Table of Contents
Apple関連の話題を扱うXアカウント「Basic Apple Guy」の投稿が、2026年8月1日に2,000以上のいいねを集めています。内容は時間の話です。読んで「そんなに経つのか」と手が止まりました。この物差しをApple Watchに当ててみると、もっと驚く数字が出てきます。
「M1 Macはもう、iPodからiPhoneまでより長い」
The time between the launch of the M1 Mac and today (2,081 days) is now longer than the gap between the original iPod and the original iPhone (2,075 days). pic.twitter.com/fQuxD3nLmJ
— Basic Apple Guy (@BasicAppleGuy) August 1, 2026
投稿の中身はこうです。
M1 Macが登場してから今日までの時間(2,081日)は、初代iPodから初代iPhoneまでの間隔(2,075日)よりも長くなった。
この2,075日という数字を確かめてみると、初代iPodの発表(2001年10月23日)から初代iPhoneの発売(2007年6月29日)までがちょうど2,075日でした。
アップルが音楽プレーヤーを出してから、電話という別のカテゴリーを世に出すまでにかかった時間です。振り返れば一瞬に思えますが、実際には5年半以上ありました。そしてM1 Macの登場から今日までは、それより長い。時間の感覚がいかに当てにならないかという話です。
これをApple Watchに置き換えると

同じ物差しを腕元に当ててみます。
初代Apple Watchが発売されたのは2015年4月24日です。そこから2026年8月2日までは、4,118日。年に直すと約11.3年です。
つまりiPodからiPhoneが生まれるまでの時間の、ほぼ2倍(1.98倍)が過ぎています。発表日(2014年9月9日)を起点にすれば4,345日で、2.09倍です。
もう少し分かりやすい言い方をします。Apple Watchの発売日に2,075日を足すと、2020年12月28日になります。「iPodからiPhoneが生まれるのと同じだけの時間」は、5年半以上前にとっくに過ぎ去っているということです。
その2倍の時間で、腕元は何が変わったのか

もちろん、この11年で何も起きなかったわけではありません。
心拍の常時計測、心電図、血中酸素、転倒検出、衝突事故検出、睡眠時無呼吸の兆候通知。Apple Watchは「腕時計の形のまま、中身を医療寄りに深くしていく」方向に、ひたすら進んできました。実際に人の命を救った話も何度も報じられています。
ただし、ここが今回の投稿の面白いところです。iPodからiPhoneへの2,075日は、カテゴリーそのものが入れ替わった時間でした。音楽プレーヤーが電話になったわけではなく、電話が音楽プレーヤーを飲み込んだのです。
いっぽうApple Watchの4,118日は、同じカテゴリーの中で深くなった時間です。優れた進化ではありますが、性格がまるで違います。
「次」はどこから来るのか
では、腕時計を飲み込む何かは現れるのでしょうか。いま芽として見えているのは、大きく3つの方向です。
・画面を捨てる方向。Garminが初めて画面のないバンド型を出したように、通知を見るためのディスプレイをあえて外し、計測とバッテリーに振る流れがあります
・指へ移る方向。スマートリングは価格も性格もばらけてきて、選び分ける段階に入りました
・顔へ移る方向。スマートグラスは各社が本腰を入れ始めています
アップル自身にも、画面を持たないトラッカーを出すのではないかという観測が出ています。ただし現時点で確かなリークはありません。
そして、もし本命が眼鏡だとしたら、それは「次のApple Watch」になり得るのかという問いになります。iPhoneがiPodを飲み込んだときのような入れ替わりが起きるのか、それともApple Watchと共存するのか。
まとめ
ひとつのXの投稿から始まった、時間の話でした。初代Apple Watchの発売から4,118日。iPodからiPhoneが生まれた2,075日の、ほぼ2倍です。
この数字は、Apple Watchが停滞していたという意味ではありません。むしろ腕時計という形がそれだけ長く持ちこたえている、と読むほうが正確でしょう。iPodは5年半で役目を譲りましたが、Apple Watchは11年経ってもまだ主役の座にいます。
とはいえ、アップルがかつて5年半で次を出した会社であることも事実です。画面を捨てるのか、指に移るのか、顔に移るのか。次の2,075日が始まっているとしたら、その入口はもう見えているのかもしれません。
Source: Basic Apple Guy(@BasicAppleGuy)のポスト/日数はSmart Watch Lifeによる計算(2026年8月2日時点)
あわせて読みたい関連記事
アップルが画面のないトラッカーを出すのではという話は、こちらで検証しています。
「Apple Watch Neo」は本当に出るのか? Whoop対抗の画面なしトラッカー構想を海外メディアが検証|現時点でリークはゼロ
眼鏡が「次のApple Watch」になるのかは、こちらで掘り下げています。
Apple Glassesは「次のApple Watch」になるのか? 2,000億ドル眼鏡市場を揺さぶる戦略
画面を持たないウェアラブルの実物はこちらです。
Garmin初の画面なしスマートバンド「CIRQA」日本で8月6日発売|32,800円・サブスク不要で24時間ヘルスケア
指へ移る流れを知るなら、この実機レビューが参考になります。
RingConn Gen 3 実機レビュー|チタンの高級感、サブスク不要、血管ヘルス傾向まで。日常を丸ごと記録するフラッグシップ
市場全体がどう成熟してきたかは、こちらにまとめています。
スマートウォッチ市場はなぜ成熟した?「新規参入の減少」と「撤退の増加」から現在地を読む
はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、
記事の探し方ガイド
から目的別に読めます。











