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ジムに通って重量も回数も増やしているのに、思ったほど体が変わらない。鍛えたい部位より先に腰や膝が疲れてしまう。そんな悩みの原因は、運動量ではなく「動き方のクセ」にあるのかもしれません。
総合フィットネスクラブを展開するティップネスは、しゃがむ動作を動画で撮影して動きのクセを分析する新しい測定プログラム「ウゴキカルテ」を、2026年9月からティップネスとティップ.クロス TOKYOの全店に導入しました。どんな測定で何が分かるのか、既存の測定プログラムとあわせて紹介します。
成果が出にくい原因は動き方のクセかもしれない
トレーニングでは「何キロ持ち上げるか」「何回やるか」に目が向きがちです。ところが動き方にクセがあると、狙った部位にうまく刺激が入らなかったり、一部の関節や筋肉に負担が集中してケガにつながったりすることがあります。
ティップネスによると、動きのクセはトレーニングの効果を下げるだけでなく、日常的に繰り返されることで肩こりや腰痛、関節の痛みといった将来の不調にもつながるといいます。
競技スポーツの現場では、筋力や持久力を高める前に、土台となる姿勢や動作を整えることが重視されています。国立スポーツ科学センター(JISS)でも「姿勢や動作の質」を数値化し、選手ごとの課題に合わせたトレーニングに活用しています。
ティップネスはこの「整えてから動く」という考え方を以前から取り入れており、2023年にはAIの画像解析で姿勢のゆがみを見える化する「シセイカルテ」を導入しました。今回のウゴキカルテは、止まった姿勢に加えて「動き」を見るためのプログラムという位置づけです。
ウゴキカルテで分かること
ウゴキカルテは「しゃがむ」という身近な動作に絞って分析するのが特徴です。測定から運動の提案までは、大きく3つのステップで進みます。
しゃがむ動作を動画で撮影して評価する

専用端末で、しゃがむ動作を正面と横から動画撮影します。関節の使い方などを分析して、本人が気づきにくい動きのクセを明らかにします。
4つのボディタイプに分類する

分析結果をもとに、4つのボディタイプに分類します。タイプごとに、関節や筋肉にかかりやすい負担やリスク、優先して整えるべきポイントが示されるので、自分の体のどこに注意すればよいかがつかみやすくなります。
タイプに合う改善ドリルを提案する

最後に、ボディタイプに合った運動メニュー(改善ドリル)が提案されます。正しく動くためのトレーニングやストレッチに加え、普段の姿勢や生活習慣で気をつけたい点もトレーナーが分かりやすく解説します。
いきなり負荷の高いトレーニングを始めるのではなく、まず動きの土台を整えてから本格的なメニューに進める流れです。運動を始めたばかりの人や、自己流のトレーニングに不安がある人にとって心強い仕組みといえます。
動きの質を見える化する取り組みはウェアラブルでも始まっていて、Amazfitは上腕と腰に着けるセンサーで動きの質まで可視化する「Helio Strap Pro」を海外で発表しています。
ほかの測定と組み合わせて体の状態を多面的に見る
ティップネスでは、ウゴキカルテ以外にも体の状態を調べる測定プログラムを用意しています。体の中身、老化に関わる物質、姿勢、そして今回の動きと、それぞれ見ている角度が違います。
体組成分析「Dr.フィットネス」

測定器に数十秒乗るだけで、体脂肪や筋肉量などの体組成を分析するティップネスオリジナルのカルテです。見た目では分からない隠れ肥満などのスタイルタイプ、部位別の筋肉量バランス、メタボリック指数に加え、将来の寝たきりリスクを表す「サルコペニアウォッチ」まで確認できます。
糖化度(AGEs)測定

専用機器に指先を約1分間当てるだけで、老化物質とされるAGEsの蓄積量を測定します。有料の糖化度カウンセリングでは、嗜好品や生活習慣に関する全71問のアンケート結果とあわせて詳細なカルテを出し、糖化度を改善するための食生活や運動方法をアドバイスしてくれます。
AI姿勢分析「シセイカルテ」

AIの画像解析を使った姿勢分析システムです。数枚の写真を撮るだけで、前後左右のゆがみの数値、O脚・X脚の度合い、ストレートネックなどの状態が分かります。ゆがみの原因となっている部位や将来の姿勢リスクは3Dアバターで表示されます。
ウゴキカルテの概要
| プログラム名 | ウゴキカルテ |
|---|---|
| 導入時期 | 2026年9月 |
| 導入店舗 | ティップネスおよびティップ.クロス TOKYOの全店 |
| 測定方法 | 「しゃがむ」動作を専用端末で動画撮影 |
| 分析結果 | 4つのボディタイプに分類し、関節や筋肉への負担・リスク、優先して整えるべきポイントを提示 |
| 提案内容 | ボディタイプに合う改善ドリル(トレーニング・ストレッチ)、普段の姿勢や生活習慣のアドバイス |
| 詳細 | ウゴキカルテ(ティップネス公式サイト) |
各測定プログラムの詳細は、ティップネス公式サイトのDr.フィットネス、糖化度測定、シセイカルテの各ページで確認できます。
まとめ
ティップネスの「ウゴキカルテ」は、しゃがむ動作を動画で分析して動きのクセを見える化し、4つのボディタイプに合わせた改善ドリルまで提案してくれる測定プログラムです。
スマートウォッチでは歩数や心拍数、消費カロリーといった「どれだけ動いたか」を日々記録できます。ウゴキカルテが見るのは「どう動いているか」という別の側面です。頑張っているのに成果を感じにくい人や、トレーニングで膝や腰に違和感が出やすい人は、運動量を増やす前に一度自分の動き方をチェックしてみるとよさそうです。
Source: 株式会社ティップネス プレスリリース
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