Insta360、8K Dolby Vision対応のジンバルカメラ「Luna Pro」を9月10日発売|83,200円から、4K縦動画と120fpsスローに対応

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Insta360のジンバルカメラ Luna Pro のコスミックブラックとステラホワイトの2色と、手に持って自撮りする様子

スマートフォンで撮る動画に物足りなさを感じたとき、次の一歩として選ばれるのがジンバルカメラです。手ブレを機械的に抑えてくれるので、歩きながら撮っても映像が揺れません。

Insta360は2026年9月11日、Leicaと共同開発したLunaシリーズの最新モデル「Insta360 Luna Pro」を発表しました。1インチ8KセンサーとLeica Summicronレンズを積んだジンバル一体型カメラで、発売は9月10日。標準版は83,200円からです。

6月に発表された上位モデル「Luna Ultra」が119,800円だったのに対し、こちらは約3万6千円安い価格に収まっています。そのうえで、縦動画やスローモーションといったショート動画向けの機能はむしろ手厚くなっています。

1インチ8KセンサーとLeica Summicronレンズ

Luna Proで撮影した夜景を背景にした人物のポートレート。1インチ8Kセンサーによる低照度性能を示す作例

1インチ8KセンサーとLeica Summicronレンズの組み合わせで、夜のシーンでもディテールが残る(画像:Insta360 Japan)

Luna Proは、Leica Summicronレンズと1インチ8Kセンサーを組み合わせています。センサーが大きいほど光を多く取り込めるため、暗い場所での撮影に効いてきます。夜の街や室内など、スマートフォンでは苦しくなる場面での差が出やすい部分です。

処理を担うのはデュアルAIチップで、専用のイメージングチップと4nmのフラッグシップチップという2つを組み合わせた構成になっています。撮影した映像をカメラ内で処理できるため、あとから編集ソフトに頼る量を減らせます。

動画は8K Dolby Visionに対応し、明るい部分から暗い部分まで階調を保ったまま記録できます。編集を前提にするなら10-bit I-Logでの撮影も可能で、ACESワークフローにも対応しています。

ズームは2倍ロスレス、4倍ハイレゾ

Luna Proのズーム作例。水面の白鳥を2倍と4倍で比較した画像

2倍ロスレスズームと4倍ハイレゾズームの比較(画像:Insta360 Japan)

ズームは最大2倍までがロスレス、そこから4倍までがハイレゾズームという構成です。ロスレスの範囲であれば画質を落とさずに寄れるので、遠くの被写体でもディテールを保ったままフレーミングできます。4倍まで使う場合も、AIによる画質補正が入ります。

写真は37MPのUltraPhotoに対応。さらに4Kライブフレーム写真という機能を備えており、高解像度のライブ映像を撮りながら、美顔モードの効果やフィルターをそのまま写真に反映できます。

縦動画とスローモーションに強い

Luna Proで9対16の縦動画を4K30fpsで撮影する画面と、本体から取り外した2インチOLEDタッチスクリーンを手に持つ様子

9:16の縦動画に4K30fpsで対応。2インチOLEDタッチスクリーンは本体から取り外せる(画像:Insta360 Japan)

Luna Proの性格がいちばん出ているのがこの部分です。

4K30fpsの縦動画に対応し、6Kからのオーバーサンプリングで解像感を確保しています。SNSにそのまま上げられる形で、横で撮ってから切り出す手間がありません。スローモーションも4K120fps1080p240fpsの2段階が用意されています。

このあたりは、6月のLuna Ultraの発表資料では触れられていなかった部分です。上位モデルの下に置かれた製品でありながら、ショート動画を撮る人に向けた作りになっているのが分かります。

画面はLunaシリーズを象徴する着脱式の2インチOLEDタッチスクリーンで、Insta360は業界初としています。本体から外して最大20mのHD映像伝送でリモートモニタリングと操作ができるため、自分が被写体側に回る撮影でも画面を手元に置いたまま構図を確認できます。

3軸手ブレ補正とDeep Track 5.0

Luna Proが街を歩く2人を緑の枠で捉え続けるDeep Track 5.0のグループトラッキングの様子

Deep Track 5.0は複数人をまとめて追い続けるグループトラッキングにも対応(画像:Insta360 Japan)

3軸ジンバルによる手ブレ補正が、歩いたり走ったりしながらの撮影でも映像を安定させます。ここはジンバルカメラを選ぶいちばんの理由になる部分です。

被写体の追尾はAIを使ったDeep Track 5.0が担当します。選んだ相手を自動で追いかける自動トラッキングのほか、複数人をフレーム内に収め続けるグループトラッキング、構図を自動で整えるスマートフレーミングに対応。高速フォーカスと組み合わせて、動く相手でもピントを外しにくくなっています。

バッテリーは1,550mAhで最大4時間の撮影に対応します。PD急速充電なら約23分で実用的なところまで戻せるので、移動中に充電して撮影を再開する使い方ができます。内蔵ストレージは47GBです。

音声はInsta360 Micシリーズとのダイレクト接続に対応しており、外部マイクを足すのも手軽です。

POVヘッドトラッカーとLeicaの色

耳に装着したPOVヘッドトラッカーと、胸元にLuna Proを固定して屋外を歩く男性

耳に着けるPOVヘッドトラッカーで、視線に沿った一人称視点の映像が撮れる(画像:Insta360 Japan)

操作はスライドで録画開始、ひねるだけで撮影という直感的なものになっています。さらにPOVヘッドトラッカーを使うと、視線の動きに合わせた一人称視点の映像が撮れます。

色づくりの面ではLeicaカラープロファイルを搭載し、Leicaナチュラル、Leicaビビッド、Leicaクロームの3種類が選べます。シネマティックフィルターも複数用意されているため、撮って出しでも雰囲気のある映像になります。

編集まわりではAIを使った編集機能を搭載。内蔵タイムコードにより、Final Cut ProやAdobe Premiere Proでの複数カメラ同期もそのまま扱えます。

主な仕様

項目 内容
製品名 Insta360 Luna Pro
センサー・レンズ 1インチ8Kセンサー/Leica Summicronレンズ
処理チップ デュアルAIチップ(専用イメージングチップ+4nmフラッグシップチップ)
動画 8K Dolby Vision、4K30fps縦動画(6Kオーバーサンプリング)、4K120fps/1080p240fpsスローモーション、10-bit I-Log
写真 37MP UltraPhoto、4Kライブフレーム写真
ズーム 2倍ロスレス/4倍ハイレゾ
手ブレ補正 3軸ジンバル
被写体追尾 Deep Track 5.0(自動/グループ/スマートフレーミング)
画面 着脱式2インチOLEDタッチスクリーン、最大20mのHD映像伝送
バッテリー 1,550mAh、最大4時間。PD急速充電で約23分
ストレージ 内蔵47GB
カラー コスミックブラック、ステラホワイト
価格 標準版83,200円から
発売日 2026年9月10日

上位モデル「Luna Ultra」との違い

6月に発表されたLuna Ultraと比べると、性格の違いがはっきりします。両モデルの発表時に公表されている値で並べました。

項目 Luna Pro / Luna Ultra
価格 83,200円から / 119,800円(標準版)・159,800円(クリエイターキット)
レンズ構成 1インチ8K+Leica Summicron / 同構成に1/1.3インチの望遠を加えたデュアルレンズ
ズーム 2倍ロスレス・4倍ハイレゾ / 最大12倍(うち6倍ロスレス)
AIチップ デュアル / トリプル
ストレージ 内蔵47GB / 内蔵47GB+microSDで最大1TB
バッテリー 1,550mAh・最大4時間 / 1,550mAh・最大4時間
着脱式OLED 2インチ・最大20m伝送 / 2インチ・最大20m伝送

望遠と高倍率ズームを重視するならUltra、価格を抑えつつショート動画をしっかり撮りたいならProという分かれ方になります。ジンバルの安定性や着脱式スクリーン、Deep Track 5.0といった中核部分は共通しているので、どちらを選んでも撮影スタイルは大きく変わりません。

価格と発売情報

Luna Proは9月10日より、Insta360ストア、Amazon、および世界各地の一部販売店で販売されています。標準版は83,200円から。カラーはコスミックブラックとステラホワイトの2色です。

公式サイトで詳細を見る

なおInsta360は、Leica協賛の映像コンテスト「Insta360 Global Awards 2026」の応募を受け付けています。Insta360またはAntigravity製品で撮影したオリジナルの写真・動画で応募でき、締め切りは10月31日、受賞者の発表は11月30日の予定です。

まとめ

Luna Proは、Luna Ultraの下に置かれた製品ではありますが、単純な廉価版ではありません。望遠レンズと高倍率ズームは譲っている一方で、縦動画とスローモーションという、いまショート動画を撮る人がいちばん使う部分を厚くしています。

1インチ8Kセンサー、Leica Summicronレンズ、3軸ジンバル、着脱式スクリーン、Deep Track 5.0という中核はUltraと共通です。そのうえで価格差は約3万6千円。スマートフォンの動画から一段上げたい人にとっては、こちらのほうが現実的な選択肢になりそうです。

スマートウォッチで運動の記録を取りながら、その様子を映像にも残したいという使い方をしている人にとっては、片手で持てるサイズでここまで撮れるようになったことのほうが大きいかもしれません。

Source: Insta360 Japan株式会社 プレスリリース/画像:Insta360 Japan株式会社

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6月に発表された上位モデルの詳細はこちらにまとめています。

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