マイナアプリの提供開始|マイナポータルアプリのアップデートで移行、アイコンは当面マイナちゃん入りに

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スマートフォンで開いたマイナアプリのホーム画面。マイナポータルにログイン、二次元コードを読み取る、認証・署名したサービスの各メニューが並ぶ

スマートフォンでマイナンバーカードを使おうとしたとき、「マイナポータルアプリ」と「デジタル認証アプリ」のどちらを開けばいいのか分からなくなる。そんな声が長らくありました。

その2つが、ひとつになりました。デジタル庁は2026年8月25日、マイナポータルアプリにデジタル認証アプリの機能を統合した「マイナアプリ」の提供を開始したと発表しました。7月末に予告されていた提供開始日が、予定どおり実現した形です。

新しいアプリが増えたわけではありません。むしろ逆で、使うアプリがひとつ減ります。すでにマイナポータルアプリを入れている人は、アップデートするだけで切り替わります。

提供開始。新しくダウンロードし直す必要はありません

マイナアプリは、App StoreまたはGoogle Playからダウンロードできます。ただし、すでにマイナポータルアプリを使っている場合は、アップデートするだけで利用を開始できます。別のアプリを新たに入れる必要はありません。

デジタル庁は「マイナアプリとマイナポータルアプリは別のアプリですか」という問いに対して、はっきりと「いいえ」と答えています。マイナアプリは、マイナポータルアプリから呼称を変更したアプリです。中身に、これまで官民のサービスで本人確認に使われてきたデジタル認証アプリの仕組みが取り込まれた、という理解が正確です。

ダウンロードやアップデートを済ませたら、初回の利用時にマイナンバーカードを使ってアプリへの利用登録を行います。手順はデジタル庁のマイナアプリに利用登録する方法で公開されています。画面の仕様は今後も改善されていくので、実際に操作するときは公式ページを見ながら進めるのが確実です。

アプリの中身は「認証署名」「カード」「メニュー」の3つ

マイナアプリの3画面。左からホーム画面、実物とスマートフォンのマイナンバーカードを選ぶカード画面、プッシュ通知やログイン中の端末を管理するメニュー画面

画面下部は3つのタブに分かれています。ホームにあたる「認証署名」には、マイナポータルへのログインと二次元コードの読み取りが並びます。「カード」では、実物のマイナンバーカードと、スマートフォンに入れたマイナンバーカードのどちらを使うかを選びます。「メニュー」にはプッシュ通知の設定や、ログイン中の端末の確認、カードやスマートフォンを紛失したときの案内がまとまっています。

できることは大きく3つです。ひとつめは、行政機関や民間事業者のサービスに対する、マイナンバーカードを使った認証や署名、氏名などの情報連携。ふたつめは、カードの機能をスマートフォンに入れる設定。みっつめは、マイナポータルに届く行政機関などからのお知らせを、プッシュ通知で受け取ることです。

通知については、これまで「マイナポータルを開かないと気づかない」状態でした。プッシュ通知で手元に届くようになると、見落としが減ります。設定方法はお知らせを受け取る方法にまとまっています。

ホーム画面のアイコンは、当面マイナちゃん入りです

マイナアプリの期間限定アプリアイコン。ピンクのグラデーション背景に赤枠の「マイナ」の文字と桜のマーク、左下にマイナちゃんが描かれている

アイコンのデザインも変わります。マイナンバーカードと同じピンクのグラデーションに、赤枠の「マイナ」の文字と桜のマークという構成です。

ここで知っておきたいのが、提供開始から一定期間は、左下にマイナちゃんが登場する期間限定のアイコンになるという点です。旧マイナポータルアプリのアイコンもマイナちゃんだったので、乗り換えの目印として残されているのだと思われます。一定期間が過ぎるとマイナちゃんのいない通常アイコンに切り替わるので、「アイコンが変わった」と驚かないよう頭の片隅に置いておくとよさそうです。

スマホにカードを入れる設定も、このアプリから

マイナアプリからは、マイナンバーカードの機能をスマートフォンのなかに入れる設定もできます。iPhoneなら「iPhoneのマイナンバーカード」、Androidなら「Androidスマホ用電子証明書搭載サービス」です。

この機能自体は以前からあるもので、当サイトでもマイナンバーカードをiPhoneに追加する手順を写真つきで解説しています。今回の統合で入り口がひとつにまとまったことで、「どのアプリから設定するんだったか」と迷う場面は減りそうです。

設定の詳しい手順は、iPhoneのマイナンバーカードAndroidスマホ用電子証明書搭載サービスの各ページで案内されています。

マイナポータルはこれまで通り。変わるのはログイン方法だけ

ここを勘違いしやすいので整理しておきます。アプリが変わっても、マイナポータル(ウェブサイト)はこれまで通り使えます。

マイナ保険証の登録、自己情報の確認、各種のオンライン申請といった機能は、引き続きマイナポータルのウェブサイト側で行います。デジタル庁も、マイナポータルで利用できるサービスや確認できる情報に変更はないと明言しています。

変わるのはログインの入り口です。これまでマイナポータルにログインするときはマイナポータルアプリを使っていましたが、今後はマイナアプリを使います。引越しやパスポートの手続き、医療費の確認といった、スマートフォンだけで完結する行政手続きの流れそのものは変わりません。

やりたいこと 使うもの
本人確認、認証・署名 マイナアプリ
スマートフォンへのカード追加 マイナアプリ
行政機関からのお知らせの通知 マイナアプリ
マイナ保険証の登録 マイナポータル(ウェブサイト)
自己情報の確認、オンライン申請 マイナポータル(ウェブサイト)
パソコンとICカードリーダーでの利用 Windows/Mac用のマイナポータルアプリ(従来どおり)

パソコンにICカードリーダーをつないで使っている場合も、心配は要りません。Windows/Mac用のマイナポータルアプリは、引き続き利用できます。

使う前に、スマホのロック設定を確認してください

ひとつだけ、事前に確認しておきたいことがあります。マイナアプリは、スマートフォン側のロック設定(PIN、顔認証、指紋認証など)が必須です。未設定の場合、アプリを利用できません。

第三者による不正利用を防ぐための措置で、マイナンバーカードという性質を考えれば妥当な要件です。ただ、普段ロックをかけずに使っている人にとっては、いきなり止まる要因になります。アプリを開く前に、お使いの端末の設定を確認しておきましょう。

対応OSはiOSとAndroidです。細かい動作環境と、端末のロックの設定方法は動作環境のページにまとまっています。

まとめ

今回のポイントを整理すると、アプリが増えたのではなく2つが1つになったこと、既存ユーザーはアップデートだけで移行できること、マイナポータルのウェブサイト側は変わらないこと、そして端末のロック設定が必須になったこと、の4点です。

マイナンバーカードをめぐる動きは、カードそのものからスマートフォンへ機能を移していく方向で進んでいます。財布からカードを取り出す場面が減り、スマートフォン1台で本人確認が済む。今回の統合は、その流れのなかのひとつの区切りと言えそうです。

製品情報やアプリの詳しい使い方は、デジタル庁のマイナアプリ紹介ページで確認できます。

Source: デジタル庁「マイナアプリの提供を開始しました」/画像:デジタル庁 マイナアプリ 広報素材

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