Apple Watchの磁気高速充電ケーブルに新型が登場|Series 12とUltra 4に付属し従来ケーブルとの違いは最大10W

白い編み込みケーブルの先に円形の充電部とUSB-Cコネクタが付いた、Apple Watch磁気高速充電 - USB-Cケーブル(1 m)

Appleが、Apple Watch用の新しい「Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル(1 m)」をオンラインストアで販売しています。日本での価格は5,280円です。

名前はこれまでのケーブルとまったく同じですが、中身は別の新モデルです。9月18日発売のApple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4には、この新しいケーブルが付属します。従来の高速充電ケーブルと何が違うのか、どのモデルで差が出るのかを整理しました。

新しい磁気高速充電ケーブルがAppleのストアに登場

Apple Watch磁気高速充電 - USB-Cケーブルの円形の充電部と編み込みケーブル

新しいケーブルは長さ1mの編み込み式で、Appleの日本のオンラインストアに「New」の表示付きで掲載されています。価格は5,280円、米国では29ドルです。

製品名は従来と同じ「Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル」のため、ストアの表記だけでは見分けにくいのが注意点です。Appleのバッテリー情報ページを見ると、Series 12とUltra 4の充電テストにはモデルA3277のケーブルが、Apple Watch SE 3の充電テストには従来のモデルA2515のケーブルが使われていると記載されています。

互換性は、初代からSeries 12、Ultra 4、SE 3までのすべてのApple Watchと案内されています。どのモデルにもつないで充電できます。

Series 12とUltra 4には同じケーブルが付属する

新しいケーブルは、Series 12とUltra 4の箱に同梱されています。新しい時計を買う人は、別に買い足さなくても新しいケーブルで充電できます。

単品が役立つのは、2本目がほしい場合です。寝室と職場に1本ずつ置きたい、旅行用に持ち歩きたい、充電スタンドに組み込みたいといった使い方が考えられます。

従来の高速充電ケーブルとの違い

Apple Watch磁気高速充電 - USB-CケーブルのUSB-Cコネクタ部分

高速充電そのものは新しい機能ではありません。Appleのサポートページによると、Series 7以降、Ultra以降、SE 3は従来のUSB-C磁気高速充電ケーブルで高速充電に対応しています。0%から80%までの目安は、Series 10以降が約30分、Series 7〜9とUltra 3、SE 3が約45分、初代UltraとUltra 2が約1時間です。

では新しいケーブルは何が違うのか。海外メディアのMacRumorsは、新しいA3277が最大10Wで給電できることを確認したと報じています。従来のケーブルは最大5Wでした。

この出力の差が効くのが、短時間の充電です。MacRumorsによると、15分の充電で使える時間は次のように変わります。

モデル 新しいケーブル(A3277)で15分充電 従来のケーブルで15分充電
Apple Watch Series 12 12時間ぶん 8時間ぶん
Apple Watch Ultra 4 18時間ぶん 12時間ぶん
Apple Watch Series 11 8時間ぶん 8時間ぶん
Apple Watch Ultra 3 12時間ぶん 12時間ぶん

Series 12とUltra 4は、従来のケーブルでもこれまでどおり高速充電できます。新しいケーブルを使うと、同じ15分で使える時間がさらに1.5倍に伸びるという違いです。

Series 11やUltra 3では充電時間は変わらない

新しいケーブルの力を引き出すには、時計側のハードウェアも対応している必要があります。MacRumorsによると、Series 11やUltra 3に新しいケーブルを使っても、15分で使える時間は変わりません。

SE 3も同じです。日本のAppleストアの製品ページでは、新しいケーブルでの15分充電の目安をSE 3は8時間と案内していて、従来のA2515を使ったAppleのテスト結果と同じ数字です。

いま使っているApple Watchが新しいケーブルの対象外で、今のケーブルに不満がなければ、急いで買い替える必要はありません。

参考までに、Appleのバッテリー情報ページに載っているSeries 12とUltra 4の充電時間の目安は次のとおりです。

モデル 80%まで 100%まで 睡眠記録のための充電
Apple Watch Series 12 約30分 約1時間 5分で最大10時間の睡眠を記録
Apple Watch Ultra 4 約45分 約75分 5分で最大10時間の睡眠を記録

組み合わせる電源アダプタにも条件がある

日本のAppleストアの製品ページでは、新しいケーブルについて「Apple 20W USB-C電源アダプタ(モデルA2305)と組み合わせると、高速充電に対応します」と案内しています。Appleのバッテリーテストも、この20Wアダプタで行われています。

従来のケーブルでは、Appleのサポートページが5W以上のUSB Power Delivery(USB PD)に対応した他社製アダプタでも高速充電できるとしていました。一方、MacRumorsは新しいケーブルで最速の充電をするには10W以上のUSB PD対応充電器が必要だとしています。手持ちのアダプタの出力が小さい場合は、表の時間どおりに充電できない可能性があります。

公式サイトで詳細を見る

まとめ

Appleは、新しい「Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル(1 m)」を5,280円で販売しています。名前は従来と同じですが、型番はA3277に変わり、MacRumorsによると最大出力は従来の5Wから10Wに上がりました。

このケーブルはSeries 12とUltra 4に付属していて、両モデルでは15分の充電で使える時間がSeries 12で8時間から12時間、Ultra 4で12時間から18時間に伸びます。高速充電自体はSeries 7以降などで従来のケーブルでも使えるため、Series 11やUltra 3、SE 3のユーザーが新しいケーブルに替えても充電時間は変わりません。単品は、Series 12やUltra 4用に2本目を用意したい人向けのケーブルです。

Source: MacRumorsApple(日本)Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル(1 m)Apple(日本)Apple WatchのバッテリーAppleサポート(日本)Apple Watchの高速充電について
画像: Apple

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