Mac Studioが整備済で売れ残り? M3 Ultra/16TB構成、214万円と“転売ヤーも買えない”高すぎの一台

スマートデバイス

公開日:

白背景に置かれたシルバーのMac Studio本体を正面から撮影

Appleの認定整備済製品(リファービッシュ)といえば、人気構成は掲載された瞬間に売り切れることで知られています。ところが2026年7月13日時点で、その整備済ストアに珍しく“残っている”一台があります。Apple M3 Ultra(32コアCPU/80コアGPU)を搭載したMac Studioの、96GBメモリ+16TB SSD構成で、価格は2,140,800円(税込)。あまりに高額で、思わず「これは転売ヤーでも手が出ないのでは……」とつぶやきたくなる一台です。

Mac Studioのイメージ(整備済製品のM3 Ultra構成が在庫に残っている)

一瞬で売り切れる整備済Mac、なぜこれは残っている?

整備済製品は、新品同様の品質基準で整備され、1年間の保証やAppleCareの対象にもなる“お得な公式中古”です。とりわけMac miniやMac Studioの人気構成は、在庫が出た数分〜数時間で消えることも珍しくありません。実際、SWLでも整備済のMac miniが転売目的で買い占められているのでは、という話題を取り上げてきました。

その争奪戦のなかで、今回のMac Studioが残っているのは、シンプルに価格が2,140,800円という“異次元”の水準だからでしょう。16TBという最大級のSSDと96GBメモリ、最上位のM3 Ultraを積んだフル装備に近い構成で、転売してもそう簡単に利益を乗せて売れる価格帯ではありません。逆に言えば、この構成を本当に必要とする人にとっては、いま在庫があるうちが狙い目とも言えます。

2,140,800円の内訳|16TB SSD・96GBメモリ・M3 Ultra

今回の整備済Mac Studioは、2025年3月発売モデルがベース。構成は次のとおりです。

項目 内容
チップ Apple M3 Ultra(32コアCPU/80コアGPU)
メモリ 96GB ユニファイドメモリ
ストレージ 16TB SSD
前面ポート Thunderbolt 5 ×2、SDXCカードスロット
背面ポート Thunderbolt 5 ×4、USB-A ×2、HDMI、10Gb Ethernet、ヘッドフォンジャック
ベースモデル 2025年3月発売モデル
価格 2,140,800円(税込・整備済製品)

SSDが16TBもあり、外付けストレージに頼らず大容量の映像素材やデータを本体内で扱える構成です。前面にThunderbolt 5が2つ、背面にはThunderbolt 5が4つに加えて10Gb Ethernetまで備え、映像制作や3D、機械学習など“プロ中のプロ”の用途を想定した一台と言えます。

背景にある「Mac値上げ」とメモリ・SSD高騰

ここまで価格が跳ね上がる背景には、ここ最近のApple製品の値上げと、部材コストの上昇があります。Appleは2026年6月に米国・日本のApple Storeで一斉値上げを実施しており、MacやMacBookの価格が押し上げられました。

さらにその根っこにあるのが、メモリやSSDといったストレージ部材の価格高騰です。SWLでもメモリ価格の高騰をめぐる業界の事情を取り上げてきましたが、96GBメモリ+16TB SSDのような大容量構成ほど、この影響をまともに受けて価格がふくらみます。今回の200万円超という数字は、まさにその象徴と言えるでしょう。

“転売ヤーも買えない”価格帯|整備済Mac争奪戦との対比

比較的手の届く価格帯のMac miniやMac Studioの整備済製品は、出品と同時に売り切れ、フリマに“未開封の整備済品”として並ぶ——という光景が繰り返されてきました。背景には、Mac miniがAIエージェントの常時稼働マシンとして人気を集めているといった、実需の高まりもあります。

一方で今回のように200万円を超える最上位構成は、そもそも母数が少なく、転売で稼ぐには単価が高すぎます。だからこそ争奪戦の外側に置かれ、在庫として残りやすい——という構図です。ハイエンドを狙う人にとっては、むしろ整備済で(新品より安く・保証付きで)手に入れられるチャンスとも言えます。

購入時の注意点

整備済製品は数量限定で、販売状況は常に変動します。気になる場合は早めのチェックがおすすめです。また、整備済製品では刻印サービスは利用できません。保証は新品同様のAppleの1年間保証が付き、Appleの返品ポリシーが適用され、AppleCareへの加入も可能です。

Apple整備済製品ページで見る

まとめ

一瞬で売り切れるのが当たり前の整備済Macのなかで、M3 Ultra/96GB/16TBのMac Studioが2,140,800円で在庫として残っているのは、それだけ価格が突き抜けているから。Mac全体の値上げやメモリ・SSD高騰を映した“時代の一台”でもあります。転売の対象になりにくい超ハイエンドを、保証付きの整備済で狙える珍しい機会——必要とする人は、在庫があるうちに検討してみてはいかがでしょうか。

Source: Apple 認定整備済製品ストア/画像:Unsplash(イメージ)

あわせて読みたい関連記事

整備済Macの争奪戦と転売問題を掘り下げた記事。
最近のMac miniの整備済製品、転売ヤーに買い占められている? フリマに並ぶ“未開封の整備済品”から考える

今回の高価格の背景にあるApple製品の値上げ。
Appleが米国・日本Apple Storeで一斉値上げを実施|Mac mini 134,800円・MacBook Proも改定

メモリ価格高騰の業界事情はこちら。
Micron CBO、メモリ価格危機の遠因にAppleの強硬な価格交渉があったと示唆

Mac miniが実需で人気を集めている背景も。
Mac miniがAIエージェント運用マシンとして人気に|Appleシリコン担当が語る「オンデバイスAI」

 はじめての方・記事の探し方に迷った方へ
記事が多くて迷ったら、 記事の探し方ガイド から目的別に読めます。

※本記事のリンクから商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームより当サイトに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報になります。
     

関連記事