スマートウォッチは便利なガジェットという印象が強いですが、ときに命を救う存在になることもあります。今回紹介するのは、運転中に突然意識を失った英国の女性が、Apple Watchの自動通報機能によって救助されたという実話で、Liverpool Echoが報じたものです。
運転中に突然意識を失う――高速道路で起きた緊急事態
英国イースト・サセックス州在住のジェニ・アシュダウンさん(36歳)は、2025年8月、高速道路を運転中に突然体調を崩しました。心臓が急激に鼓動し始め、数秒のうちに意識がもうろうとなり、最終的にはハンドルに突っ伏す形で気を失ってしまったといいます。
幸いにも、完全に意識を失う直前、彼女は車をハードショルダー(路肩)へ寄せることができました。しかし、スマートフォンはバッグの中にあり、自分で緊急通報をすることは不可能な状態でした。
Apple Watchが自動で緊急通報を開始
意識を取り戻したとき、彼女はすでに救急オペレーターと通話中でした。通話を開始していたのは、わずか2週間前に購入したばかりのApple Watch。車の急停止や強い衝撃を検知し、自動的に緊急通報を行う「クラッシュ検出」機能が作動した可能性が高いとされています。
本人も「車をかなり強く路肩に寄せたはず。その動きでクラッシュ検出が作動したのだと思う」と語っています。
記録された心拍データが診断の助けに
Apple Watchは救助要請だけでなく、発作前後の心拍データも記録していました。そのデータは病院で医師に共有され、診断の重要な手がかりになったといいます。
その後、彼女は「ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群(WPW症候群)」という先天性の心疾患と診断されました。心臓に余分な電気回路が存在し、突然の頻脈発作を引き起こすことがある病気です。
「もし着けていなかったら、どうなっていたか分からない」
彼女はこの出来事について、「Apple Watchを着けていなかったら、どうなっていたか分からない」と振り返ります。事故現場は非常に危険な場所で、自力で助けを呼べない状態が続いていた可能性もありました。
この体験を受け、彼女はAppleのCEOであるティム・クック氏に感謝のメールを送付。後日、本人から体調を気遣う返信が届いたことも明かしています。
実際の体験を伝える動画
今回の出来事について紹介している動画はこちらです。
スマートウォッチは「もしも」の備えになる
Apple Watchの緊急SOSやクラッシュ検出、心拍モニタリング機能は、日常では存在を意識しない機能かもしれません。しかし今回のケースのように、本人が操作できない状況でも自動で助けを呼べるという点は、改めて注目すべきポイントです。
とくに持病がある人や、長距離運転・一人行動が多い人にとって、スマートウォッチは単なるガジェットではなく「安全装置の一部」として考える価値があるのかもしれません。
Source:Yahoo News UK
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