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エレコムが2026年9月上旬、難燃ガジェットケース「BMA-MBP02DLLGY」を発売しました。店頭実勢価格は3,480円(税込)です。
同社は2026年2月にも難燃ガジェットポーチを3サイズ発売していますが、今回はサイズも形も大きく変わりました。A4対応、マチ付き、重量295g。モバイルバッテリーやタブレットなど、かさばるガジェットをまとめて入れる前提の容量です。
前作との違いは「マチ」

外形の厚みは約80mm。参考収納寸法では約40mmまで入る(画像:エレコム)
2月に出た前作のLサイズと並べると、狙いの違いがはっきりします。
| 項目 | 前作 Lサイズ (BMA-MBP01LGY) |
今回 (BMA-MBP02DLLGY) |
|---|---|---|
| 外形寸法 | 240×5×190mm | 350×80×270mm |
| 参考収納寸法 | 220×14×180mm | 310×40×260mm |
| 重量 | 約165g | 約295g |
| 形状 | フラットなポーチ | マチ付きのケース |
| 対応サイズ | 記載なし(外形240×190mmのためA4は入らない) | A4対応 |
| 価格(税込) | 2,479円 | 3,480円 |
前作のLサイズも、エレコムはモバイルバッテリー2〜3個をまとめて入れる用途を想定していました。違うのは厚みです。前作は外形の厚さが5mmで、参考収納寸法でも約14mm。今回は外形の厚みが80mmあり、参考収納寸法では約40mmまで入ります。A4ファイルも収納可能とされており、タブレットやハンディファンのようにかさばるものも一緒に入ります。
モバイルバッテリーを何個も持っている人にとっては、保管場所をひとつにまとめる箱として使えます。これは前作のLサイズでも想定されていた使い方ですが、厚みのある機器まで入るぶん、今回のほうが「とりあえず全部ここ」をやりやすくなっています。
表も裏も難燃生地の2層構造

表はシリコン、裏はアルミをコーティングしたグラスファイバーの2層構造(画像:エレコム)
素材の構成は前作を引き継いでいます。
| 部位 | 素材・規格 |
|---|---|
| 表面 | シリコンコーティンググラスファイバー |
| 裏面 | アルミコーティンググラスファイバー |
| 生地の試験 | 難燃性試験 JIS L 1091 A-2法 区分3 合格 |
| 内装パイピング | 難燃性試験 UL-94 V-2 合格 |
表と裏の両方に難燃生地を使う2層構造で、収納物が発火しても燃え広がりにくいという設計です。内装のパイピングにも難燃素材を使い、延焼リスクを減らす対策を細部まで施したとしています。
なお前作ではパイピングの規格が「JIS L 1091 A-1法 区分3」と説明されていました。今回はUL-94 V-2という別の規格での表記です。JIS L 1091は繊維製品、UL-94はプラスチック材料を対象とした試験で、対象も試験方法も異なります。どちらが厳しいかを単純に比べることはできず、表記が変わった理由についてエレコムは触れていません。生地そのものの規格は前作と同じ「JIS L 1091 A-2法 区分3」のままです。
ファスナーを使わない理由

ファスナーは使わず、開口部を折って隙間を塞ぐ(画像:エレコム)
この製品にはファスナーがありません。開口部を折り返して塞ぐ構造です。
火や煙を漏れにくくするためです。ファスナーがあると、そこに隙間ができます。折り返して押さえる方式なら、開口部全体を面で塞げます。開口部が大きいので、出し入れもしやすいとしています。
この構造は前作から共通しています。
難燃であって「不燃ではない」
エレコムはこの製品について、免責事項を詳しく記載しています。
| 記載されている内容 |
|---|
| 難燃性素材を使用しているが、不燃製品ではない |
| 強い炎に直接さらされたり長時間加熱されると、製品自体が焦げ・穴あき・生地の硬化などを起こす可能性がある |
| 火災被害を軽減するための製品であり、状況によっては性能を十分に発揮できない場合がある |
| 収納物が燃えないことを保証するものではない |
このほか、焼損・変形した場合は再使用しないこと、収納物の焼損や本製品の使用による二次災害は補償しないことも記載されています。
つまりこのケースは、発火を防ぐ製品ではなく、発火したあとの被害を抑える製品です。中身が発火したときに周囲へ燃え広がりにくくするほか、エレコムは外からの延焼から中身を守る使い方も挙げています。いずれにしても、入れておけば安心という性質のものではありません。
前提として、リチウムイオン電池の事故はNITEが「3つのC」として注意を呼びかけているとおり、膨らみや変形といった前兆がある段階で使用をやめるのが基本です。消費者庁が公表している重大事故を見ても、充電池を積んだ製品の火災は現実に起きています。難燃ケースは、その基本の上に重ねる二段目の備えという位置づけになります。
仕様と購入先
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型番 | BMA-MBP02DLLGY |
| 外形寸法 | 幅約350×厚み約80×高さ約270mm |
| 参考収納寸法 | 幅約310×厚み約40×高さ約260mm |
| 重量 | 約295g |
| 材質 | 表面:シリコンコーティンググラスファイバー 裏面:アルミコーティンググラスファイバー |
| 価格 | 3,480円(店頭実勢価格・税込) 3,164円(税抜) |
| 発売 | 2026年9月上旬 |
自社の環境認定基準を1つ以上満たした「THINK ECOLOGY」認定製品でもあり、包装は紙・ダンボール・ポリ袋のみで構成されています。
まとめ
エレコムの難燃ガジェットケース「BMA-MBP02DLLGY」は、2026年9月上旬発売、3,480円(税込)です。A4対応でマチが約80mm、重量は約295gあります。
2月に出た前作のLサイズは外形の厚さが5mmのフラットなポーチでしたが、今回は厚みのあるガジェットまで入る容量になりました。モバイルバッテリーを何個か持っている人が、置き場所を1か所に決めるための製品です。
ただしエレコム自身が「不燃製品ではない」「収納物が燃えないことを保証するものではない」と明記しています。火災を防ぐ道具ではなく、万一のときに被害を抑えるための道具です。膨らんだバッテリーを使い続けないといった基本とセットで考えたい製品です。
Source: エレコム株式会社 プレスリリース/画像:エレコム
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