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iPadを仕事にも創作にも使っていると、道具の切り替えが地味に面倒になってきます。キーボードを打ちたい、Apple Pencilで描きたい、カバンに入れて持ち歩きたい。そのたびにケースを外したり付けたりしている方は少なくないと思います。
PITAKA(ピタカ)は2026年8月13日、iPad向けの新製品2つを同時に発表しました。ひとつは厚さ0.6mmのAir Case for iPad Pro、もうひとつは5段階の角度調整に対応するPITAKA Folio 3 for iPadです。単体でも使えますが、組み合わせると使い分けがぐっと楽になる、という設計になっています。
Air Case for iPad Pro|ケースをつけたままMagic Keyboardが使える

Air Case for iPad Proのいちばんの特徴は、ケースを装着したままApple純正のMagic Keyboardが使える点です。PITAKAはこれを、Magic Keyboardに完全対応した100%アラミド繊維ケースとして市場唯一だと説明しています。
余計な磁石を足さず、iPad本体に内蔵された磁力だけでMagic Keyboardと吸着する設計です。純正のデザインや吸着力を損なわないようにした、ということですね。
PitaPinという金属端子で接続を中継する

これを実現しているのが、ケース背面に搭載された金属端子PitaPin(ピタピン)です。iPad本体とMagic Keyboardのスマートコネクターの間を中継する仕組みで、ケースをつけたままでもキーボードが即座に起動します。Magic KeyboardのUSB-Cポート経由でiPad本体の充電もできます。
もうひとつ、地味ですが効いてくるのがケースをつけたままMagic Keyboardをぴったり閉じられることです。「Magic Keyboard対応」を謳いながら実際には完全に閉じられない製品が多い中で、ここを詰めてきたのは実用面で大きいところです。
厚さ0.6mm、11インチ用で44g

厚さはわずか0.6mm。重量は11インチ用が44g、13インチ用でも53gです。iPad Pro本来の薄さと手触りを損なわない範囲に収めた、という数字になっています。
安価なプラスチックフレームを使わない一体成型
素材は600Dのアラミド繊維100%で、多くの製品が使う安価なプラスチックのフレームを排除した一体成型です。アラミド繊維は航空宇宙産業でも使われる素材で、鉄のおよそ5倍の強度を持ちながら重量は約5分の1とされています。
PITAKAによれば、スマートフォン用ケースをそのまま大きくすればいいという話ではなかったそうです。面積が広がると構造にかかる力の分散が複雑になり、極薄設計ではわずかな不均衡が歪みや変形につながる。十数か月の研究開発と試作を重ねて、ミリ単位の精度で平らな仕上がりにたどり着いたと説明しています。
PITAKA Folio 3|5段階の角度をワンアクションで切り替える

もう一方のPITAKA Folio 3 for iPadは、折り紙と三角構造から着想を得たフォリオケースです。複雑な操作や角度の記憶は要らず、磁石で留めて折るだけで5種類の角度に切り替わります。
| モード | 角度 | 想定する使い方 |
|---|---|---|
| 描画モード | 9度 | イラスト制作、精細な書き込み |
| 描画モード | 20度 | 手書きメモ、スケッチ |
| 横置き | 25度 | ドキュメント閲覧、タイピング |
| 横置き | 35度 | オンライン会議 |
| 縦置き | 45度 | Web閲覧、サブディスプレイ用途 |
前モデルの「MagEZ Folio 2」は4段階で横置きに特化した設計でした。Folio 3では9度という超低角度と、縦置きモードが加わったのが変更点です。Apple Pencilで細かい作業をするときに、手首の角度が自然になるのは実用的な進化だと思います。
素材とカラー、Apple Pencilの固定

軽量で折りたためる設計に上質なPUレザーを組み合わせています。強力なマグネットでスムーズに着脱でき、マグネット式のストラップでApple Pencilをしっかり固定できます。
カラーは従来のブラック、ホワイト、ブルーに、新色のミッドナイトブルーとハーバードクリムゾンが加わって全5色になりました。
2製品を組み合わせる「PitaFlow」という考え方

この2つは、それぞれ単体でも完結していますが、組み合わせると使用シーンをまたいで切り替えられるようになります。PITAKAはこれをPitaFlowエコシステムと呼んでいます。
・仕事のとき:Magic Keyboardを装着してノートPCのように使う
・創作や動画を見るとき:Folio 3を装着して角度を変える
・持ち運ぶとき:薄いAir Caseだけの状態で、カバンの中の鍵などから本体を守る
アクセサリーを保護用品ではなく、iPadの使い方そのものを広げる道具として設計している、というのがPITAKAの説明です。携帯性と生産性のどちらかを選ばなくて済むようにした、ということですね。
主な仕様
| 項目 | Air Case for iPad Pro | PITAKA Folio 3 for iPad |
|---|---|---|
| 素材 | 600Dアラミド繊維100%(一体成型) | PUレザー |
| 特徴 | PitaPinでMagic Keyboardに接続、厚さ0.6mm | 5段階の角度調整(9度・20度・25度・35度・45度) |
| 重量 | 11インチ用44g/13インチ用53g | 記載なし |
| カラー | 記載なし | 全5色(ブラック/ホワイト/ミッドナイトブルー/ブルー/ハーバードクリムゾン) |
| 対応機種 | iPad Pro 11(M5・M4)、iPad Pro 13(M5・M4) | iPad Pro(M5/M4)、iPad Air(M4/M3/M2)、iPad mini 7/6 |
| メーカー希望小売価格 | 9,999円(税込・11/13インチ共通) | 8,999円 |
価格と購入先
Air Case for iPad Proは9,999円(税込)、PITAKA Folio 3 for iPadは8,999円です。どちらもAmazon、楽天市場、公式日本語サイトで取り扱われています。
Air Case for iPad Pro
PITAKA Folio 3 for iPad
なお、ヨドバシカメラやビックカメラの一部店舗でもPITAKA製品を実際に触って購入できます。池袋店、秋葉原店、横浜店、梅田店といった主要店舗が対象です。
まとめ
Air Case for iPad Proは、厚さ0.6mmという薄さと、ケースをつけたままMagic Keyboardが使えるという実用性を両立させた製品です。PITAKA Folio 3は、9度の超低角度と縦置きが加わったことで、Apple Pencilを使う人に向いた作りになりました。
どちらか片方でも使えますが、この2つを行き来させる前提で設計されているのが今回の要点です。iPadを仕事道具としても、スケッチブックとしても使っている方は、検討する価値があると思います。
Source: PITAKA プレスリリース(PR TIMES)
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