スマートフォンの買い替えが活発になる新生活シーズン。2026年3月の中古スマートフォン市場で、何がどれだけ売れたのか──そのデータが出てきました。
伊藤忠グループが運営する中古スマホの販売・買取サービス「にこスマ」が発表したランキングによると、iPhone SE(第3世代)が販売数10か月連続で1位を獲得。さらに買取数でも、古いモデルから新しいモデルへの乗り換えを示すような動きが見えてきました。
このレポートでは、公開されたデータをもとに2026年3月の中古スマホ市場の動向を整理します。
Source:PR TIMES「にこスマ|2026年3月中古スマホ販売・買取数ランキング」
新生活の波が後押しした3月の中古市場
にこスマでは2026年3月16日から31日にかけて「新生活応援セール」を開催していました。この影響もあってか、3月全体を通じて取引数は前月比で増加。特徴的だったのは、2025年9月以来、約半年ぶりに上位10機種がすべてiPhoneとなった点です。
Androidスマートフォンは販売数・買取数の両ランキングでともにTOP10入りを果たせず、中古市場におけるiPhoneの根強い需要が改めて浮き彫りになった形です。
2026年3月 中古スマホ販売数ランキング
| 順位 | 機種(ストレージ) | 平均販売単価(税込) | 新品発売時価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 1位 | iPhone SE(第3世代)(64GB) | 28,113円 | 57,800円 |
| 2位 | iPhone 13 (128GB) | 55,925円 | 98,800円 |
| 3位 | iPhone 14 (128GB) | 73,266円 | 119,800円 |
| 4位 | iPhone SE(第2世代)(64GB) | 19,326円 | 49,280円 |
| 5位 | iPhone 15 (128GB) | 88,338円 | 124,800円 |
| 6位 | iPhone 12 (64GB) | 35,796円 | 94,380円 |
| 7位 | iPhone 12 (128GB) | 40,321円 | 99,880円 |
| 8位 | iPhone SE(第3世代)(128GB) | 35,563円 | 63,800円 |
| 9位 | iPhone 7 (32GB) | 10,494円 | 78,624円 |
| 10位 | iPhone 13 mini (128GB) | 43,623円 | 86,800円 |
※対象期間:2026年3月1日〜2026年3月31日/価格はすべて税込み
iPhone SE(第3世代)がここまで売れている理由
10か月連続1位というのは、一時的なセール効果では説明しきれない強さです。1位の64GBモデルに加え、前月はTOP10圏外だった128GBモデルも今月は8位にランクイン。機種ごとの合計台数では、2位のiPhone 13に2倍近い差をつけているといいます。
その理由は価格にあると考えるのが自然です。平均販売単価28,113円という数字は、新品価格(57,800円)のほぼ半額。ホームボタン付きで操作に迷わず、コンパクトで持ちやすいという設計も、初めてiPhoneを使う人や、子ども・高齢者向けに購入する層に響いているのでしょう。
一方で、iPhone 12やiPhone 15なども前月から取引数を大きく伸ばしています。ランキング全体を見渡すと、手ごろな価格帯(2〜4万円台)に複数のモデルが並んでいて、「新品にこだわらず、できるだけ費用を抑えたい」というニーズが幅広い機種に分散していることが読み取れます。
2026年3月 スマホ買取数ランキング
| 順位 | 機種(ストレージ) |
|---|---|
| 1位 | iPhone SE(第2世代)(64GB) |
| 2位 | iPhone SE(第3世代)(64GB) |
| 3位 | iPhone 8 (64GB) |
| 4位 | iPhone 12 (64GB) |
| 5位 | iPhone 13 (128GB) |
| 6位 | iPhone SE(第2世代)(128GB) |
| 7位 | iPhone 12 (128GB) |
| 8位 | iPhone 11 (64GB) |
| 9位 | iPhone 11 (128GB) |
| 10位 | iPhone SE(第3世代)(128GB) |
※対象期間:2026年3月1日〜2026年3月31日
「売る」側に見える乗り換えの連鎖
買取ランキングの1位は、iPhone SE(第2世代)の64GBが7か月連続でトップ。iPhone SE(第3世代)の64GB・128GBは、前月から取引数を2倍以上に伸ばしているといいます。
つまり、古いSEシリーズを売って、少し新しいモデルに乗り換える──という流れが実際に数字として現れているわけです。にこスマ担当者は、こうした動きの背景としてiPhone 17eの発売と新生活需要を挙げています。新しいモデルへの注目が高まることで、手元の旧モデルを手放す人が増える。このサイクルが中古市場全体の活性化につながっている構図がよく見えます。
「にこスマ」について

「にこスマ」は、伊藤忠グループの株式会社Belongが運営する中古スマホの販売・買取サービスです。「あたらしいより、あなたらしい。」をモットーに、コンディションの詳細情報を公開した上で端末を販売しています。買取サービスは登録不要で見積もりが可能で、スマホ買取が初めての人でも利用しやすい設計になっています。
・中古スマホ販売:にこスマ公式サイト
・スマホ買取:にこスマ買取
まとめ:中古市場が映す「スマホとの付き合い方」の変化

2026年3月のデータが示しているのは、「できるだけ費用を抑えて、自分に必要な機能だけを使いたい」という、ある意味で成熟したスマートフォンとの向き合い方です。最新モデルを追いかけなくても、1〜2世代前の機種で十分という判断が、中古市場の需要を支えています。
一方で、新しいモデルが出るたびに手元の機種を売り、少し新しいものに買い替えるサイクルも着実に広がっています。スマートフォンは今や、「所有するもの」から「使いながら更新していくもの」へと変わりつつあるのかもしれません。
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