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スマートウォッチを買ったものの、寝るときに外してしまう。手首が疲れて休日は着けない。そんな経験がある方は少なくないと思います。機能が増えるほど本体は厚く重くなり、装着感は後回しにされがちでした。
オンザグローバル株式会社は、同社のスマートウォッチブランド「SINNIS(シンイズ)」から新モデル「Grace2」を2026年8月26日に発売しました。価格は8,980円(税込)です。
1.85インチのAMOLEDディスプレイを載せながら、本体重量16g、厚さ6.9mmを実現したとしています。
「282製品中で最軽量・最薄」の中身

同社は、国内で販売されるスマートウォッチ282製品の中で最も軽く、最も薄い製品だとしています。この数字の根拠を確認しておきます。
調査は2026年8月20日時点の自社調べで、価格.comの「スマートウォッチ・ウェアラブル端末」カテゴリのうち、タイプが「スマートウォッチ」に分類される全542製品が対象です。そのうち本体厚と本体重量の両方が公表されている282製品について、各社公表の本体厚(センサー部を除く最薄部)と本体重量(ストラップを除く)を比較したもの、と注記されています。
つまり542製品すべてではなく、数値が公表されている282製品の中での比較です。またスマートバンドは対象外です。条件を押さえたうえで受け取る必要はありますが、この価格帯で16gという数字自体は目を引きます。
もうひとつ押さえておきたいのが、16gは本体のみの重量だという点です。プレスリリースには、シリコンベルトを含めた全体重量は32gと明記されています。実際に手首に着けるときの重さはこちらになります。
1.85インチの画面を36×40mmに収めた
ボディサイズは36×40mmです。この中に1.85インチの画面を収めるため、ベゼルを抑えて本体前面に占める表示領域を約81パーセントにしたとしています。
画面を大きくすると本体も大きく重くなるのが普通ですが、Grace2は大画面と薄型軽量の両立を狙った、という説明です。
同社が示している他社製品との比較は次のとおりです。ただし社名は伏せられており、いずれも各社の公表値にもとづくもので実測値ではないと注記されています。
| 機種 | 画面 | 本体厚 | 本体重量 |
| Grace2 | 1.85インチ | 6.9mm | 16g |
| A社製品 | 1.82インチ | 9.3mm | 26g |
| B社製品 | 1.82インチ | 9.5mm | 27g |
| C社製品 | 1.75インチ | 9.9mm | 27g |
| D社製品 | 1.69インチ | 9.65mm | 33.2g |
参考までに、当サイトが8月下旬に取り上げたモデルを並べると、位置づけが見えやすくなります。REDMI Watch 6 Activeは1.85インチAMOLEDで厚さ9.9mm・26g、カシオのF-B100Wは厚さ8.8mm・26gで8,800円でした。同じ画面サイズのREDMIと比べると、Grace2は3mm薄く10g軽い計算になります。
なお、REDMI Watch 6 Activeは中国での発表で日本では販売されていないため、上記282製品の調査対象には含まれていないとみられます。
薄型軽量の弱点「通知に気づかない」に手を入れた

この記事でいちばん実用的だと感じたのが、この部分です。
薄型・軽量のスマートウォッチでは、振動が弱かったり短かったりして通知に気づかないという指摘が少なくありません。本体を薄く軽くするほど、振動デバイスやバッテリーが小さくなるためです。同社は、従来製品に寄せられた意見のなかでもこの点が特に多かったとしています。
Grace2では振動の強さと長さを改善し、軽量薄型と確実に気づける通知を両立したと説明されています。
薄型化を掲げる製品で、その副作用を自ら挙げて対処したと書いているのは珍しいことです。実際にどの程度改善されたかは実機を触らないと分かりませんが、開発の力点がどこにあったかは伝わります。
主な機能

従来モデル「Grace」から新たに加わった機能には、同社が(NEW)を付しています。
通話・通知
・Bluetooth通話(発着信履歴、電話帳、電話番号入力の3通りで発信可能)
・LINE、SNS、メールなど各種アプリの通知受信
・通知はアプリごとにオンオフを切り替え可能(本体・専用アプリのどちらからでも設定可)
健康管理
・血中酸素の24時間自動測定(NEW)
・心拍数を30分ごとに自動記録(24時間)
・睡眠の記録(深い眠り、浅い眠り、レム睡眠、目覚めの各ステージ)
・ストレス、MET(運動強度)、HRV(心拍変動)の測定(NEW)
・女性の生理周期の記録と予測
・100種類以上のスポーツモード
毎日の使い勝手
・常時表示(アナログ/デジタルの2種類から選択)(NEW)
・壁紙に好きな写真を設定でき、時刻に加えて歩数などの表示位置も自由に配置可能(NEW)
・SOS(緊急発信)機能(NEW)
・アラーム最大10個、リマインダー8種(座りすぎ、水分補給、服薬など)
・IP68防水
この価格帯でHRVとMETまで測れるのは珍しい部類です。ただし同社も注記しているとおり、本製品は医療機器ではありません。表示される数値は記録の目安であり、医学的な診断や判定を行うものではありません。体調に不安があるときは医師に相談してください。
カラーとベルト

本体カラーはローズゴールド、シルバー、ブラックの3色です。
ベルトは20mm幅の一般的な規格に対応しており、市販のベルトに付け替えられます。SINNISはもともとApple Watchバンドを多数手がけているブランドなので、ここは本業が効いている部分と言えそうです。
製品仕様
| 項目 | 内容 |
| 商品名 | SINNIS Grace2 |
| 本体重量 | 16g(ストラップを含む全体重量32g) |
| 本体サイズ | 36×40mm/厚さ6.9mm(センサー部を除く最薄部)、最大厚8.2mm |
| ディスプレイ | 1.85インチ AMOLED(表示領域 約81パーセント) |
| 防水性能 | IP68 |
| ベルト | 20mm幅/交換可能 |
| 本体カラー | ローズゴールド/シルバー/ブラック |
| 対応OS | iOS 10.0以上/Android 5.0以上 |
| 通信方式 | Bluetooth 5.4 |
| バッテリー | 235mAh(常時表示使用で2〜3日、通常使用で5〜8日) |
| 付属品 | 本体、シリコンベルト、充電ケーブル、取扱説明書 |
| 保証 | 180日(6か月品質保証) |
| 発売日 | 2026年8月26日(水) |
| 価格 | 8,980円(税込) |
| 販売店 | SINNIS公式オンラインストア、楽天市場 |
IP68は真水・常温での防水等級です。入浴、サウナ、水泳などお湯や水圧のかかる環境では使えないと明記されています。手を洗うときに外さなくてよい程度、と考えておくのが安全です。
バッテリーは常時表示を使うと2〜3日に縮みます。せっかくの常時表示対応なので、ここは使い方との相談になりそうです。
まとめ
Grace2は、8,980円という価格で1.85インチの大画面と16g・6.9mmという薄型軽量を組み合わせたモデルです。
「282製品中で最軽量・最薄」という表現は、数値が公表されている製品同士の比較であり、スマートバンドを含まないという条件付きです。それでも、この価格帯で装着感をここまで前面に出した製品は多くありません。
そして個人的に評価したいのは、薄く軽くすると通知の振動が弱くなるという弱点を、自ら挙げて対処したと説明している点です。スマートウォッチは着け続けてこそ意味があり、通知に気づかないなら着ける理由が減ります。そこに手を入れたという話は、スペック表の数字より実際の使い勝手に近いところにあります。
実機で振動の強さがどう変わったかは、機会があれば確かめてみたいところです。
Source: オンザグローバル株式会社 プレスリリース/記事内の画像はオンザグローバル提供のプレスリリース素材
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