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真夏の外出で悩ましいのが「いつ出れば一番マシか」という判断です。株式会社ナビタイムジャパンは2026年7月1日から、ウォーキングアプリ『ALKOO by NAVITIME』で、1時間ごとの日陰ルートを検索して比べられる「時間帯別日陰ルート」の提供を始めています。朝のうちに目的地を入れておけば、その日の何時にどの道を歩けば日差しを避けられるかが、地図上で一覧できます。歩数計アプリの延長ではなく、外出そのものの計画を助ける方向に踏み込んだ機能です。
7時から17時まで、1時間ごと11本のルートを一括比較

この機能では、検索した当日の日照時間内、つまり7時から17時までの1時間ごと、合計11本の日陰ルートをまとめて検索します。それぞれの日陰率を地図上で並べて比較できるため、時間帯によってどれだけ差が出るのかが視覚的に分かります。
さらに、現在時刻より後のルートには天気と気温の予報も一緒に表示されます。日陰の多さだけでなく、そもそもその時間が暑いのかどうかも同じ画面で確認できるということです。
「何時に出発すれば一番涼しいか」「今日これからの外出予定に向けて、事前に涼しい時間帯やルートを調べておく」といった使い方が想定されており、出かけてから暑さに気づくのではなく、出る前に手を打つための機能だと位置づけられています。時間帯を選ぶという発想は運動でも同じで、猛暑日にランニングするなら何時からがよいかという観点でも以前取り上げました。
これまでは「今この瞬間」しか調べられなかった
ナビタイムジャパンは2023年から、なるべく日差しを避けて歩ける「日陰ルート」を提供してきました。ただし従来の機能では、現在地から現在の時刻での日陰ルートしか検索できませんでした。
そのため「午後の外出予定にあわせて事前に日陰ルートを調べたい」「なるべく涼しい時間帯にペットの散歩に行きたい」といった、予定に合わせた事前確認ができないという課題が残っていたといいます。
今回の対応で、朝の出かける前にその日の目的地を設定するだけで、刻々と変わる日陰の大きさや向きを踏まえた各時間帯のルートと日陰率を確認できるようになりました。あわせて、現在地だけでなく任意の出発地を指定したルート検索にも対応しています。自宅からではなく、会社や駅を起点に調べられるということです。
客先訪問の移動、日々の買い物、夕方のペットの散歩まで、想定されている場面は幅広く取られています。歩くこと自体の健康効果については、1日15分の速歩きが血圧・血糖・メンタルを整える理由もあわせてどうぞ。
日陰マップと日陰ルートの仕組み

土台になっているのは「日陰マップ」です。建物の形状と高さ、そして太陽高度から建物の日陰の形を計算し、地図上に表示します。季節や時間、緯度・経度を反映しているため、日陰の形はリアルタイムに変化します。
その時刻ごとの日陰の場所をもとに、目的地までの日陰の割合が多くなるルートを優先して提示するのが「日陰ルート」です。「日陰率」という数値も表示されるので、距離が短いルートなど他の候補と見比べながら選べます。
建物の高さから影を計算しているという性質上、ビルが密集した市街地ほど効果が分かりやすく、逆に見通しのよい郊外では差が出にくいことが想像できます。使う場所を選ぶ機能ではありますが、都市部の徒歩移動が多い人ほど恩恵は大きそうです。日差しそのものの強さを知りたい場合は、Apple Watchの天気アプリで見られるUV指数が判断材料になります。
無料会員でも3本までは比較できる
時間帯別日陰ルートは有料会員向けの機能です。ただし無料会員でも、現在時刻の前後1時間、合計3本のルートを比較できます。11本すべてを見られるわけではありませんが、「今すぐ出るか、1時間ずらすか」を判断する程度であれば無料の範囲でも試せる形です。
『ALKOO by NAVITIME』は、歩数計測・移動距離・消費カロリーを自動で計測してグラフで振り返れるウォーキングアプリで、2023年グッドデザイン賞を受賞しています。日陰マップ・日陰ルートは2026年の「東京都暑さ対策グッズコンテスト」で日陰づくり部門グランプリとイノベーション賞をダブル受賞しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | ALKOO by NAVITIME |
| 新機能 | 時間帯別日陰ルート |
| 提供開始 | 2026年7月1日 |
| 検索できる本数 | 7時〜17時の1時間ごと・計11本(有料会員)/現在時刻の前後1時間・計3本(無料会員) |
| あわせて表示 | 日陰率、天気・気温予報(現在時刻以降のルート) |
| 対応OS | iOS/Android |
ALKOO by NAVITIME
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サービス紹介サイト
まとめ
スマートウォッチやウェアラブルの熱中症対策は、紫外線・水分補給まで含めた夏のApple Watch活用術のように、心拍や体表温から「今あぶない」を知らせる方向に進んできました。それに対してこの機能は、そもそも暑い場所と時間を避けるという、一歩手前の対策にあたります。計測して警告するのではなく、計画して回避するという発想です。
建物の影を計算して道を選ぶという発想は、歩く人にしか意味を持ちません。車や電車では成立しない、徒歩ならではの機能だといえます。暑さが続くこの時期、手首のデバイスで体調を見ながら、出る前にルートを選んでおく。この2段構えが現実的な暑さ対策になりそうです。
Source: 株式会社ナビタイムジャパン プレスリリース(画像出典:株式会社ナビタイムジャパン)
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