5万円のApple Watchを5年ごとに買い替え、65歳まで使うと約40万円。しかも将来的に下取り価値はほぼゼロ。一方で、100万円の機械式高級時計は何十年も使え、売却時には価格が上がっている可能性すらある。
そんなポストがXで話題になりました。
なんか「腕時計は一生Applewatchでいいや」って思ってたけど5万円のApplewatchを5年に1回買い換えて65歳まで使うとしたら5万円×8で40万円(しかも物価上がる)して無価値物になる一方で、機械式の100万円のロレックス1本買えば何十年も使えるうえに値崩れするどころか売却時には価格上がってる可能性すら…
— 渋谷 (@Q0tar2) January 15, 2026
数字だけを見ると、「Apple Watchは損で、高級時計は得」という結論に引っ張られそうになります。しかし、この比較には大事な視点がいくつか抜け落ちているのも事実です。
Apple Watchと高級機械式時計は、そもそも役割が違う

まず前提として、Apple Watchとロレックスのような機械式時計は、同じ“腕時計”でも目的がまったく異なる道具です。
機械式時計は、所有する満足感、資産価値、ステータス性、長く使い続ける喜びが中心にあります。一方、Apple Watchは「時間を見る道具」というより、日常と仕事を効率化し、健康を守るためのデバイスです。
どちらが上か、ではなく、「何を求めるか」で評価軸が変わります。
Apple Watchが日常と仕事にもたらす現実的な価値
Apple Watchの価値は、売却価格では測れません。むしろ使っている期間にどれだけ生活が便利になったかが本質です。
・通知を即座に確認でき、スマホを取り出す回数が減る
・スケジュールやリマインダーを手元で管理できる
・移動中や作業中でも通話や簡単な返信が可能
こうした積み重ねは、仕事の集中力や時間効率に確実に影響します。毎日の小さなストレスを減らす効果は、数字では見えにくいものの、長期的には非常に大きいです。
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健康管理という「高級時計にはない」最大の強み

Apple Watchが高級機械式時計と決定的に違う点が、健康管理機能です。
・心拍数の常時計測
・睡眠の質や睡眠時間の記録
・運動量や消費カロリーの可視化
・不規則な心拍の検知
これらは「便利」だけでなく、将来の医療費や生活の質に直結する要素でもあります。
仮にApple Watchがきっかけで運動習慣が身につき、体調管理への意識が高まったとしたら、その価値は40万円どころではありません。健康を維持できる可能性自体が、Apple Watchの最大のリターンと言えます。
Apple Watchは「消費」だが、それは悪なのか

確かにApple Watchは、数年で買い替える消費型デバイスです。最終的に資産として残ることはほぼありません。
しかし、毎日使い倒して生活の質を上げ、仕事効率を高め、健康管理に役立つのであれば、それは合理的な消費です。
一方で、高級機械式時計は資産性があり、長く使える素晴らしい道具です。ただし、メールは見られず、健康状態も教えてくれません。オーバーホールなどの維持費もかかります。
結論:どちらが正解かではなく、どう使い分けるか
今回話題になった比較で大切なのは、「どちらが得か」ではありません。
・資産性や所有する喜びを重視するなら高級機械式時計
・日常の便利さ、仕事効率、健康管理を重視するならApple Watch
この役割の違いを理解した上で選ぶことが重要です。
Apple Watchは無価値な消耗品ではなく、日々の生活と身体に直接リターンをもたらすデバイスです。高級時計と比較することで、逆にその本質的な価値が浮き彫りになったと言えるでしょう。
スマートウォッチは「一生モノ」ではありません。しかし、今の人生をより良くする道具として見れば、十分に元は取れているのではないでしょうか。
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詳しくは下記の記事で解説しています。
Apple Watchはなぜ“高級時計マウント”を無効化できるのか?経営者が語る合理的な選択
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