Nature Lock、いつもの時間に鍵が開かないと知らせる「帰宅みまもり通知」提供開始|子どもにスマホを持たせずに済み、追加費用もなし

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ランドセルと算数のプリントが置かれた机に、スマートキー「Nature Key」とスマートロック「Nature Lock」本体が並ぶ

子どもが学校から帰ってくる時間。仕事中のスマートフォンに「ただいま」の連絡はなくても、玄関の鍵が開けば、それはもう「帰ってきた」の合図です。

Natureは2026年9月16日、スマートロック「Nature Lock」の新機能「帰宅みまもり通知」の提供を開始しました。いつもの時間までに子ども用の鍵で玄関が解錠されなかったとき、保護者のスマートフォンにプッシュ通知が届く機能です。

子どもにスマートフォンやGPS端末を新たに持たせる必要はありません。すでに持たせている鍵が、そのまま知らせ役になります。追加費用もかかりません

「起きたこと」ではなく「起きなかったこと」を知らせる

「17:00までに、りくの鍵での解錠がありませんでした」というプッシュ通知と、Apple「探す」アプリでNature Keyの位置を地図表示した画面

設定時刻までに解錠がないとプッシュ通知が届き、鍵の位置も地図で確認できる(画像:Nature)

これまでのNature Lockの通知は、「鍵が開いた」「鍵が閉まった」という起きた出来事を知らせるものでした。今回加わったのは、その逆です。

設定した時刻を過ぎても対象の「Nature Key」での解錠が記録されていない場合に、通知が届きます。通知には時刻と鍵の名前が入り、たとえば「17:00までに、りくの鍵での解錠がありませんでした。今日の履歴を確認しましょう。」という文面になります。

「何も起きていない」ことをシステムが検知するのは、実はなかなか手間のかかる話です。それを鍵の履歴という既存のデータだけで実現したところに、この機能の面白さがあります。

通知が届いてからの3ステップ

通知が届いた画面、解施錠履歴で「解錠されていません」と表示された画面、Apple「探す」で鍵の現在地を表示した画面の3つが矢印で並ぶ

通知をタップすると履歴が開き、そこからApple「探す」へ進める(画像:Nature)

通知が来たあと、保護者が取れる行動もきちんと用意されています。

まず通知をタップすると、「Nature Home」アプリの解施錠履歴が開きます。ここには「解錠されていません」という表示と一緒に、その日のほかの解施錠記録も並びます。朝に自分が出かけたときの記録も並ぶので、その日にどの鍵で解施錠があったかをまとめて確認できます。

そこからさらに、Appleの「探す」アプリへ移動できます。「Nature Key」はApple MFi認証を取得していてApple「探す」に対応しているため、鍵が今どこにあるかを地図上で確認できます。持ち物として鍵を追いかけられるので、通知を見てから「まだ学校かな」「公園かな」と当たりが付けられます。

設定するのは鍵と曜日・時間帯だけ

Nature Homeアプリのオートメーション一覧、帰宅みまもり通知の鍵別設定、曜日と時刻を指定する帰宅予定の設定画面

設定するのは対象の鍵と曜日・時間帯だけ。鍵ごとに別々の予定を組める(画像:Nature)

設定項目は、対象の「Nature Key」と、曜日・時間帯の2つだけです。

曜日ごとに違う時間帯を指定でき、1つの設定につき曜日と時間帯の組み合わせを最大14件まで登録できます。習い事のある火曜と木曜は18時、それ以外の日は17時、といった組み方ができるわけです。

曜日の指定には、祝日の扱いも含まれています。公開された設定画面には「選択した曜日が祝日でも発動」のスイッチがあり、選んだ曜日に祝日や振替休日が重なったときに通知を出すかどうかを指定できます。学校が休みの日に無用な通知が飛ばないようにできるのは、日常的に使ううえでありがたい配慮です。

解錠されたかどうかは「Nature Key」ごとに見分けるので、誰の鍵で開いたかが分かります。「Nature Key」はNature Lock 1台につき最大20本まで登録できるため、きょうだいそれぞれの鍵に別々の帰宅予定を設定する、といった使い方も可能です。設定画面にも「りくの鍵」「はなの鍵」が別々に並んでいます。

使うために必要なもの

自然の石をモデリングしたデザインのスマートリモコン「Nature Remo Lapis」を手のひらに載せたところ

連携に使える「Nature Remo Lapis」。自然の石をモデリングしたデザイン(画像:Nature)

この機能を使うには、「Nature Lock」と「Nature Key」に加えて、「Nature Remo」シリーズとの連携、そしてアプリのv60.0.0以上へのアップデートが必要です。

必要なもの 内容
Nature Lock 玄関ドアに後付けするスマートロック本体
Nature Key 子どもに持たせる専用スマートキー
Nature Remo Nature Remo 3/Nature Remo Lapis
Nature Remo mini 2(Premium含む)
アプリ Nature Home v60.0.0以上
追加費用 なし

Nature Remoが必要なのは、外出先から鍵の状態を確認するための通信を担っているためです。手持ちの家電をスマートフォンから操作できるスマートリモコンなので、みまもりのために導入しても、家電の遠隔操作や自動化にそのまま使えます。

ちなみにNature Remoは、Apple Watchからエアコンやテレビ、照明を操作することもできます。玄関の鍵と家電が同じアプリの中に並ぶので、腕元から家の状態をひととおり触れるようになります。

通知のしくみとして知っておきたいこと

この機能は指定時間帯に対象の鍵で解錠操作があったかどうかを見ています。子ども本人の在宅や帰宅を判定するものではありません。

そのため、家族が先に解錠していた場合や、物理キー・サムターンで開けた場合には、子どもが帰宅していても通知が届きます。通信状況や端末の設定、電池残量によって通知が遅れることもあります。また、Android版では通知からApple「探す」アプリへは移動できず、解施錠履歴の画面が表示されます。

とはいえ、こうした条件は「気づくきっかけ」としての使い方を妨げるものではありません。むしろ通知が来たら履歴を見にいく、という流れが自然に組み込まれているので、確認の習慣ごと設計されていると言えます。

開発の背景にある調査データ

Natureは2026年7月2日に「共働きの子育て世帯における、保護者不在時の子どもの安全に関する意識調査」を公表しています。子どもだけで過ごす時間が週2〜3回以上ある共働き家庭の保護者300名が対象です。

調査項目 結果
平日の放課後に子どもだけで在宅する時間が「ほぼ毎日」ある 34.8%
保護者の帰宅時刻が17時〜18時台 44.4%
同じく19時以降を含めた割合 56.0%
子どもに玄関の合鍵を用意している 53.3%
鍵を紛失することが不安 51.3%

半数以上の家庭が子どもに合鍵を渡し、そのうち半数が紛失を不安に思っている。この2つの数字が重なる場所に、Apple「探す」対応のスマートキーという答えが置かれているわけです。

子どもの見守りというと、TCLが子ども向けスマートウォッチ「Kids Watch K5」を発表|14.35mm・約50gでSNSもブラウザもなし、海外約100ユーロ。日本発売は未定専用のGPS端末を持たせる方法が先に浮かびます。今回のNatureのアプローチは、新しい端末を増やさずに、もともと持たせている鍵を情報源にするという点で方向性が違います。

「家族のみまもり応援セール」も同時開催

機能のリリースを記念して、Nature公式ストアで「家族のみまもり応援セール」が始まりました。期間は2026年9月16日から9月28日23:59までです。

すでに対応するNature Remoを持っている方向けの3構成と、スマートリモコン「Nature Remo Lapis」まで一式そろう3構成の計6構成が用意されています。割引額は5,000円から7,000円(税込)です。

対象セット 通常価格 割引価格 割引額
Nature Key スターターセット 32,800円 27,800円 5,000円
同+追加Nature Key 1本 40,280円 34,280円 6,000円
同+追加Nature Key 2本 47,760円 40,760円 7,000円
同+Nature Remo Lapis 39,780円 34,780円 5,000円
同+Lapis+Key 1本 47,260円 41,260円 6,000円
同+Lapis+Key 2本 54,740円 47,740円 7,000円

価格はすべて税込です。Nature Remo Lapisを含む構成の通常価格は、Nature Key スターターセットと同時購入した場合の価格(Lapis単品価格から1,000円引き)で計算されています。

「Nature Key スターターセット」について

今回の機能の土台になる2つの製品を、あらためて整理しておきます。

Nature Keyは、いつもの鍵と一緒に持っておくだけでNature Lockを解錠できるスマートキーです。玄関前に立つと帰宅を検知して自動で解錠するハンズフリー解錠のほか、本体のボタンでも解施錠できます。Apple MFi認証を取得してApple「探す」に対応しており、紛失時は地図上での位置表示やアラーム音で探せます。

Nature Lockは、玄関ドアに後付けしてIoT化するスマートロックです。ハンズフリー解錠と、ドアの閉まりを検知して自動で施錠するオートロックを備え、電池寿命は最長2年。ハードウェアとファームウェアには「Qrio Lock」の設計・技術を採用し、日本国内で開発・製造されています。

スマートロックは引き戸に対応した製品も出てきており、選択肢が広がっています。玄関の形に合うものを選べる時代になりました。

まとめ

「帰宅みまもり通知」は、いつもの時間までに子ども用の鍵で玄関が開かなかったときに、保護者のスマートフォンへ通知を送る機能です。2026年9月16日から提供が始まり、Nature LockとNature Key、Nature Remoシリーズがそろっていれば追加費用なしで使えます。

設定するのは対象の鍵と曜日・時間帯だけ。祝日に発動するかどうかまで選べて、きょうだいの鍵を別々に管理することもできます。通知が来たら履歴を開き、そこからApple「探す」で鍵の位置まで追える流れも用意されています。

子どもに新しい端末を持たせずに済むというのが、この機能のいちばんいいところだと思います。毎日持っていく鍵が、そのまま「いつもと違う日」を教えてくれる。Natureは今後、離れて暮らす家族の生活リズムの変化に気づく手がかりとしての活用も検討していくとしており、みまもりの対象はさらに広がりそうです。

Source: Nature株式会社 プレスリリース/機能の詳細は同社ブログ(画像:Nature)

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