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離れて暮らす家族のことは気になるけれど、毎日電話をかけて確認するのも気が引ける。そんなもどかしさを、スマートウォッチで埋めようとするアップデートです。
株式会社ゼネテックは2026年7月17日、防災・防犯・見守り機能を備えた多言語対応スマートフォンアプリ『ココダヨ Life』に、「転倒検知アラート」「活動低下アラート」「新たな防災気象情報への対応」の3つの機能を追加したと発表しました。あわせて同日、これまで日本と台湾に限られていた配信先を、174の国と地域へ拡大したことも明らかにしています。
スマートウォッチユーザーにとって見逃せないのは、追加された3機能のうち転倒検知アラートがApple WatchやGalaxy Watchとの連携で動くという点です。腕に着けている時計が転倒を検知し、離れて暮らす家族のスマートフォンへ自動で知らせてくれます。
スマートウォッチが転倒を検知して、家族へ自動で知らせる

1つ目の転倒検知アラートは、『ココダヨ Life』をスマートウォッチと連携させることで使えるようになる機能です。装着者の転倒を検知すると、あらかじめ登録しておいた家族などへ自動でメッセージが送信されます。
高齢の親と離れて暮らしていると、いちばん怖いのは「倒れたまま誰にも気づかれない時間」です。本人がスマートフォンを取り出して助けを求められる状態とは限りません。転倒という緊急性の高い異変を、本人の操作を待たずに家族側へ届けてくれるのが、この機能のいちばんの価値だと言えます。
上の画面のように、Apple Watch側では「転倒検知中」と表示され、同期と権限の状態がひと目で分かるようになっています。設定さえ済ませてしまえば、あとは普段どおり時計を着けているだけで待機してくれる仕組みです。
なお、Apple Watchには以前からOS標準の「転倒検出」機能が備わっています。こちらは緊急通報サービスへの連絡を軸にした仕組みで、家族への見守り通知を目的とする今回の機能とは役割が異なります。標準機能の設定を確認しておきたい方は、人命救助の事例も多いApple Watchの転倒検出機能をオンにしておこうもあわせてご覧ください。
一定時間動きがないと知らせる「活動低下アラート」

2つ目は活動低下アラート(無移動検知)です。一定時間にわたって移動が確認できない場合に、登録した家族などへ通知が届きます。
転倒のようにはっきりした出来事ではなく、「いつもなら動いている時間帯なのに、動いた記録がない」という静かな異変を拾うための機能です。画面イメージでは「おばあちゃんが移動していません」という通知が届き、タップすると地図上で最新の位置と、その位置がいつの時点のものかを確認できるようになっています。
普段と違う状態に早めに気づくための手がかりとして使える一方、通知が来たからといって必ず何かが起きているとは限りません。まずは電話をかけてみる、といったワンクッションを挟む前提の機能と考えておくとよさそうです。スマートウォッチと連携した安否確認の仕組みには他社の取り組みもあり、アドテクニカのApple Watch・Wear OS対応「安否コール」のように、企業向けに広がっている例もあります。
気象庁の新たな防災気象情報に対応(日本限定機能)

3つ目は、気象庁の新たな防災気象情報への対応です。警戒レベル情報や気象警報を、現在地と登録地点に応じて通知してくれます。こちらは日本限定の機能となります。
ポイントは「いる場所に合った情報が届く」ことです。テレビやラジオの気象情報は広い範囲をまとめて伝えるため、自分がいる場所が本当に危ないのかどうかが分かりにくいことがあります。現在地と登録地点に応じて警戒レベルが飛んでくれば、早めに動く判断材料になります。
画面イメージでは、大雨特別警報の通知とあわせて、家族それぞれの安否状況とバッテリー残量、最新位置が一覧で並んでいます。「警報が出た地域に、家族の誰がいるのか」を1画面で確かめられる構成です。Apple Watch単体でも災害情報を受け取る方法はあるので、Apple Watchで緊急地震速報・災害避難情報を受け取る方法とあわせて備えておくと安心感が増します。
転倒検知アラートに対応するスマートウォッチとOS
転倒検知アラートを使うには、対応するスマートウォッチとOSが必要です。手持ちのモデルが当てはまるか、下の表で確認してみてください。
| プラットフォーム | 対応モデル | 対応OS |
|---|---|---|
| Apple | Apple Watch SE(第2世代)以降、Series 6以降、Ultra | watchOS 11以降 |
| Android | Galaxy Watch4以降 | Wear OS 3.0以降 |
Apple Watchは、SEなら第2世代以降、数字シリーズならSeries 6以降が条件です。かなり広い範囲がカバーされていますが、Series 5以前や初代SEを使い続けている場合は対象外になる点に注意してください。Android側はGalaxy Watch4以降が明示されており、現時点ではWear OS搭載機のなかでもGalaxy Watchシリーズが対象と読み取れます。
174の国と地域へ配信を拡大。訪日外国人も日本でダウンロード可能に

機能追加と同じ日に、ゼネテックは『ココダヨ Life』の配信先を174の国と地域へ拡大したことも発表しました。これまでは、アプリストアの国・地域設定が日本または台湾の場合にしかダウンロードできませんでした。今回の拡大で、訪日外国人が日本滞在中に『ココダヨ Life』をダウンロードして使うことも可能になっています。
同社は2026年5月15日に公表した中期経営計画(2027年3月期から2029年3月期)で、GPSソリューションの成長戦略のひとつとして『ココダヨ Life』の海外展開を掲げています。今回の配信拡大は、先行して展開していた台湾に続く、海外展開の第一歩という位置づけです。
海外展開と転倒検知アラート・活動低下アラートの追加が同じタイミングになったことで、旅行中の使い方にも幅が出ます。たとえば日本へ旅行している間に、自国にいる家族の異変へ気づく、といった使い方が想定されています。逆に、日本から海外へ出かける人にとっても、留守宅の家族を見守る手段として機能することになります。
『ココダヨ Life』のサービス概要
『ココダヨ Life』は「『もしも』に備えて、『いつも』を守る。」をコンセプトにしたアプリです。「つながる」「そなえる」「まもる」「でかける」の4つを基本メニューとして、防災・防犯・見守りを網羅しています。
| アプリ名 | ココダヨ Life |
|---|---|
| 提供元 | 株式会社ゼネテック |
| 対応言語 | 日本語・英語・中国語(繁体字) |
| 基本メニュー | つながる/そなえる/まもる/でかける |
| 追加された新機能 | 転倒検知アラート/活動低下アラート(無移動検知)/新たな防災気象情報への対応(日本限定) |
| 転倒検知の対応機種 | Apple Watch SE(第2世代)以降・Series 6以降・Ultra(watchOS 11以降)/Galaxy Watch4以降(Wear OS 3.0以降) |
| 配信地域 | 174の国と地域 |
| 入手方法 | App Store/Google Play |
製品の詳細は『ココダヨ Life』公式サイトで確認できます。アプリの入手はApp Store、またはGoogle Playから行えます。
まとめ
今回のアップデートで『ココダヨ Life』は、これまでの位置情報の共有に加えて、スマートウォッチによる異変の検知という軸を手に入れました。転倒や活動の低下という、本人が助けを求められないかもしれない場面をカバーする方向へ踏み込んだかたちです。
すでにApple WatchやGalaxy Watchを使っていて、離れて暮らす家族のことが気がかりという方にとっては、手持ちの機器のまま試せる選択肢が増えたことになります。まずは対応モデルかどうかを確認して、設定を済ませておくところから始めてみてはいかがでしょうか。
一方で、こうした見守り機能は「設定しただけで安心してしまう」のがいちばんの落とし穴でもあります。通知が届いたときに誰がどう動くのかを、家族のあいだで一度話しておくことをおすすめします。
Source: ゼネテック プレスリリース(新機能の追加)/ゼネテック プレスリリース(174の国と地域へ配信拡大)
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