ランニングに熱心に取り組む人の中には、走行距離、ペース、ピッチ、消費カロリー、心拍数などを計測できるスマートウォッチを着用する人も多いでしょう。一方で最近は、スマートウォッチ以外のウェアラブルデバイスでも、ランニングの向上を手助けしてくれる製品が増えています。今回の記事ではその注目アイテムの一つ、スマートフットウェア『ORPHE TRACK(オルフェトラック)』を紹介します。
「着地法」「左右バランス」などの指標まで解析!
『ORPHE TRACK(オルフェトラック)』はセンサーモジュールコンピューターが内蔵されたランニング用のシューズ。着用して普段どおりに走るだけで、対応アプリ「ORPHE TRACK Run」で自分自身のランニングフォームを分析。ペースや時間・距離はもちろんのこと、従来は大がかりな設備なしでは計測できなかった「着地法」「プロネーション」「左右バランス」などの重要なランニング指標まで分析し、着用者の走りを評価してくれます。
必要なのはシューズとセンサー、スマホだけ
『ORPHE TRACK』でのランニングフォーム分析に必要なのは、専用のシューズとセンサー、それにスマホだけ。大がかりな計測設備は必要ありません。モーションキャプチャシステムやフォースプレートに匹敵する解析力を、靴の中に入ってしまう小さなセンサーモジュールとスマホアプリだけで行えてしまう、システムのシンプルさが特徴です。
使い込んだ専用シューズの買い替え時も、モジュールは取り出して継続使用可
専用シューズにセットするセンサーモジュール“ORPHE CORE”は最新鋭のコンピューターと加速度/ジャイロのリアルタイム6軸モーションセンサーを搭載。モジュールの中だけでゲイトサイクルを解析して、ランニングフォームを精細に分析します。片足約30gとコンパクトで軽量で、嫌な装着感を感じないのも特徴といえるでしょう。また「ORPHE CORE」は靴から取り出して交換可能。寿命が1年ほどとされるスポーツシューズにおいて、電子部品を交換可能とすることで経済性にも配慮しています。
無償のレンタルや体験イベントも実施中
『ORPHE TRACK』のスターターキット(専用シューズ+専用センサー)の価格は32,780円(税込)。サイズは24.0cmから1cm刻みで28.0cmまであり、公式サイトからの購入では1回まで無償でサイズ交換可能です。なお約2時間の体験イベントや購入者向けのイベントも定期的に実施。都内のランニングステーション『ランニングステーションJOGLIS』『Brilliaランニングスタジアム』などで無償のレンタル(施設使用料は別途必要)ができるほか、カメラ・家電のレンタルサービス『Rentio(レンティオ)』での取り扱いも開始され、14泊15日で4000円~の利用が可能となりました。
アシックスとの協業で「スマートランニングシューズ」グローバル発売も
なおORPHEシリーズを開発する株式会社no new folk studioは、株式会社アシックスと「スマートランニングシューズ」の開発・販売に向けて協業を加速させるため、投資子会社のアシックス・ベンチャーズ株式会社を引受先とする第三者割当増資を今年1月に実施。アシックスはno new folk studioのスマートフットウェアプラットフォームを活用した「スマートランニングシューズ」について、2020年以降のグローバル発売を目指すと発表しています。今後のスマートランニングシューズの進化にも引き続き注目ですね!
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ORPHE TRACK|ランナーを進化させるスマートフットウェア