リンナイ「温水式乾太くん」9月28日発売、184,800円から|排湿管を浴室暖房と共用でき、既築マンションにも置ける可能性

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マンションの脱衣室で、洗濯機の上の棚に設置されたリンナイのガス温水衣類乾燥機「温水式乾太くん」

乾太くんが、マンションでも置けるかもしれない形になりました。

リンナイが2026年9月14日、ガス温水衣類乾燥機「温水式乾太くん」を9月28日に発売すると発表しました。希望小売価格は184,800円(税抜168,000円)からです。

いちばんの変更点は乾燥の速さではなく、置ける場所が広がったことです。排湿管を浴室暖房乾燥機と共用できるようになり、条件しだいでは既築マンションにも設置できる可能性が出てきました。

ガスの温水を温風に変えて乾かす

リンナイのガス温水衣類乾燥機「温水式乾太くん」RDO-60の本体。白いボディに丸いドラム窓と操作パネル

乾燥容量6kgのRDO-60(画像:リンナイ)

従来の乾太くんがガスを直接燃やして温風を作るのに対し、温水式はガス給湯暖房機(熱源機)で沸かした温水を、温風に変えてドラム内の衣類を乾かします。

速さは据え置きです。衣類6kgを約84分で乾かし、リンナイはこれを電気ヒートポンプ式の半分以下だとしています(同社調べ。実用衣類6kg・綿50%/化繊50%・脱水度70%での比較)。逆算すると、比較した電気式は168分以上かかっていたことになります。

厚手の衣類向けの「厚物コース」では、生乾き臭の原因菌を99.6%除去するとしています。北里環境科学センターでモラクセラ・オスロエンシスを対象に行った試験に基づく数値です。

繊維が根元から立ち上がる、ふっくらした仕上がりはガス式と同じだとしています。

排湿管を浴室暖房乾燥機と共用できる

新築マンションでの設置概念図。排湿管・温水配管・浴暖・温水式乾太くん・熱源機の位置関係を示す

排湿管を浴室暖房乾燥機と合流させられる(画像:リンナイ)

ここが今回の本題です。

衣類乾燥機を入れるには、湿気を屋外へ出す排湿管が要ります。この排湿管を新たに通すことが、集合住宅では大きな壁になっていました。

温水式乾太くんは、排湿管に亜鉛めっき鋼板製のスパイラル管など、空調設備で一般的な部材が使えます。その結果、同社製のガス温水式浴室暖房乾燥機の排湿管と合流させられるようになりました。

専用の排湿管を新設しなくて済むので施工費が下がり、所定の条件を満たせば既築マンションにも設置できる可能性があるとしています。

ただし条件には注意が必要です。リリースの注記によると、既築マンションでは合流後の排湿管径が100mmでも設置可能ですが、衣類乾燥機と浴室暖房乾燥機を同時に運転すると性能などに影響します。パイプフードは網なしタイプを使う必要もあります。

また合流できるのはガス温水式の浴室暖房乾燥機だけで、電気式・中間ダクト・脱衣室暖房タイプの浴室暖房乾燥機や、換気単能機、熱交換型換気システムとは接続できません。ここは自宅の設備を確認してからの話になります。

高気密住宅向けには、給気連動シャッター(市販品)用の出力端子も備えました。乾燥機の運転に合わせてシャッターを開閉でき、給気経路を確保しやすくなります。

2機種のちがい

ラインアップは6kgと9kgの2機種です。

項目 RDO-60 RDO-90
希望小売価格 184,800円
(税抜168,000円)
222,200円
(税抜202,000円)
乾燥容量 6kg 9kg
タイマー運転 10〜120分 10〜150分
外形寸法
高さ×幅×奥行
710×650×567mm 710×650×647mm
質量 33kg 35kg

高さと幅は同じで、変わるのは奥行の80mmと質量の2kgだけです。価格差は37,400円。設置場所の奥行に余裕があるかどうかが、実質的な分かれ目になります。

運転コースは両機種とも、標準・タイマー・Eco・厚物・デリケート・シーツ/毛布の6つです。熱源はガス温水になります。

なぜいま乾燥機なのか

リンナイは背景として、共働き世帯の増加と天候不順を挙げています。乾太くんの年間販売台数は12万台まで増えたとのことです。

洗濯物を干す時間がそのまま削れるので、家事の中でも効果が分かりやすい部類です。もっとも、乾燥のやり方は乾燥機を買うだけではありません。浴室を乾燥ルームにして洗濯物を片づけた話や、手持ちのドラム式洗濯機の設定を見直す方法もあります。18万円を出す前に、いま持っているもので改善できないかを試す価値はあります。

なおこの製品の開発自体は、2026年2月27日にすでに公表されていました。今回はその正式な発売告知にあたります。「乾太くん」は東京ガスの登録商標です。

まとめ

リンナイのガス温水衣類乾燥機「温水式乾太くん」は、2026年9月28日発売です。RDO-60が184,800円、RDO-90が222,200円(いずれも税込)。

衣類6kgを約84分で乾かし、電気ヒートポンプ式の半分以下だとしています。厚物コースでは生乾き臭の原因菌を99.6%除去します。

そして今回の本質は、排湿管を浴室暖房乾燥機と共用できるようにしたことです。専用の排湿管を新設せずに済むぶん施工費が下がり、条件を満たせば既築マンションにも入る可能性が出てきました。ただし合流できるのはガス温水式の浴室暖房乾燥機に限られ、同時運転には制限があります。導入を考えるなら、まず自宅の熱源機と浴室暖房乾燥機がどの方式かを確認するところからです。

Source: リンナイ株式会社 ニュースリリース/画像:リンナイ

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