宮古島のiPhone修理、6件に1件が「水没」だった|夏場は約1.8倍に急増、修理店がデータを公開

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夕暮れの海辺で波打ち際に立ちスマートフォンのカメラを構える手元。夏のレジャー中にスマホを水没させやすい場面のイメージ

沖縄県内でiPhone・スマートフォン修理店「イケモバ」を5店舗展開する株式会社EAGLEが、宮古島店の修理受付データを公開しました。2026年5月から7月26日までに受け付けた修理のうち、15.8%が水没によるものだったといいます。およそ6件に1件という割合です。

しかも5月と6月では数字が大きく違い、6月以降は5月の約1.8倍に跳ね上がっていました。観光シーズンの本格化とともに、島でスマートフォンの水没トラブルが増えている実態が見えてきます。夏のレジャーにスマートフォンやスマートウォッチを持ち出す方にとって、他人事ではないデータです。

宮古島店の修理、6件に1件が「水没」だった

公開されたのは、イケモバ宮古島店が2026年5月から7月26日までに受け付けた修理のうち、水没によるものが占めた割合です。

時期 水没が占めた割合
2026年5月 10.3%
2026年6月 18.7%
2026年7月(26日時点) 17.8%
3か月通算 15.8%

5月は10.3%でしたが、6月に入ると18.7%へと約1.8倍に上昇。7月も26日時点で17.8%と、6月とほぼ同じ水準で推移しています。3か月を通すと、修理のおよそ6件に1件が水没によるものでした。

5月と6月の間に何が起きているのか

宮古島の海開きは例年3月ですが、本格的に海に入る人が増えるのは気温と水温が上がる6月以降だといいます。マリンアクティビティの予約が埋まり始める時期と、水没相談が跳ね上がる時期がほぼ一致しているというわけです。

気になるのは、近年のスマートフォンが防水性能を高めているにもかかわらず水没が増えている点です。同社は「防水だから大丈夫」と考えて海やプールに持ち込む人が増えていると指摘しています。

ここで見落とされがちなのが、メーカーが示す防水性能は真水を前提とした試験値であり、海水はその条件に含まれていないという点です。海水は塩分を含むため内部で腐食を起こしやすく、真水よりも深刻な状態になりやすいといいます。スマートウォッチの防水表記を見るときにも同じ注意が必要で、数値だけを見て海に持ち込むのは危険です。

さらに防水性能は経年で低下します。落下の衝撃で本体のわずかな隙間が広がったり、内部の防水シールが劣化したりすると、購入時の性能は保たれません。「去年は濡れても平気だった端末が、今年は水没する」というケースは珍しくないとのことです。日ごろから端末の状態を把握しておくという意味では、Garmin公式から学ぶスマートウォッチのお手入れ方法も参考になります。

水没したときにやってはいけない4つのこと

同社によると、持ち込まれる水没端末には状態が悪化してから来店するケースが少なくないといいます。水没直後に避けたい対応として、次の4つが挙げられています。修理専門店に取材したスマホ水没でやってはいけないNG行動|修理専門店に聞いた初動ミス5選でも、同じ初動のミスが指摘されていました。

1. 電源を入れる、動作を確認しようとする
内部に水が残った状態で通電すると、基板がショートして損傷が広がります。データを取り出せたはずの端末が、この操作で復旧不能になることがあります。

2. 充電ケーブルを挿す
充電端子から内部に水が入り込み、さらに通電が加わるため、最も避けたい操作だといいます。

3. 本体を振って水を出そうとする
振ることで、まだ水が届いていなかった部分にまで水が回ってしまいます。

4. ドライヤーの温風で乾かす
熱で内部の部品や接着が傷みます。また表面が乾いても、内部の水分は残ったままです。

水没した端末は電源を切った状態で、できるだけ早く相談してほしいというのが同社の案内です。ただし内部の状態は開けてみるまで分からないため、必ず復旧できると約束できるものではないとしています。

時間が経つほど復旧は難しくなる

水没端末で問題になるのは、水そのものよりも腐食だと同社は説明します。基板に付着した水分が乾く過程でミネラル分が残り、時間の経過とともに回路を侵していくためです。

当日か翌日に持ち込まれた端末と、1週間乾かしてから持ち込まれた端末では、開けたときの内部の状態がまったく違うといいます。「乾かせば直るかもしれない」と様子を見る時間が、結果的に復旧の可能性を下げてしまうということです。

離島では時間との勝負になりやすい

白い砂浜とヤシの木が並ぶ南国の離島のビーチ。離島では修理部品の取り寄せに日数がかかることを示すイメージ

宮古島をはじめとする離島では、修理部品を本島や本土から取り寄せるため輸送に日数がかかります。部品待ちが発生すればその分だけ腐食が進むため、島内に部品があるかどうかが復旧率に直結するといいます。

旅行中であればなおさらです。搭乗券も地図も宿の予約もスマートフォンの中にあり、数日待つことがそのまま旅程の支障になります。同社には帰りの便に間に合わないという相談も寄せられているそうです。同社は宮古島店に部品在庫を持ち、島内で完結できる修理の範囲を広げる取り組みを続けているとしています。

イケモバ宮古島店の店舗情報

店舗名 イケモバ宮古島店
住所 沖縄県宮古島市平良西里1107-16
電話番号 0980-79-9520
営業時間 10:00〜20:00
対応内容 iPhone・Android・iPadの画面修理、バッテリー交換、水没復旧、データ復旧の相談

運営する株式会社EAGLE(沖縄県那覇市、代表取締役:池原恭兵)は、iPhone・スマートフォン修理と中古端末買取を手がける企業で、那覇店・浦添店・沖縄市店・宮古島店・石垣店の5店舗を展開しています。

代表の池原恭兵氏は「宮古島では夏になると、修理のご相談の2割近くが水没になります。海で落とした、砂浜で濡れた、シュノーケリング中にポケットから流された。旅行中の方も多く、その場で困り果てて来られます。まず電源を入れないこと、そしてできるだけ早く相談すること。この2つを知っているかどうかで結果が変わります。だから今回、データを公開することにしました」とコメントしています。

まとめ

今回のデータで押さえておきたいのは、防水性能があっても海水では話が違うということ、そして防水性能は経年で落ちるということの2点です。どちらも仕様表の数字だけを見ていると気づきにくい部分でしょう。

そのうえで、万一濡らしてしまったときに電源を入れない、充電しない、振らない、温風で乾かさない、という初動を知っているかどうかで結果が変わります。夏の海やプールにスマートフォンやスマートウォッチを持ち込む機会が増えるこの時期、頭の片隅に置いておきたい内容です。なお水没が保証の対象になるかどうかはプランによって異なります。加入中の保証内容についてはAmazon製品保証とは? スマートウォッチの延長保証を解説もあわせて確認しておくと安心です。

Source: 株式会社EAGLE プレスリリース(共同通信PRワイヤー)
画像出典:Unsplash(フリー素材)

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