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Pixel Watch 5 が発表されました。すでに Pixel Watch 4 を使っている方にとっては、買い替える価値があるのかどうかが気になるところだと思います。
公式の技術仕様を両方そろえて1項目ずつ突き合わせてみました。結論から言うと、外から見て分かる部分はほとんど変わっていません。変わったのは中身です。事実を並べていきます。
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この日に発表された内容の全体像は、Google Pixel 11 と Pixel Watch 5 の発表内容まとめ にまとめています。
変わらなかったところ
まず、こちらのほうが分量が多いです。次の項目は Pixel Watch 4 と Pixel Watch 5 で数値まで完全に一致していました。
・ケース径:45mm と 41mm の2サイズ
・厚み:12.3mm
・重量:45mm が 36.7g、41mm が 31.0g(どちらもバンドを除く)
・ディスプレイ:Actua 360、320ppi の AMOLED LTPO、最大3,000ニト、常時表示、カスタム 3D Gorilla Glass 5
・駆動時間:常時表示で45mmが40時間、41mmが30時間
・バッテリーセーバー:45mmが72時間、41mmが48時間
・充電速度:約15分で50%、45mmは約60分・41mmは約45分で100%
・通信:Bluetooth 6.0、超広帯域無線(UWB)、FeliCa
本体の素材も 100% リサイクルアルミニウムで共通です。ケースだけを並べて置いても見分けはつきません。
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変わったところ
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ストレージが2倍になった
これは発表会でも質疑応答でも一度も触れられなかった変更です。32GB から 64GB へ倍増しています。
音楽をウォッチ本体に入れて、スマートフォンを持たずに走るような使い方をしている方には効いてきます。逆にウォッチ単体で完結させる使い方をしていないなら、体感する場面はあまりないはずです。
RAM とチップ
Pixel Watch 4 の仕様書には 2GB SDRAM と明記されています。発表会では Pixel Watch 5 で RAM が50%増えると説明があったので、3GB になった計算です。
チップはどちらも Qualcomm Snapdragon W5 Gen 2 ですが、Pixel Watch 5 は高性能版という表記になり、Cortex M55 コプロセッサが加わりました。CPU の処理能力は前世代比で12%向上、端末全体としては20%高速になったと説明されています。
数字だけ見ると控えめですが、増えた RAM はオンデバイスの処理に回るとされているので、Gemini まわりの動作に効いてくる部分です。
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OS と、対応する Android のバージョン
OS は Wear OS 6.0 から Wear OS 7.0 へ。あわせて、組み合わせるスマートフォンの条件が Android 11.0 以降から Android 12.0 以降に上がりました。
ここは見落としやすいので確認しておいてください。手持ちのスマートフォンが Android 11 のままだと、Pixel Watch 5 は使えません。
片手ジェスチャーでの操作が加わった
仕様書の「操作」の欄が増えています。Pixel Watch 4 はサイドボタン、触覚式リューズ、第3世代高性能ハプティクスの3つでしたが、Pixel Watch 5 にはここにタッチレスの片手ジェスチャーが加わりました。
発表会では、手首の動きだけで通知を開いて詳細を見たり、用が済んだら閉じたりできると説明されています。もう片方の手がふさがっている場面で効いてくる部分です。スペック表の数字ばかり追っていると見落としますが、毎日の操作にかかわる変更なので、実機で試したいところです。
バンドが第2世代になり、素材も変わった
同梱されるアクティブ バンドは第2世代という表記になりました。素材もソフトタッチ コーティング加工のフルオロエラストマーから、水素化ニトリル ブタジエン ゴム(HNBR)へ変更されています。
写真で見分けられる違いではありませんが、一日中肌に触れている部分です。着け心地が前の世代とまったく同じとは限らないので、ここも店頭で確かめておきたいところです。
バッテリー容量は増えたが、駆動時間は同じ
容量は 45mm が 455mAh から 465mAh、41mm が 325mAh から 332mAh へ、わずかに増えました。
それでも公称の駆動時間は40時間と30時間で据え置きです。増えた容量は新しい処理の消費に吸われていると読むのが自然でしょう。電池もちが良くなることを期待していた方には、ここは肩透かしかもしれません。
カラー
色は入れ替わりました。45mm は3色、41mm は4色という色数の構成は前世代と同じです。
・Pixel Watch 4(45mm):Matte Black/Obsidian、Polished Silver/Porcelain、Satin Moonstone/Moonstone
・Pixel Watch 5(45mm):Matte Black/Obsidian、Polished Silver/Fog、Satin Pyrite/Olive
41mm はもう少し入れ替わりが大きくなっています。
・Pixel Watch 4(41mm):Matte Black/Obsidian、Polished Silver/Porcelain、Champagne Gold/Lemongrass、Polished Silver/Iris
・Pixel Watch 5(41mm):45mm の3色に Champagne Gold/Canyon を加えた4色
Pixel Watch 4 の 41mm には Satin Moonstone がなく、代わりに Polished Silver/Iris が用意されていました。Pixel Watch 5 ではこれがなくなり、41mm だけの色は Champagne Gold/Canyon の1色に整理されています。
仕様書に出てこない差
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スペック表の比較だけでは見えない変更もあります。発表会で説明されたのは主に次の3つです。
・Health Guardian:血管ストレスと代謝ストレスの月次トレンドを新たに追跡する
・GPS の経路精度が2倍:Google マップの建物モデルと気象参照局のデータを使って誤差を補正する
・睡眠ステージの精度が15%向上、新指標「睡眠呼吸品質」の追加
ただし Health Guardian については、質疑応答で過去世代の Pixel Watch にも展開できないか検討しているという説明がありました。現時点で Pixel Watch 5 と Fitbit Air が対象とされていますが、対応機種の一覧は後日の資料で案内されるとのことです。
これから買う人と、Pixel Watch 4 を持っている人で答えが変わる
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まず、これから新しく買うならおすすめできるのは Pixel Watch 5 です。ストレージは倍、RAM は50%増、OS も新しい世代です。それでいて価格は 41mm 62,800円・45mm 67,800円と据え置きなので、あえて前の世代を探す理由はほとんどありません。
いっぽう、すでに Pixel Watch 4 を使っている方の答えは逆になります。1年で買い替える必要はありません。
そもそもスマートフォンにしてもスマートウォッチにしても、1年ごとに買い替える人はそう多くないはずです。そのうえで今回の変化は、ここまで並べてきたとおり微細です。見た目も画面も同じ、電池のもちも同じ、充電にかかる時間も同じ。日常の使用感が変わる要素は多くありません。しかも目玉である Health Guardian は、過去世代への展開が検討されている段階です。
次の世代を見てから決めても、失うものはほとんどない。そういう世代だと思います。
そのうえで、買い替えが理にかなう場合もあります。
・ウォッチ本体に音楽を入れて使っていて、32GB では足りていない方
・血管ストレスや代謝ストレスのトレンドを、早い段階から記録として積み上げたい方
・ランニングの経路がずれるのが気になっていて、GPS の精度改善に価値を感じる方
なお、Pixel Watch 4 より前のモデルを使っている方は話が別です。2世代・3世代ぶんの差になるので、買い替える価値は十分にあります。
逆に、Health Guardian が目当てなら過去世代への展開について案内が出るのを待つのもひとつの選択です。急ぐ話ではありません。
まとめ
Pixel Watch 5 は、外観と基本性能を据え置いたまま、処理と計測の中身を更新した世代でした。派手さはありませんが、完成した形をむやみに動かさなかったとも言えます。
これから1台目を買うなら、迷わず Pixel Watch 5 で問題ありません。すでに Pixel Watch 4 を持っているなら、1年で買い替える理由は見当たりませんでした。手元の1台に不満がないなら、そのまま使い続けてください。
Source:Google Pixel Watch 5 / Pixel Watch 4 技術仕様(Google 提供)/Google ハードウェア新製品事前説明会(2026年8月7日)
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