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Googleが手がけるスマートウォッチ「Pixel Watch」シリーズの最新モデルが、Google Pixel Watch 4です。
2025年8月に正式発表され、同年10月9日に発売されました。AIアシスタント「Gemini」との深い統合、日本で初めて解禁された心電図(ECG)アプリ、業界初のドーム型ディスプレイ、そしてシリーズ史上最長のバッテリーと刷新された充電システム——前モデルからわずか1年での登場ながら、あらゆる面で大きくアップデートされています。
本記事ではその使用レビューをお届けします!
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Google Pixel Watch 4

価格:52,800円〜(税込)
サイズ:41mm、45mm
カラーバリエーション:Polished Silver / Satin Moonstone / Matte Black(41mmはIris・Porcelain・Lemongrass・Obsidianのバンドカラーが選択可能。45mmはMoonstone・Porcelain・Obsidianのバンドカラーが選択可能)
主要な機能を一覧表でチェック
当サイトが使用しているスマートウォッチの主要機能表を使い、本モデルに搭載されている機能をチェックしてみました。
緑色の部分が搭載している機能で、色のない部分が未搭載の機能です。

御覧の通り、スマートウォッチの基本機能はすべて搭載。
スマホの通知確認や天気予報、音楽操作はもちろん、通話機能や音声アシスタントにも対応しています。決済はNFCによるタッチ決済に加え、FeliCa搭載でSuicaもそのまま使えます。Suicaに対応したスマートウォッチは国内でも非常に数が少なく、Apple WatchやPixel Watchなど限られたブランドのみが対応しています。交通機関の利用や買い物でSuicaを日常的に使っている方にとっては、見逃せないポイントです。
健康管理では心拍数・血中酸素濃度・体表温度・睡眠をモニタリング。GPS・高度計・気圧計を備え、ランニングから登山まで幅広いアクティビティに対応します。5ATM防水で水泳中も使用可能です。
チェック表を見ればわかる通り、全項目が○という結果になりました。さすがAndroid向けスマートウォッチの最高峰モデルだけあって、基本機能から健康管理、決済、アウトドア機能まであらゆる機能が揃っています。スマートウォッチに何を求めるかで迷っている方も、このモデルなら機能面で妥協する必要はないでしょう。
対応するスマートフォンはAndroid 11.0以降を搭載したほぼすべてのAndroidスマートフォンです(Android Goバージョンは非対応)。
バッテリーの持ち具合は?

みなさんが気になるであろう、バッテリーの持ち具合についても、公式発表のデータと、実際に使用したときの減り具合をお伝えします。
ブランド公式のデータだと、41mmモデルは常時表示オンで最長30時間・バッテリーセーバー時で最長48時間、45mmモデルは常時表示オンで最長40時間・バッテリーセーバー時で最長72時間となっています。
| モデル | バッテリー容量 | 常時表示時 | バッテリーセーバー時 |
|---|---|---|---|
| 41mm | 325mAh | 最長30時間 | 最長48時間 |
| 45mm | 455mAh | 最長40時間 | 最長72時間 |
実際に45mmモデルを1日近く着けて過ごしてみると、バッテリー残量が50%前後残っていることがあり、公式スペック以上に「持つ」印象です。Google Pixel Watch 1や2と比べると、バッテリー性能は大きく進化しています。3の時点でもかなり改善されましたが、4ではさらに良くなった感覚があります。「夜に充電し忘れても翌日夕方まで持つかも」というくらいのスタミナで、ここは素直に評価できるポイントです。
充雽速度もシリーズ史上最速で、41mmモデルなら約15分で50%まで充雽できます。新しい「サイドマウント型急速充雽ホルダー」に置くと、時刻・バッテリー残量・フル充雽までの推定時間・アラーム時刻が表示されるため、置き時計としても使えます。夜中に目が覚めたとき、腕を持ち上げなくても視線だけで時間が確認できるのは思っていた以上に便利でした。充雽ホルダーについてはこちらの記事でも詳しくレビューしていますので、あわせてご覧ください。
【あわせて読みたい】Pixel Watch 4の充雽が”スマートクロック化”!急速充雽ホルダーを徹底レビュー
見た目をチェック

素材や大きさ、重量について
サイズは41mm(約31.0g)と45mm(約36.7g)の2サイズ展開です。どちらも高さ12.3mmとそこまで分厚くない設計で、袖口との干渉が少ない印象です。本体には100%リサイクルアルミニウムを採用しており、軽量さと環境への配慮を両立しています。
実際に45mmモデルを着けてみると、数字の上では「45mm」と聞いて身構えましたが、ラウンド型の丸いディスプレイのおかげで思いのほか圧迫感がありません。Apple Watchのようなスクエア型と比べてもそれほど大きく感じず、長時間着けていても不快に感じることがなかったのが正直な印象です。ラウンド型の立体的な形状のおかげで袖への引っかかりもほぼなく、スーツのシャツ袖を気にせず着けられます。
なお41mmとの比較レビューは下記の記事で行っています。

【あわせて読みたい】Google Pixel Watch 4【41mmと45mm】どっちを選ぶ?サイズ比較と選び方を徹底解説
防水等級や耐久性について
防水性能は5 ATMとIP68に対応しており、水深50mまでの耐水仕様です。プールや海での使用も想定されていますが、公式には浅い水域での使用が前提とされており、高速の流水や高温の水への長時間露出は推奨されていません。ガラスにはカスタム3D Corning Gorilla Glass 5を採用し、傷や衝撃にも強い設計になっています。
物理ボタンについて
操作系はサイドボタンと「触覚式リューズ」の2つです。このリューズが非常に使いやすく、Apple Watchのデジタルクラウンと同様に回転させることで画面を上下にスクロールできます。通知の確認やアプリ内の操作で指でスワイプする手間が省けるので、手袋をしているときや片手がふさがっているときでも快適に操作できます。実際に使ってみて、このリューズの存在は予想以上に便利でした。また、第3世代の高性能な触覚技術が採用されており、操作時のフィードバックも心地よいです。
ディスプレイについて

ディスプレイには業界初となる「ドーム型 Actua 360ディスプレイ」を採用しています。320ppiのAMOLED LTPOパネルで、ピーク輝度は最大3,000ニット。真夏の直射日光下でも文字や通知をくっきり確認できました。最小輝度は1ニット(常時表示時)まで落とせるため、夜間や就寝前でも眩しさを感じることがありません。
実際に手元で見ると、文字が非常に鮮明で見やすいという印象が強く残っています。上記の写真のように天気の表示なども情報が多くても見やすいです。
GmailやGoogleカレンダーの通知はアプリのアイコンとともにわかりやすく表示されるので、これらのツールを日常的に使っている方にはとくに見やすいはずです。表示できる文字量も多く、通知の内容をある程度その場で把握できます。
デザインの雰囲気としては、Apple Watchなどと比べると非常にポップで可愛らしい印象です。ラウンド型の丸いシルエットが全体の印象を柔らかくしており、男性でも女性でもオシャレに着けられるデザインだと感じました。前モデルと比べてベゼル幅が約16%縮小し、画面領域が10%拡大されているため、コンパクトながら情報量は増えています。
バンドについて
付属のアクティブバンドはソフトタッチコーティング加工のフルオロエラストマー製で、肌触りがよくスポーツ時にも使いやすい素材です。41mmモデルのSサイズは手首周り130〜175mm、Lサイズは165〜210mm対応。45mmモデルのSサイズは150〜185mm、Lサイズは165〜215mm対応で、幅広い手首サイズに対応しています。別売りのバンドも豊富に展開されているため、気分や場面に合わせて交換することも可能です。
操作感をチェック
ウォッチフェイスについて

ウォッチフェイスはWear OS 6.0を搭載し、多様なカスタマイズが可能です。「Material 3 Expressive UI」が導入されており、色彩表現やアニメーションが豊かで、文字盤全体の見た目がリッチになっています。通知やアプリタイルの表示もより視覚的に整理されており、どのアプリからの通知かが一目でわかります。常時表示機能にも対応しているため、手首を上げなくても時刻や情報を確認できます。
通知機能について

スマホに届いた通知はほぼリアルタイムで手首に届きます。GmailやGoogleカレンダー、各種SNSなど幅広いアプリの通知に対応しており、アイコン表示があることで「どのアプリからの通知か」が一目でわかります。テキスト表示の情報量も多く、スマホを取り出さずに内容を確認できる場面が多くありました。
そのほか日常で使う機能について

Suicaは腕にかざすだけで改札や決済に使えます。財布もスマホも出さずに済むので、子どもを抱っこしながら改札を通るような場面でも非常に便利です。
手元でGeminiが使えるのも大きな特徴です。音声アシスタント自体は他のスマートウォッチにも搭載されていますが、GeminiはApple WatchのSiriなどとは比べ物にならないくらい高性能です。
「〇〇ってどういう意味?」と疑問を聞けばWeb検索のような形で調べてくれますし、「明日の午後3時に会議を入れて」と話しかけるだけでGoogleカレンダーに予定を登録してくれます。
複数の操作をまとめて頼める点も便利で、「ランニングのワークアウトを起動して、SpotifyでBGMをかけて」のように一度に指示しても、ちゃんとその通りに動いてくれます。
「手をあげて話す(Rise-to-talk)」機能では、手首を傾けるだけで画面に触れずにGeminiを起動できるため、両手がふさがっているときでも使えます。GeminiはFitbitの健康データとも連携しており、トレーニングのアドバイスを求めると、睡眠や心拍のデータをもとにした提案を返してくれる「AIパーソナルヘルスコーチ」としての一面も持っています。
Geminiの機能についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
【あわせて読みたい】Google Pixel Watch 4が正式発表!Gemini対応、心電図解禁、ドーム型ディスプレイと新充雽システムを搭載
チップセットには「Qualcomm Snapdragon W5 Gen 2」を搭載しており、動作は全体的にサクサクとした印象です。32GBのストレージと 2GBのメモリを備えているので、アプリや音楽データも余裕を持って保存できます。
健康の機能をチェック

Google Pixel Watch 4の健康管理機能は、搭載センサーの数と質の両面で充実しています。心拍数・血中酸素濃度・体表温度・睡眠ステージ・ストレス(皮膚コンダクタンスcEDA)など多彩なデータを継続的に計測してくれます。

睡眠機能では、睡眠ステージ(浅い眠り・深い眠り・レム睡眠)の記録に加え、睡眠中の血中酸素変動量や心拍数も計測。朝には「エナジースコア」という、その日のコンディションをスコアで示す指標が表示されます。睡眠の質・安静時心拍数・心拍変動のデータをもとに「今日はしっかりトレーニングできる状態か、それともリカバリーを優先すべきか」を判断する目安にできます。これはFitbitのプラットフォームならではの機能で、Google Pixel Watch 4を購入するとFitbit Premiumが6か月間無料で利用できます。
Google Pixel Watchの「エナジースコア」とは? 体の回復状態がひと目でわかる注目機能を解説

健康データの画面では、呼吸数・血中酸素濃度・安静時の心拍数・心拍変動・皮膚温の変動などが一覧で表示され、それぞれ「個人基準の範囲内かどうか」が示されます。異常な値を見つけることよりも、自分のコンディションの「普通の状態」を把握していくような使い方に向いています。
また、今回から日本でも「心電図(ECG)アプリ」が正式に利用可能になりました。手首に装着して約30秒で心拍リズムを測定でき、心房細動などの不整脈の兆候を検知するとアラートで通知してくれます。結果はPDFとして保存・共有もできるため、気になる症状があったときに医師へ相談しやすくなっています。

Googleが開催した発表会でも、担当者が「健康管理を超えて、命を守る可能性を持つ機能」として特に強調して紹介していたポイントです。
【あわせて読みたい】Pixel Watch 4の全貌をGoogle幹部が解説!日本での講演内容をレポート
実際に計測してみて、バッチリ使える機能だと感じたので、その様子は下記の記事で詳しくレポートしています。
【あわせて読みたい】Pixel Watchの心電図機能(ECG)とは? 使い方・測定手順・結果の見方をやさしく解説
運動の機能をチェック

ランニングなどの運動記録については、実際に使って計測しましたので、そのデータをもとにお伝えします。
ランニングの計測結果には、距離・時間・平均ペース・消費カロリーといった基本的な情報に加え、獲得標高・有酸素運動負荷・スプリットペースなども表示されます。

さらに「フォーム分析」機能では歩幅・回転数(ケイデンス)・接地時間・上下動比・上下動といったデータも自動で計測してくれます。これだけのデータが手首一本で取得できるのは、以前のPixel Watchから比べると格段の進歩です。Apple Watchなどは運動の機能がやや控えめな印象がありますが、Pixel Watchは年々その部分が強化されてきていると感じます。

GPS性能も今回から「デュアル周波数GPS」に対応(GPS・Galileo・Glonass・Beidou・QZSS)し、高層ビルが立ち並ぶ市街地や木が多い公園内でも、ルートのトラッキング精度が向上しています。ワークアウトはピックルボール・バスケットボールを含む50種類以上のエクササイズモードに対応しており、ランニングや水泳のほか、日常的な動きもカバーしています。
「AIによる自動アクティビティ検知」も搭載されており、記録開始を忘れてもAIが動きを認識して自動で記録をスタートしてくれます。終了後には消費カロリーや心拍推移のサマリーが自動生成されるため、「うっかり記録し忘れた」という場面でも安心です。
まとめ

Google Pixel Watch 4を実際に使ってみて、改めて「Androidユーザーにとって現状最善の選択肢」だと感じました。
バッテリー持ちの大幅な改善・ドーム型の鮮明なディスプレイ・Geminiを使った高精度な音声アシスタント・日本解禁になったECGアプリ、そして充実したランニングのフォーム分析まで、スマートウォッチに求めうる機能がほぼ一台に揃っています。
とくに印象的だったのはバッテリーと画面の見やすさです。「1日着けてもまだ半分残っている」という安心感は、毎日使うデバイスとして大きな差になります。また、GmailやGoogleカレンダーを日常的に使っている方であれば、通知のアイコン表示のわかりやすさと文字の鮮明さも、使って初めてわかるメリットだと思います。
気になる点を挙げるとすれば、対応スマートフォンがAndroidに限られる点です。iPhoneユーザーは使用できないため、そこだけ注意してください。
これからスマートウォッチを初めて購入する方にも、Pixel Watch 1・2から買い替えを検討している方にも、自信を持っておすすめできる一台です。
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