Suunto Core 2の詳細スペックが公式に公開|74g・コイン電池CR3032で最大15カ月、コンパス精度5°。ただし表示言語は日本語非対応【海外ニュース】

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Suunto Core 2 All Black。高度計・気圧計・コンパスを備えたABCアウトドアウォッチ

約20年ぶりの後継機として登場した「Suunto Core 2」の詳細スペックが、メーカー公式の製品ページで公開されました。発表時点では概要しか出ていなかった数字が、ここでようやく一通り揃った形です。

これまで発表内容初代Coreとの比較をお伝えしてきましたが、今回は公式が公開した数字そのものを整理します。カタログを読み込むと、発表資料では触れられていなかった仕様がいくつか見えてきました。

先にお伝えしておくと、これは海外での展開についての情報です。Suunto公式サイトを日本(ja-jp)に切り替えても、掲載されているのは英語の説明のみで、日本語の製品説明も日本円の価格も用意されていません。国内での発売時期は未定です。

まず押さえておきたい|表示言語に日本語がない

スペック表を見ていて、いちばん最初に引っかかったのがここでした。

対応言語は EN/DE/ES/FR の4つ。英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語だけで、日本語は含まれていません。

ただ、これをどう受け止めるかは、この時計がどういう機械なのかによって変わります。Core 2は文章を表示する機械ではありません。画面に出るのは高度・気圧・方位・時刻といった数字が中心で、言語が関わるのは曜日表示やメニュー項目くらいです。実際、初代Coreも同じ設計思想で長く使われてきました。

とはいえ、設定画面の項目名を英語で読むことになるのは事実です。日本語表示を前提に選ぶ人は、ここを承知しておく必要があります。国内正規展開が始まった際に、日本語が追加されるかどうかは現時点では分かりません。

本体の数字|49mm角・74g

サイズと素材は次のとおりです。

本体寸法:49 × 49 × 14.84 mm
重量:74g(ストラップ込み)
・ディスプレイ:1.3インチのLEDドットマトリクス
・ベゼル:ステンレススチール
・ガラス:Corning Gorilla Glass
・ケース:コンポジット(樹脂系複合材)
・ストラップ:シリコーン
対応手首サイズ:125〜175mm(別売アクセサリーストラップで最大215mmまで)

ケースがコンポジットなのは、軽さのための選択です。同クラスのアウトドアウォッチが100gを超えることも珍しくないなかで、74gは腕への負担が軽い部類に入ります。一方でベゼルだけはステンレスを使っており、ぶつけやすい外周を金属で守る構成になっています。

手首サイズの下限が125mmと小さめなのは、細腕の人にも合わせやすいということです。ただし49mm角という面積そのものは大きいので、実際の見え方は数字だけでは判断しづらいところです。

電池はCR3032のコイン電池、自分で交換できる

ここも発表時には詳細が出ていなかった部分です。

・電池種別:CR3032 コイン電池
・電圧:3V
ユーザー自身での交換に対応
・持続時間:時計モードで最大15カ月
・電池残量インジケーター:あり

充電式ではなく、市販のボタン電池を自分で入れ替える方式です。型番のCR3032は、よく見かけるCR2032と厚みは同じ3.2mmで、直径が20mmから30mmへ大きくなったもの。面積が広いぶん容量に余裕があり、これが15カ月という数字を支えています。ただしCR2032ほどどこにでもある電池ではないので、交換用は事前に確保しておくのが安心です。

この「充電しない」という設計は、最大12カ月駆動のSUUNTO CORE ALPHA STEALTHから続くCoreシリーズの一貫した考え方です。充電器を持ち歩かなくていいことが、電源のない場所での安心につながります。

高度計・気圧計・コンパスの精度

海とスマートフォン(コンパスアプリ)のイメージ画像

画像はイメージです(出所:Unsplash)

ABCウォッチの中核となる3つのセンサーについて、公式が数字を出しています。

高度計(気圧式)

・測定範囲:−100m 〜 10,000m
・ログ記録レート:1Hz(1秒ごと)
・記録の解像度:30分
・高度グラフ:あり
・累計の上昇/下降:気圧ベースで算出
・高度/気圧プロファイルの自動切り替え:あり

上限10,000mはエベレストの標高を大きく超える範囲で、実用上は上限を気にする場面がありません。下限が−100mになっているのは、海面より低い土地や坑道を想定した設定です。

注意しておきたいのは、気圧式の高度計は天気が変わると数値がずれるという点です。公式のFAQでもこれは明記されていて、標高が分かっている地点で校正し直すことが推奨されています。GPS式ではないぶん反応が速く、電波の届かない場所でも動くというのが、この方式を採る理由です。

気圧計・気象

・気圧の分解能:1 hPa(0.03 inHg)
・気象記録の最大長:7日間
・海面気圧の表示:あり
海面気圧のグラフ表示:非対応
・天候トレンドの表示:あり
ストームアラーム(暴風警報):あり
・日の出/日の入り時刻:あり
・温度表示範囲:−20℃〜+60℃/温度の分解能:1℃

7日分の気圧履歴を持つということは、1週間の入山でも気圧の推移を追い続けられるということです。一方で、海面気圧はグラフ表示に対応していません。数値としては読めますが、推移を線で見たい人にとっては制約になります。

コンパス

・デジタルコンパス:あり
精度:5°
分解能:1°
・方位の表示単位:度
・針:北を指す方式
・ベアリングロック(方位固定):あり

精度5°というのは、読み取った方位が実際とは最大5度ずれうるという意味です。1km歩けば90m弱ずれる計算になるので、細かなルートファインディングというより、おおまかな方向を保つための道具と考えるのが妥当です。方位を固定するベアリングロックがあるので、目標を定めて歩き続ける使い方には向いています。

スペック表から見つかった、ふたつの意外な機能

スノーケリング用の水深計(2m)

スペック表には「DIVING FUNCTIONS」という区分があり、スノーケリング用の水深計が2mまで対応と記載されています。

2mというのは、ダイビングコンピューターとしての機能ではありません。水面近くで潜った深さが分かる程度のもので、10気圧防水と組み合わせて、海遊びの範囲をカバーするという位置づけです。ダイビングに使えると誤解しないよう注意が必要な数字でもあります。

赤バックライトは暗視ゴーグルに対応

もうひとつ、スペック表の「SPORT EXPERTISE」欄にHUNTING(狩猟)という項目があり、こう書かれています。

赤バックライト、暗視ゴーグルに対応

赤と緑を切り替えられるバックライトは発表時から強調されていましたが、赤い光を選べる理由がここで明確になりました。暗闇で緑や白の光を見ると目の暗順応が失われますが、赤い光ならその影響が小さく、暗視装置とも干渉しにくい。夜間の行動を想定した装備としての設計だと分かります。

「軍用規格」には但し書きが付いている

製品ページには「Military-grade durability(軍用グレードの耐久性)」と大きく書かれていますが、そのすぐ下に注釈があります。要約すると次の内容です。

・テストはMIL-STD-810の一部の手順のみを対象としている
・実施したのは中国合格評定国家認可委員会(CNAS
軍の認証や軍での採用を意味するものではない
・いかなる軍組織からも特別に推奨されたものではない

これはSuuntoに限った話ではなく、「MIL-STD-810準拠」をうたう製品全般に共通する構造です。MIL-STD-810は「合格・不合格」を出す認証制度ではなく、試験方法を定めた規格なので、どの項目をどんな条件で試したのかによって意味が変わります。メーカー側がここまで明示しているのは、むしろ誠実な部類だと言えます。

実際の耐久性を否定する話ではありません。ただ「軍用規格だから壊れない」という受け取り方はしないほうがいいということです。

Bluetoothは何のためにあるのか

初代Coreになかった新機能として、Bluetoothが加わっています。仕様は以下のとおりです。

・周波数帯:2402〜2480 MHz
・接続範囲:約10m
・アプリ対応:あり

公式FAQによれば、Bluetoothの役割は「時刻・日の出/日の入りデータ・歩数の同期」と「無線でのソフトウェア更新」です。そして、こう続きます。

日常的には完全に単体で動作します。接続は、必要なときにそこにあるもので、屋外で頼るものではありません

スマートウォッチのように常時つながっている前提ではなく、時々つないで整えるための通信という設計です。SUUNTOの現行ラインナップにはGPS搭載の高機能モデルが揃っていますが、Core 2はあえてそちらへ寄せていません。GPSを積まないことが15カ月という電池持ちを成立させている、というのが公式の説明です。

その他の仕様と同梱物

・動作温度:−20℃ 〜 +60℃(保管温度も同じ)
・防水:10気圧(10 ATM)
・ボタンロック:あり
・メートル法/ヤード・ポンド法の切り替え:あり
・アラーム、デュアルタイム、カウントダウンタイマー、ストップウォッチ:あり
ムーンフェイズ表示:あり
歩数計:あり
・バックライトの起動設定:1つのボタン/すべてのボタンから選択
・製造国:中国

同梱物は、本体、22mmのAthletic 2シリコーンストラップ(All Black)、クイックガイド、保証書の4点です。

ムーンフェイズと歩数計は、初代Coreにはなかった追加機能です。歩数計が付いたことで、活動量計としての最低限の役割も担えるようになりました。

まとめ|数字を見て分かること

公式スペックを通して読むと、Core 2の性格がはっきりしてきます。

表示言語は EN/DE/ES/FR のみ。日本語には対応しない
・74g・49mm角と、このクラスとしては軽い
電池はCR3032のコイン電池で、自分で交換できる
・高度計は−100〜10,000m、気象記録は7日分、気圧分解能は1hPa
コンパス精度は5°。おおまかな方向を保つための道具
・スノーケリング水深計2m。ダイビング用途ではない
赤バックライトは暗視ゴーグル対応。夜間行動を想定した設計
・「軍用規格」はMIL-STD-810の一部項目をCNASが試験したもので、軍の認証ではない
・Bluetoothは同期と更新のためだけ。GPSは非搭載

スマートウォッチと比べると、できないことのほうが多い時計です。それでも充電せずに1年以上動き、電波のない場所でも高度と方位を示し続けるという一点に絞り込まれています。数字を見ていくと、その割り切りが徹底されているのが分かります。

日本での取り扱いが始まった段階で、価格と日本語対応の有無をあらためてお伝えします。

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Source:Suunto公式(製品ページ・技術仕様)/画像:Unsplash

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