

Screenshot

体温は自然に変動するものです。食事、運動、飲酒量、月経周期、体調の変化などの生理的要因に加え、睡眠環境などの外的要因によっても影響を受けます。

Apple Watchでは、約5日間の就寝時データをもとに基準値を判定します。その後は、その基準値に対してどれくらい上がったか・下がったかという形で表示されます。

公式情報によれば、基準値から摂氏1℃(華氏1.8°F)以内の変動は一般的とされています。

また、各夜の値は「睡眠」集中モードがオンになっている間に測定された複数の値の平均です。断片的な数値ではなく、夜間全体の傾向を反映したデータになっています。

対応モデルと利用条件

手首皮膚温の記録に対応しているモデルは以下の通りです。

・Apple Watch Series 8以降
・Apple Watch Ultraの全モデル
・Apple Watch SE(第3世代)

利用するには、次の設定が必要です。

・「睡眠」を設定する
・「Apple Watchで睡眠時間を記録」をオンにする
・「睡眠」集中モードを有効にして就寝する
・毎晩最低4時間以上装着する

手首皮膚温データは約5夜後に利用可能になります。新しいApple Watchに変更した場合も、再び約5晩のデータ取得が必要です。

どのように計測される?2つの温度センサー

Apple Watch Series 8以降および対応モデルには、温度センサーが2つ搭載されています。

・本体背面のクリスタル部分に1つ
・ディスプレイ直下に1つ

睡眠中は5秒ごとに体温をサンプリングし、高度なアルゴリズムによって毎晩の集計値が算出されます。この設計により、外部環境の影響を抑えながら精度を高めています。

手首皮膚温の確認方法

iPhoneのヘルスケアアプリで確認できます。

1. ヘルスケアアプリを開く
2. 検索をタップ
3. 「身体測定値」→「手首皮膚温」を選択

グラフ上のポイントをタップすると詳細を表示できます。基準値が確定するまでは「追加のデータが必要です」と表示されます。

排卵の遡及的推定との連携

「周期記録」機能を設定している場合、手首皮膚温データを使って月経予測の精度を改善できます。排卵が起きたあとに、データから排卵を推定する「遡及的推定」が行われます。

約5夜後に皮膚温データが利用可能になり、約2サイクル分のデータ取得後に排卵の遡及的推定が表示されます。

なお、周期記録は避妊方法として使用するものではなく、医療診断を目的とした機能ではありません。

【あわせて読みたい】Apple Watchで排卵を推定するには?対応モデル・設定・注意事項を整理

オフにする方法

iPhoneの場合:
Watchアプリ →「プライバシー」→「手首皮膚温」をオフ

Apple Watchの場合:
設定アプリ →「プライバシーとセキュリティ」→「ヘルスケア」→「手首皮膚温」をオフ

周期記録での利用を停止する場合は、ヘルスケアアプリ内の「周期記録」→「オプション」から「手首皮膚温を使用」をオフにします。

注意点

・医療機器ではありません
・体温計ではありません(その場の数値表示は不可)
・14歳以上が対象です
・生活習慣や環境の影響を受けます
・正確な測定のため、ぴったり装着してください

まとめ:単発の体温ではなく「変化」を見る機能

Apple Watchの手首皮膚温機能は、瞬間的な体温を表示するものではなく、睡眠中の平均値をもとに基準値からの変動を見る仕組みです。

毎晩の変化を継続的に確認することで、自分の身体のリズムや傾向を把握しやすくなります。対応モデルをお持ちの方は、まずは睡眠設定を整え、5日間装着してみることから始めてみてください。

Source:Apple サポート(手首皮膚温の変化を記録する)
Apple Watch ユーザガイド(毎夜の手首皮膚温を記録)
Apple Watch ユーザガイド(排卵の遡及的推定)

 

関連記事はこちら

・Apple Watchの基本操作や活用法を知りたい方は、Apple Watchの使い方、基礎知識カテゴリーをご覧ください。

・健康管理機能を幅広く知りたい方は、健康管理タグの記事をチェックしてみてください。

手首皮膚温は睡眠中に測定される機能です。前提となる睡眠計測の設定や睡眠スコアの見方は、こちらでまとめて確認できます。
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