最近、日記のつけ方に少し変化が起きています。
毎日ノートやアプリに文章を書くのではなく、日々の記録をまとめてAIに読み込ませ、あとから「自分の思考や感情の傾向」を分析する。そんな使い方をする人が少しずつ増えてきました。
中でも注目されているのが、GoogleのNotebookLMを使った日記管理です。単なるメモ置き場ではなく、「自己理解のためのツール」として活用する発想は、従来の日記とは少し違った魅力があります。
この記事では、NotebookLMを日記に使うという考え方と、その具体的な方法、向いている人・注意点までを整理して紹介します。
NotebookLMを日記に使う、という発想

NotebookLMは、複数の資料をまとめて読み込み、その内容をもとに要約や分析、質問への回答を行えるAIノートです。
これを日記に使う場合のポイントは、「毎日振り返る」のではなく、一定期間の記録をまとめて俯瞰することにあります。
例えば、1日1日の出来事や感情はそのまま流してしまい、1週間や1か月分が溜まったタイミングで、次のように問いかけます。
・この期間の思考の傾向を整理して
・感情が大きく揺れたタイミングはいつか
・繰り返し出てくる悩みやテーマは何か
人間が自分で日記を読み返して見つけるのが難しい「パターン」を、AIが補助してくれるのが、この方法の特徴です。
入力方法は自由。文章でも音声でもOK
NotebookLMでの日記は、必ずしもキーボードで文章を書く必要はありません。
よく使われている入力方法には、次のようなものがあります。
・スマホやPCでそのまま文章入力
・音声入力やボイスメモを文字起こしして保存
・箇条書きでその日の出来事や気分だけを書く
・過去のメモアプリや日記アプリからまとめて移行
重要なのは「きれいに書くこと」ではなく、思考や感情をできるだけ素直な形で残すことです。
特に音声入力は、書くよりも心理的ハードルが低く、本音が出やすいというメリットがあります。一方で、文章入力の方が落ち着いて整理できるという人もいます。自分に合う方法を選んで問題ありません。
NotebookLMでできる「日記の使い道」

NotebookLMに日記を蓄積すると、次のような使い方が可能になります。
一定期間の思考パターンを分析する
「この1か月の思考の癖を教えて」「ネガティブになりやすい場面を整理して」といった問いかけをすると、記録全体をもとに傾向をまとめてくれます。
単発の感情ではなく、繰り返し現れる構造に気づきやすくなります。
感情の変化を俯瞰する
忙しい時期、体調が悪い時、人間関係でストレスがある時など、感情が揺れやすい条件を後から確認できます。
「なんとなくしんどい」を、「こういう条件が重なると調子を崩しやすい」という理解に変えられる点は大きなメリットです。
自分への客観的なフィードバックを得る
NotebookLMは、過去の自分の言葉だけを材料にして返答します。
第三者の価値観を押し付けられるのではなく、「自分が何を繰り返し考えているか」を整理してくれるため、距離を取った自己対話がしやすくなります。
この方法が向いている人・向いていない人

NotebookLM日記は、特に次のような人に向いています。
・書く日記が続かなかった人
・考えすぎて頭の中が散らかりやすい人
・自分の思考の癖を客観視したい人
一方で、次のような点には注意が必要です。
・AIの分析結果を「正解」と思い込みすぎないこと
・分析しすぎて自己批判に寄ってしまわないこと
・深刻な心身の不調は専門家に相談すること
NotebookLMはあくまで補助的なツールであり、治療や診断を行うものではありません。
「書く日記」から「理解する日記」へ
NotebookLMを日記に使うという方法は、日記そのものを変えるというより、日記の役割を拡張する発想に近いものです。
毎日完璧に振り返らなくてもいい。とりあえず記録しておいて、あとからまとめて自分を理解する。
忙しい人や、内省が苦手だった人にとっては、日記を続ける現実的な選択肢になり得ます。
日記が続かなかった経験がある人ほど、一度この形を試してみる価値はありそうです。
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