watchOS 27 beta 5が開発者向けに公開|Apple Watch Ultra 3だけ対象外、Siri AIや「探す」統合は秋の正式版へ【海外ニュース】

Apple Watchの使い方、基礎知識

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watchOS 27のダイナミックアプリグリッド。Apple Watchの画面中央にSiriのアイコン、その周囲におすすめのアプリが円状に並んでいる

Appleが2026年8月10日(米国時間)、開発者向けにwatchOS 27 beta 5を配信しました。beta 4が公開されてから3週間後の更新で、秋の正式リリースに向けて開発が着実に進んでいます。

ベータ版はiPhoneの「Watch」アプリから入手でき、無料の開発者アカウントがあれば導入できます。ただし、ふだん使いのApple Watchにすぐ入れるものではない点は変わりません。今回の更新で分かったことを整理します。

Apple Watch Ultra 3だけが対象外

Apple Watch Ultraのイメージ。watchOS 27 beta 5はUltra 3のみ対象外となっている

今回のbeta 5で目を引くのが、watchOS 27に対応するApple Watchのうち、Apple Watch Ultra 3だけがベータの対象から外れていることです。

Appleは対象外の理由を説明していません。最新の上位モデルが除かれるのは珍しく、Ultra 3固有の調整が残っている可能性が考えられます。とはいえ正式版で対応しないという話ではなく、あくまで今回のベータに限った措置とみられます。

Ultra 3を使っていて、ベータを試そうと思っていた人は、次のベータを待つことになりそうです。

インストールには3つの条件がある

ベータをApple Watchに入れるには、次の状態を満たしている必要があります。

・Apple Watchを充電器に載せていること
・Wi-Fiに接続されていること
・バッテリー残量が50%以上あること

Apple Watchのソフトウェアアップデートは、iPhoneのアップデートより条件が厳しめです。「なかなか始まらない」と感じるときは、たいていこのどれかを満たしていません。正式版が配信されたときも同じ条件になるので、覚えておくと役に立ちます。

watchOS 27で何が変わるのか

watchOS 27の新しいダイナミックアプリグリッド。Siriが提案するアプリが強調される

beta 5そのものに新機能の追加は確認されていませんが、watchOS 27で予定されている変更を改めて整理しておきます。

中心にあるのはSiri AIです。従来のSiriより賢くなり、一度きりの命令ではなく会話のやり取りが続けられるようになります。一般的な知識に加えて利用者の個人データにもアクセスし、質問への回答や情報の検索に応じます。

ただし、Apple WatchでSiri AIを使うにはApple Intelligenceに対応したiPhone(iPhone 15 Pro以降)が必要です。時計側だけでは完結しません。対応機種の考え方はSeries 6〜8・SE 2・初代UltraでSiri AIが使えない理由をまとめた記事で詳しく整理しています。

インターフェースも変わります。Siriが提案するアプリを目立たせるダイナミックアプリグリッドが加わり、スマートスタックの提案もより直感的になります。駐車した車の位置、ピン留めしたメッセージ、騒音アラート、身分証や交通系カードの表示にも対応します。

Workout Buddyと「探す」も進化

運動まわりでは、Workout BuddyiPhoneが近くになくてもApple Watch単体で動作するようになります。距離・ペース・時間が少しずつ伸びていることを示す新しい指標も追加されます。iPhoneを置いて走りに出る人には、実感しやすい改善です。

「探す」まわりも整理されます。これまで分かれていた機能がひとつのアプリにまとまり、正確な場所を探す機能(Precision Finding)にも対応します。あわせて、Liquid Glassの表現が見やすく調整され、パフォーマンスの最適化によってバッテリー持ちも改善されるとされています。

変更点の全体像は、watchOS 27で変わる50のことをまとめた記事にまとめてあります。

まとめ

beta 5は、目新しい機能が加わったというより、秋の正式版に向けて仕上げの段階に入ってきたことを示す更新です。ベータは動作が不安定になることがあるため、メインで使っているApple Watchへの導入は慎重に判断してください。

秋にはApple Watch Ultra 4やSeries 12の登場も見込まれています。watchOS 27が新しいハードとどう組み合わさるのか、9月のイベントで見えてくることになりそうです。

Source: MacRumors
画像出典: Apple(WWDC26基調講演より)/Unsplash(フリー素材)

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